iForexのゼロカットシステムを徹底解説!ルールや注意点も紹介!

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FXにおいて、絶対に避けるべきは損失を計上することです。

完璧な取引をおこなうことは難しく、場合によっては躊躇なく損切りしなければなりませんが、それ以外に大きな相場変動で資金を失うこともあります。

ただ、あまりに躊躇しすぎて積極的な取引ができないのは勿体なく、特にハイレバトレードでは一か八かの大勝負を仕掛ける場合も多いです。

その中で、入金した資金以上に損失を出すことは絶対に避けるべきであり、また海外FX業者でも大きな損失が発生しないようにゼロカットシステムを導入しています。

XM、Axioryのような日本人にも人気が高いiForex(アイフォレックス)では、ゼロカットシステムを採用しているのかが気になりますが、実際にゼロカットシステムを採用しているのでしょうか?

この記事では、iForex(アイフォレックス)のゼロカットシステムについて解説します。

ゼロカットとは?

国内FX業者では、金融庁が定めた法律によって、追証が発生します。

追証とは

追加保証金の略称であり、委託保証金を追加で差し入れなければならない状態のことを指します。買いまたは売りによって発生した含み損や、担保にしている通貨ペアの値下がりなどによって、委託保証金率が下がることにより発生します。

つまり、追証が発生することですぐに追加資金が必要になるということを意味しています。

一方で、海外FX業者には追証という仕組みがありません

これを聞くと、トレーダー側にとってとても有利な条件で損失なく取引できるように感じますが、追証の代わりにゼロカットシステムが採用されています。

ゼロカットシステムとは、為替相場の急激な変動によってロスカットが間に合わず、損失が発生する場合に、海外FX業者が損失分を負担するシステムです。

ロスカットとは

損失の拡大を防ぐ制度であり、ロスカットが設定されていないと証拠金を全額失うだけでなく、追加で資金を払う必要が生じます。ロスカットが発生することで、決済で損失は確定しますが、原則として最低限の資金は担保されます。ただ、相場があまりにも急激な変動がみられる場合に、預けた保証金以上の損失が発生する可能性があります。

ゼロカットシステムによって、借金のリスクを負わずにハイレバトレードしたいう方におすすめのシステムです。

国内FX業者では、ゼロカットシステムを導入していないため、海外FX業者ならではの特典といえます。

なぜ海外FX業者だけがゼロカットシステムという大盤振る舞いの仕組みを採用しているかといえば、国内FXと比較してスプレッド幅が広いためです。

スプレッドとは

直訳すると「広がり」という意味となり、売値と買値の価格差を指します。売値と買値の2つの為替レートがありますが、売値と買値との差が実質的な取引コストとなっています。為替手数料とも呼ばれており、FX会社の多くは取引手数料が無料である反面、スプレッドが実質的な取引コストとなります。

海外FX業者としては、取引量が少ないとスプレッド収益も減ることになり、トレードを増やす必要があります。

よって、ゼロカットシステムを積極的にアピールして、多くのトレーダーを募集しているのです。

iForex(アイフォレックス)はゼロカットシステムを採用している?

iForex(アイフォレックス)では、他の海外FX業者と同じくゼロカットシステムを採用しています

iForex(アイフォレックス)の場合、1つの口座種類しかありませんが、スプレッド幅が狭く設定されているのが特徴です。

スプレッド幅が狭いということは、その分サービスにかける余力がないように思えますが、問題なくゼロカットシステムに対応しています。

基本的に、ゼロカットの執行について特別な申請や手続きは不要で、ゼロカットの執行に追加入金も要求されません。

ゼロカットにおけるペナルティ

iForex(アイフォレックス)で、仮にゼロカットがおこなわれたとしてもペナルティの発生はなく、執行に特別な条件も存在しません

ゼロカット手数料が発生したり、トレード条件の制限や適用回数の制限も一切ないのが特徴であり、攻めたトレードが可能です。

国内FXではまず考えられない仕組みですが、ゼロカットシステムに甘えて損失ばかり発生させていては成長できないため、あくまでも最終手段として考えるべきです。

ゼロカットシステムは違法?

ゼロカットシステムは、日本の金融庁の規制によってブローカーの損失補てんを禁止していることから、日本においてはグレーなルールです。

少なくとも、日本のFX業者では金融庁の規制に準拠してゼロカットはせず追証しています。

一方で、海外FX業者であるであるiForex(アイフォレックス)の場合、金融庁の規制を受けていないため、ゼロカットシステムの採用や最大レバレッジ400倍のハイレバレッジトレードが可能となっています。

ゼロカットシステムのメリット

iForex(アイフォレックス)のゼロカットシステムを利用するメリットとしては、少ない資金でハイリスクなトレードが可能となる点があります。

また、マイナス残高になったとしても、追証による借金を請求されない点も魅力的です。

ゼロカットによって、数百万円の損失が発生したとしても、マイナスになることはないため、トレーダーの心理的負担を減らすことが可能です。

ただし、利用規約においてツールを使用しているかを問わず、スキャルピングなどの行為が禁止されており、名義が異なる複数の口座であっても両建てが禁止となっている点には注意してください。

以上を踏まえたうえで、ゼロカットのメリットに関して詳しく解説します。

・追証を受けるリスクが少ない

・高いレバレッジで取引できる

1つずつ見ていきましょう。

追証を受けるリスクが少ない

iForex(アイフォレックス)でのゼロカットシステムのメリットとして、追証を受けるリスクが少ない点があげられます。

相場の大暴落などによりiForexに経営危機が発生した場合など、絶対に追証がないとは言い切れないものの、ゼロカットシステムが採用されている限り追証リスクは低いのが現状です。

追証リスクの低減に伴って、トレードにおいては安心感が芽生え、ポジション保有中の不安が払拭されます。

結果的に追証リスクを感じたなかでのトレードに比べて、含み損を抱えた際でも強気でのポジションホールドが可能となるでしょう。

追証リスクが少ないことで、追証を受ける国内FXではとうてい実践できない粘り強いトレードにつながります。

高いレバレッジで取引できる

ゼロカットシステムが採用されていると、口座資金のマイナス分を気にすることのない高いレバレッジでの取引が可能となります。

高いレバレッジでの取引では、ちょっとした値動きによって発生する損益の変動幅が大きい状態であり、急落によりロスカットが間に合わなかった時の損失は計り知れません。

仮に高いレバレッジでの取引時にゼロカットシステムが採用されていないと、ロスカットを超えた分の損失がすべて自分に降りかかってきます。

しかし、ゼロカットシステムがある限り、いくら高めのレバレッジで取引したとしても、口座資金マイナス分はiForexがすべて負担してくれます。

ゼロカットシステムは、国内FXよりも高めのレバレッジで取引する海外FXでは必要なシステムといえるでしょう。

ゼロカットシステムのデメリット

iForex(アイフォレックス)のゼロカットシステムのメリットを紹介しました。

損失を低減してくれるゼロカットシステムですが、トレードのやり方次第ではデメリットとなる場合があります。

そこで、ゼロカットシステムのデメリットを以下の順に紹介していきます。

・ペナルティのリスクがある

・ゼロカットありきでトレードの質が落ちる

1つずつ見ていきましょう。

ペナルティのリスクがある

ゼロカットシステムは、あまりにも頻繁に発動させているとペナルティのリスクが高くなります。

iForex(アイフォレックス)では、ゼロカットを意図的に利用した取引が禁止されています。

とくに、経済指標発表時の価格が急に動くタイミングや両建てを使用した状態でのロスカットなどはそれぞれの取引が禁止事項に定められています。

ゼロカットの発動が多いと、偶発的に禁止されている取引に絡む場合もあります。

そうなると、ゼロカットが発動されないばかりか、たとえ意図的ではなかったとしても意図的にゼロカットを狙った取引と判断されペナルティの対象となりかねません。

iForexの取引ではゼロカットを狙った取引と誤認されないように、ゼロカットの発動を頻発させないようにしておきましょう。

ゼロカットありきでトレードの質が落ちる

トレード経験が浅い時期にゼロカットシステムありきでのトレードを続けていると、トレードの質が低下してしまう可能性があるため注意が必要です。

ゼロカットシステムは突発的な相場の価格変動時の負債を軽減する救済システムです。

口座資金がマイナスにならないからといって本来のトレードシナリオを逸脱し、ゼロカットの発動まで耐え続けるトレードを繰り返す状況には、再現性があるとはいえません。

ゼロカットはあくまでもイレギュラーな事態からトレーダーを守る救済措置として位置づけ、なるべく発動させないようにしましょう。

ゼロカットを避けるための方法

ゼロカットシステムを発動させると追証を受けないとはいえ、実質的な口座資金はなくなります。

また、デメリットでもあったように、ペナルティのリスクやトレードの質が落ちるといった事態にもつながります。

そうならないためには、ゼロカットを発動させないことが大切です。

そこで本項では、ゼロカットを避けるための方法を、次の順に紹介します。

・適正なロット管理をおこなう

・証拠金維持率に余裕をもたせる

・逆指値を徹底する

1つずつ見ていきましょう。

適正なロット管理をおこなう

はじめに紹介するゼロカットを避けるための方法は、適正なロット管理です。

トレードをおこなうにあたって適正なロット管理がおこなわれていれば、多少の価格変動が発生しても大きな含み損を抱える事態には陥りません。

逆に、口座の資金残高に対してロットを張り過ぎていると、ちょっとした価格変動で含み損が膨らんでしまい、ゼロカットが発動される可能性が高くなるでしょう。

適正なロット管理は、ゼロカットを発動させないための有効な手段といえます。

証拠金維持率に余裕をもたせる

ポジション保有時の証拠金維持率に余裕をもたせておくと、ゼロカットの発動リスクをさけられます。

iForexのロスカット水準は、証拠金維持率0%と海外FX業者のなかでも低い傾向にあります。

しかし、ロスカット水準が低いからといって、エントリー時の証拠金維持率を下げてしまうと、あっという間にロスカット水準に到達しゼロカットが発動してしまいます。

トレードスタイルによってエントリー時に目安となる証拠金維持率は異なるものの、少なくても証拠金維持率は500%以上の余裕をもたせておくとゼロカットの発動リスクを下げる効果が得られるでしょう。

逆指値を徹底する

ゼロカットを避けるために最も有効で確実な方法は、逆指値の徹底です。

言うなれば、逆指値が徹底されている限りロスカット執行前にポジションが決済されるため、ゼロカットが発動する事態には陥りません。

エントリー時は必ず逆指値を設定しておくと同時に、エントリー後も設定した逆指値を変更しないようにしましょう。

逆指値を動かしてしまうと、その場は助かったとしても直ぐに逆指値を動かすようになり、いずれにせよゼロカットが発動される状況につながります。

また、ゼロカットに限らず逆指値を徹底しておけば損失も最小限に抑えられるため、健全で再現性のあるトレードをおこなえるようになります。

iForex(アイフォレックス)のゼロカットシステムが発動するタイミング・ルール

通常、ロスカットシステムは証拠金維持率が一定値を下回った場合にロスカットされるルールを採用しています。

ここでは、iForex(アイフォレックス)のゼロカットシステムが発動するタイミングやルールを紹介します。

ゼロカットシステムが発動するタイミング

通常、ゼロカットされる前にロスカットされ、さらにマージンコールと呼ばれる証拠金維持率が低くなることによる追加の証拠金を入金する通知が届くのが一般的です。

ただ、iForex(アイフォレックス)ではロスカット水準が証拠金維持率0%に設定されています

また、マージンコールについても証拠金維持率0.25%以下となっており、実質的にマージンコールとロスカット、さらにゼロカットが三位一体になっている状況です。

もし証拠金維持率が0%になった時点で、ロスカットが入ることになりますが、大きな相場変動が発生した場合には追い付かずマイナスになることも多いです。

その場合、ゼロカットシステムによってマイナス分が補填され、資金がゼロにリセットされます。

ゼロカットシステムのルール

証拠金維持率が0%になった時点でゼロカットが発動されますが、ポジション保有している場合はゼロカットが施行されることはありません

ゼロカット施行するためには、全てのポジションを決済する必要があります。

また、後述する取引における禁止事項に該当する場合、ゼロカットシステムが適用されません。

iForex(アイフォレックス)のゼロカットシステムが発動しないケースとは?

iForex(アイフォレックス)では、ゼロカットシステムが必ずしも発動するわけではありません

iForex(アイフォレックス)の規約では、以下のような記載があります。

12.6. 当社が算出する口座の有効保有額(発行済みの追加証拠金を含む)がゼロになると、当社はすべてのお客様のポジションを当社の提供する価格で自動的に決済します。お客様の口座の有効保有額が決してゼロ未満にならないことが当社の方針です。価格のギャップにより、ポジションが決済された価格のために有効保有額がゼロ未満となった場合、当社はお客様から差額を受け取る権利を放棄するものとします(追証なし保証)。

引用元:iForex(アイフォレックス)

iFOREXの追証なしポリシーはお客様の損失がお客様の口座に投資された資金に限定されることを保証します。このポリシーではお客様はiFOREXでの取引に際して取引による損失で借方残高に直面することはなく、お客様の損失の可能性は、お客様の口座に入金された資金、および増額した資金がある場合は増額分に限定されます。

このポリシーの実行のために、iFOREXはお客様の口座の証拠金レベルがゼロ(例:「約定金額カバー率」=ゼロ)になった時点でリアルタイムですべてのポジションを自動で決済する、自動モニターツールを開発しました。iFOREXはその時点でiFOREXの提供する価格で、すべてのポジションを自動的に決済します。証拠金レベルゼロとiFOREXがその時点で提供する価格ですべてのポジションをシステムが決済した際のゼロ未満の実際の証拠金レベルの差異により、お客様の残高が証拠金レベルゼロ以下になった場合、iFOREXはこの違いを負担します。

引用元:iForex(アイフォレックス)

規約上に明記されていませんが、以下で許可されていない取引をおこなっている場合、ゼロカットが発動しません。

許可されない取引行為
iFOREXは公正な取引をサポートし、遅延価格での取引や価格操作、時間操作など不正な取引や、違法または不当な優位性を得るために利用されるその他の行為などの行為を容認しません。このような行為の例を以下に示します。(ここに記載されるものがすべてではありません)

スキャルピングはわずかな価格の動きで大きな利益を出そうと試みる取引戦略です。この戦略を実行するトレーダーは、小さな価格変動は大きなものに比べて捉えやすいという考えに基づき、1日に10から数百に及ぶ取引を行います。

オートメーション(例えばEAS)またはアルゴリズミック取引は、注文の時間、価格、量などの変数を事前にプログラムされた取引指示を実行するアルゴリズムで取引注文を入力するために電子プラットフォームを使用することであり、多くの場合人間の介入なしに「ロボット」が注文を起動します。

API取引はアプリケーション·プログラミング·インタフェースで、他のプログラムと相互作用するソフトウェアプログラムを使用したすべての取引のことです。APIはトレーダーと市場の間の仲介者として機能し、必要に応じて注文を中継し、情報を検索します。

「複数口座」は、iFOREXから複数の口座関連のメリットを不当に享受する目的で、一人のお客様が2つ以上の口座を設定する状況を指します。

引用元:iForex(アイフォレックス)

上記内容について、より詳しくゼロカットされないケースをまとめると、以下があります。

・システム上のエラー

・スキャルピング取引している場合

・EAなどによる自動売買

・複数口座による取引

・両建てトレード

各項目について、詳しく解説します。

1.システム上のエラー

iForex(アイフォレックス)では、安定したサーバーを導入しており、約定率もとても高い特徴があります。

ただ、完璧なサーバーであっても、サイバー攻撃を受けてしまうと障害が発生する可能性は否定できません。

また、システムトラブルが発生する可能性も捨てきれず、もしエラー発生しているとうまくゼロカットが発動しない場合があります

2.スキャルピング取引

スキャルピング取引とは、超短時間で取引を繰り返す手法となります。

場合によっては数秒で売りと買いを繰り返し、細かく利益を重ねていくのが特徴です。

海外FX業者側からすれば、頻繁に取引がおこなわれるとその分だけサーバーに負担がかかるために、明確にスキャルピングを禁止しているケースが多いです。

iForex(アイフォレックス)でも、1日に10から数百に及ぶ取引を禁止されているため、注意が必要となります。

3.EAなどによる自動売買

自分で取引する場合、24時間常にチャートを監視して、取引するタイミングをうかがう必要があります。

ただ、これは肉体的にも精神的にも辛いものであり、まず不可能です。

そこで、機械的にある一定のルールのもと自動売買したくなります。

海外FXでは、EAを用いて自動売買することが可能です。

EAとは

Expert Adviserの略称であり、自動売買プログラムのことです。通常、裁量取引で相場を見ながら手動で買い注文したり売り注文などをするのが一般的ですが、EAを用いることでPCの前にいなくても自動取引が可能です。

自動売買については業者によって対応が分かれていますが、iForex(アイフォレックス)に関しては禁止事項となっており、仮におこなっているとゼロカットされない可能性が高いです。

4.複数口座による取引

iForex(アイフォレックス)では、他の海外FX業者と異なり口座種類は1つしかありません。

また、1ユーザーに対して1つの口座しか作成できず、複数口座を保有することが禁止されています。

もし、身元を偽って複数口座を開設して取引していても、すぐにバレてゼロカットが適用されない可能性が高いです。

5.両建てトレード

iForex(アイフォレックス)では、他の業者の口座との間で両建てトレードすることを禁止しています。

業者が違うのでバレないと思われがちですが、必ずバレるので注意してください。

iForexのゼロカット以外のメリット

iForex(アイフォレックス)のゼロカットシステムの発動タイミングやルール、発動しないケースなどを紹介しました。

海外FX業者としてゼロカットの採用は大きなメリットですが、iForexには取引するうえでゼロカット以外にも数多くのメリットがあります。

そこで、iForexのゼロカット以外のメリットを、以下の順に紹介します。

・経営実績が長い

・レバレッジ制限を受けない

・取引できる取引銘柄が多い

・スワップポイントが優遇されている

・取引コストが低い

・豪華なボーナスを開催している

・日本向けサポートが整っている

1つずつ見ていきましょう。

経営実績が長い

iForex(アイフォレックス)のゼロカット以外のメリットに、経営実績の長さがあげられます。

1996年の設立からの約26年に及ぶ経営実績は、海外FX業者のなかでも長い実績を誇ります。

その間にたびたび発生した経済危機などにより多くの海外FX業者が経営破綻したなか、iForexは破綻することなく着実に経営実績を積み上げています。

他社よりも圧倒的に長い経営実績から、iForexの信頼性の高さがうかがえるでしょう。

レバレッジ制限を受けない

iForex(アイフォレックス)では、有効証拠金残高によるレバレッジ制限を受けません。

たいていの海外FX業者の場合、有効証拠金残高によってレバレッジ制限を受ける傾向が多い状況にあります。

しかし、iForexの取引で使用できるレバレッジは常に一定のため、有効証拠金残高によるレバレッジ制限を気にする必要はないでしょう。

ただし、取引銘柄ごとに使用できる最大レバレッジが異なる点はおさえておかなければいけません。

主に通貨ペア以外の貴金属やエネルギー、株価指数などのCFD銘柄の最大レバレッジは10~100倍の間で設定されています。

iForexのレバレッジの特徴や取引銘柄ごとで使用できるレバレッジは、以下の記事で詳しく解説していますのでぜひ参考にしてみてください。

iForexのレバレッジ制限とは?レバレッジルールを他社と徹底比較

取引できる取引銘柄が多い

iForex(アイフォレックス)のメリットの1つに、取引銘柄数の多さがあげられます。

通貨ペアだけでも89銘柄もの通貨ペアが取引可能です。

海外FX業者における通貨ペアの平均的な銘柄数は約50銘柄となっているため、iForexの通貨ペアの銘柄数は平均よりも多い水準にあるといえるでしょう。

なお、iForexの通貨ペア以外の取引銘柄数は、以下のとおりです。

iForexの通貨ペア以外の取引銘柄数

【貴金属】:7銘柄

【エネルギー関連銘柄】:5銘柄

【株式】:697銘柄

【株価指数】:24銘柄

【商品】:5銘柄

【ETF】:13銘柄

【仮想通貨】:18銘柄

iForexの通貨ペア以外の取引銘柄数を見ると、取り扱える種類が豊富な状況となっています。

とくに、株式の取引銘柄数は697銘柄と多く、幅広い銘柄の取引が可能です。

スワップポイントが優遇されている

iForex(アイフォレックス)では、スワップポイントが優遇されています。

取引銘柄全体を見るとマイナススワップが多い傾向にあるものの、マイナススワップ金額は平均的な水準よりも少なくなっています。

また、トルコリラ絡みの通貨ペアではプラススワップ金額が高い傾向にあるため、取引銘柄次第ではスワップポイント狙いの長期トレードも可能となるでしょう。

iForexのスワップポイント活用法や注意点は以下の記事で詳しく解説していますので、iForexのスワップポイントを活用したい方はぜひ参考にしてみてください。

iFOREXのスワップポイント徹底解説!コツコツ稼ぐお得な方法も紹介!

取引コストが低い

iForex(アイフォレックス)のメリットには、取引コストの低さがあげられます。

取引コストとは?

1回あたりの取引で生じる取引手数料とスプレッドをあわせたコストのことをいいます。

使用できる口座タイプが1つしかないiForexでは、取引手数料が無料です。

また、スプレッドは固定制のため、メジャー通貨ペアの平均的なスプレッド幅は0.8~1.5pips程度と狭い水準にあります。

したがって、iForexにおける実質的な取引コストは、狭い水準にあるスプレッドのみしか発生しない状況です。

取引コストが低くて済むため、長期的な視点で取引回数が増えてもコストが抑えられるでしょう。

iForexの取引銘柄ごとのスプレッド水準やスプレッドの特徴に関しては、以下の記事で詳しく解説していますのでぜひ参考にしてみてください。

iForexのスプレッド一覧と比較をご紹介!

豪華なボーナスやキャンペーンを開催している

iForex(アイフォレックス)では、豪華なボーナスやキャンペーンを開催しています。

実際に開催されているボーナスやキャンペーンは、以下のとおりです。

iForexで両建てに利用できるボーナス

【125%入金ボーナス】
 初めての入金を対象に最大1,000ドルまでの入金に対して入金額の100%、1,000~2,000ドルまでの入金に大して入金額の25%が受け取れるボーナスです。
 ボーナスは現金ではなくトレーディングチケットで進呈されます。

【ペンディングボーナス】
 2回目以降の入金に対し、取引量に応じてボーナスを最大で入金額の100%まで獲得できるボーナスです。
 90日間有効なペンディングボーナスは、現金としての出金や証拠金などに使用できます。

【お友達紹介キャンペーン】
 iForexを紹介した友人の取引量や入金額により、最大500ドルが受け取れるボーナスです。
 紹介した友人側も250ドルのボーナスが受け取れます。

開催されているボーナスのなかには、取引に活用できるだけでなく現金として出金できるボーナスもあるため、使い方次第では取引をお得に進められるでしょう。

iForexのボーナスやキャンペーンの詳細及び活用方法などは、以下の記事で詳しく解説していますのでぜひ参考にしてみてください。

【2022年最新版】iForexボーナスの種類・特徴・受け取り方まとめ

日本向けサポートが整っている

最後に紹介するiForex(アイフォレックス)のメリットは、日本向けサポートが整っている点です。

利用できる日本向けサポートと対応時間は、以下のとおりです。

【iForexの日本向けサポートと対応時間】

サポート

対応時間

電話

月曜日~金曜日午後13時~21時(休日等で変更の可能性あり)

チャット

月曜日~金曜日午後13時~21時(休日等で変更の可能性あり)

メール

営業日24時間受付

上記で紹介した時間は、いずれも日本時間での表記となります。

なお、24時間受付対応がとられているメールでは、電話やチャットに比べると回答が遅れるものの、たいていは問い合わせから1日以内に回答が得られます。

全般的にiForexの日本向けサポートでは、一つ一つの問い合わせに対し日本人スタッフが懇切丁寧に対処してくれます。

海外FXでの取引に慣れていない場合や夜間の問い合わせ体制の確立を求めている場合におすすめです。

iForexのデメリット

iForex(アイフォレックス)のゼロカット以外のメリットを紹介しました。

メリットが多いiForexですが、取引をおこなううえではデメリットもあります。

そこで、iForexのデメリットを以下の順に紹介していきます。

・DD方式により透明性が低い

・取引プラットフォームが1つに限られる

・スキャルピングと自動売買(EA)が禁止されている

・両建てに厳しい

・出金に手間がかかる

1つずつ見ていきましょう。

DD方式により透明性が低い

iForex(アイフォレックス)の取引方式は、DD方式のため取引上の透明性が低い可能性があります。

DD(Dealing Desk)とは?

通常、トレーダーとインターバンク市場との間でおこなわれる取引に、FX業者が仲介として入る取引方式です。

トレーダーからの注文をFX業者が受け付けるため、受けた注文をインターバンク市場へとおさないなどの価格操作がおこなわれます。

多くの海外FX業者ではDD方式とは異なるNDD(No Dealing Desk)方式を採用しており、トレーダーからの注文は直接インターバンク市場へとおされます。

しかし、iForexでは国内FX業者と同じDD方式のため、どうしても取引上の透明性が疑われてしまいます。

とくにDD方式での取引環境では、約定しにくかったり、スリッページしやすかったりする場合があるため注意が必要です。

取引プラットフォームが1つに限られる

iForex(アイフォレックス)では取引プラットフォームが1つに限定されています。

たいていの海外FX業者では、MT4やMT5など使用できる取引プラットフォームが複数用意されています。

MT4やMT5は取引に専用のインジケータ―などを使用する場合は、インジケータ―への対応数が多く便利なため、多くのトレーダーが利用している取引プラットフォームです。

iForexで使用できる取引プラットフォームは独自開発されたFXnet Viewとなります。

FXnet Viewは使いやすいプラットフォームではあるものの、これまで他社の取引でMT4やMT5をメインで使用していた場合、インジケータ―を活用した従来の取引手法ができない可能性が高いでしょう。

スキャルピングと自動売買(EA)が禁止されている

iForex(アイフォレックス)のデメリットにスキャルピングと自動売買(EA)の禁止があげられます。

iForexでのスキャルピングは、一日に十回から数百回の取引と明確に定義されています。

したがって、短時間に取引回数が多くなってしまうスキャルピングをおこなうと、定義上の取引回数に到達する危険性が高まるでしょう。

たとえ、スキャルピングではなくても、一日の取引回数が十回を超えた場合は禁止された取引に該当するため、注意しなければいけません。

海外FXでの取引でスキャルピングや自動売買(EA)をメインに取引する場合は、iForexの取引環境はおすすめできません。

両建てに厳しい

iForex(アイフォレックス)では使用できる両建てに制限を受けます。

制限を受けない両建ては、同一口座内での両建てのみとなります。

なお、複数人の口座間での両建てや異業者間での両建て、そのほか禁止事項に絡む両建てはすべてペナルティの対象となるため、注意が必要です。

同一口座内の両建てであっても、両建て手法次第では十分に両建てを活用できます。

iForexで両建てをおこなう場合は、禁止行為に抵触しない範囲でおこないましょう。

iForexで活用できる両建て手法や両建てをおこなう際の注意点は、以下の記事で詳しく解説していますのでぜひ参考にしてみてください。

iForexは両建て禁止?両建て取引のルールや手法を紹介!

出金に手間がかかる

iForex(アイフォレックス)のデメリットに、出金に手間がかかる点があげられます。

出金に手間がかかるとされる実際の出金上の取り決めは、以下のとおりです。

iForexの出金に関する取り決め

・出金の際に出金依頼書の作成を要する

・国内銀行送金は出金に対応しない

・利益の出金への対応はbitwalletと国際銀行送金のみ

・出金の反映にいずれの出金方法でも最大5営業日を要する

iForexの出金では出金の度に出金依頼書を提出しなければいけないため、手続きに若干の時間を要します。

また、入金方法に比べて出金方法が限定されるほか、出金が反映されるまでの時間も長い傾向にあり、出金には手間がかかるといえるでしょう。

iForex(アイフォレックス)のゼロカットについてよくある質問

iForex(アイフォレックス)のゼロカットシステムにおける、よくある質問について解説します。

ゼロカットはいつ執行されますか?

ゼロカットシステムは、ロスカットとほぼ同じタイミングで執行されます。

これは、他の海外FX業者にはない独特なルールとなっています。

ゼロカットはどれくらいの時間でリセットされますか?

通常、60分程度で口座残高がリセットされる仕組みとなっています。

もし60分以上が経過してもゼロカットが施行されないケースでは、iForex(アイフォレックス)のサポートに問い合わせてください。

ゼロカット時に注意すべきポイントはありますか?

ゼロカットされ口座残高がマイナスの状態では、入金してはいけません

口座残高がリセットされてから入金してください。

ゼロカットが執行されない原因は何ですか?

ゼロカットが執行されない場合、以下の原因が考えられます。

ゼロカットが執行されない原因

・ゼロカット狙いの取引と判断された

・経済指標発表時の取引

・窓開けを狙った取引

・接続遅延やレートエラーを狙った取引

・アービトラージ

iForex(アイフォレックス)でゼロカットが執行されない場合は、いずれも上記であげたような禁止事項に該当している可能性が高いでしょう。

禁止事項に該当しないのにゼロカットシステムが適用されない場合はどのようにすればよいですか?

システムエラーなどにより適用されていない場合があるため、iForex(アイフォレックス)のサポートに問い合わせてください

取引ロットによってゼロカットされない場合はありますか?

iForex(アイフォレックス)では、取引ロットによってゼロカットされない場合はありません。

意図的にゼロカットを狙ったり、禁止事項に該当しない場合はゼロカットが執行されないことはないでしょう。

通貨ペア以外にもゼロカットは適用されますか?

通貨ペアに限らず、すべての取引銘柄でゼロカットは適用されます。

iForex(アイフォレックス)では取引銘柄ごとで、ゼロカットが制限される状況は発生しないでしょう。

まとめ

iForex(アイフォレックス)では、安心してトレードをおこなえるように、ゼロカットシステムが適用されています。

急な相場変動時にも資金がマイナスになることはなく、またゼロカットをうまく適用して攻めたトレードが可能です。

ただ、過度にゼロカットに頼るのは危険であり、あくまでもいざという時の備えという形でゼロカットを利用してください。

iForexでの取引ではゼロカットを有効に活用して、急な価格変動にも対応していきましょう。