海外FXで起こった代表的な詐欺の手口5選!安全な業者を見分けるコツを紹介!

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国内FXよりも高いレバレッジをかけられ稼ぎやすい海外FXですが、そんな海外FXに興味を持っている人も多いのではないでしょうか?

最近では、日本人に向けた機能やサポートも充実しており、使いやすさも向上し、人気が高まっています。

しかし、その一方で「海外業者にお金を預けるのは少し不安…」と思う人も少なくありません。

実際、国内FXに比べると、海外FXの方が悪質な詐欺を働く業者も多く、トラブルも発生しています。

このような詐欺の不安から、なかなか海外FXを始められない人もいるのではないでしょうか。

そんな不安を解消するために、危険な海外FX業者の情報を詳しく知るべきです。

今回はそんな人のために「海外FXで起こった代表的な詐欺の手口」と「トラブルの多い海外FX業者7選」をお伝えします。

さらには、詐欺トラブルが起きた際の対処法と安全な業者を見分けるコツも紹介します。

この記事を読めば、以下が期待できます。

・詐欺に遭うことがなくなる

・安心・安全に海外FXで取引ができるようになる

記事の後半には、安全性の高いおすすめの海外FX業者も紹介しますので、最後まで読んで参考にしてください。

海外FXで起こった代表的な詐欺の手口5選

海外FXの代表的な詐欺の手口5選

少ない資金で多くの利益を出せる海外FXですが、残念なことに詐欺の被害が報告されているのも事実です。

詐欺の被害に遭わないためには、詐欺の代表的な手口を知っておくことは非常に重要です。

代表的な詐欺の手口としては、次の5つが挙げられます。

1.正当な理由なく出金拒否をする手口

2.自動売買ツールの販売による詐欺の手口

3.架空口座や架空サイトを利用した手口

4.取引や入金代行を使った詐欺の手口

5.SNSやマッチングアプリを使った詐欺の手口

ここでは、海外FXにおける代表的な詐欺の手口の詳細を解説していきます。

1.正当な理由なく出金拒否をする手口

「預けた資金や利益分を出金しようとしたら拒否された…」

海外FX業者を利用していて出金拒否にあうこと自体は珍しくはありません。

出金拒否とは、FX業者がトレーダーの出金申請を拒否することをいいますが、トレーダー自身が海外FX業者の定めた規約に違反した場合などは出金拒否になることがあります。

これはあくまでも「トレーダー側に原因」があった場合です。

FX業者にとって、出金拒否をすること自体にメリットはありません。

むしろ、SNSなどで出金拒否されたという噂が広まってしまうというデメリットになることもあります。

規約を守り、健全に取引していれば、まず出金拒否にあうことはありません

しかし、中には規約違反などの正当な理由がないのに、意図的に出金を拒否する悪徳なケースも存在します。

不当な出金拒否を行い、トレーダーの資金を持ち逃げしてしまうわけです。

問い合わせしようとしても連絡が取れなくなり、追跡することも困難になってしまうことも想定されます。

最悪の場合、トレーダーが泣き寝入りするしかないということもあるので、注意が必要です。

このような事態を避けるためにも、口座を開設する前にはブログや口コミで不正な出金拒否がないかなどの評判を事前にしっかりと確認することが重要です。

これをしっかりと行い、自分の大切な資金を奪われないようにしてください。

2.自動売買ツールの販売による詐欺の手口

最初にプログラムを設定しておけば、あとはシステムが自動で取引をしてくれる自動売買は魅力的です。

システムトレードとも呼ばれ、細かく分析したり、画面に張り付いてトレードしたりする必要もないことから、初心者だけでなく忙しくてトレードする時間がなかなか取れない人にも人気の取引方法です。

その一方で、「放っておいても簡単に稼げる」という甘い言葉や気持ちにつけ込み、詐欺を行う業者もいます。

その1つとして挙げられるのが高額ツールを販売する手口です。

「このツールを買えば簡単に稼げる」「初心者でも大きく利益を出せる」などの甘い言葉をかけて、高額なツールを売りつけてきます。

しかし、実際に使ってみると、売買プログラムはめちゃくちゃな設定にされており、ちゃんと機能しない、稼げないということがよくあります。

それを防ぐためにも、自分でしっかりと調べて、優秀な自動売買ソフトを選択してください。

悪徳業者の甘い言葉に騙されて、高額なツールを買わないように気を付けることが重要です。

3.架空口座や架空サイトを利用した手口

海外FX業者を検索してみると、非常にたくさんの業者があります。

業者のサイトに訪問してみると、それぞれトレーダー獲得のために色々な工夫をしています。

安全性を売りにしている業者、高い利回りを売りにしている業者など本当に様々です。

「口座開設で○○円ボーナス!」などキャンペーンを実施しているところも多くあります。

しかし、気を付けてほしいポイントとしてその業者やサイトが本当に存在するものなのかを知ることが重要です。

もちろん優良なサイトは数多くありますが、詐欺を目的とした架空サイトも存在します。

手口としては、お得なキャンペーンや「必ず儲かる」などと言葉巧みに、多くのトレーダーを集め、架空口座に登録・入金をさせます。

取引や出金をしようとしたときには、サイトは完全に閉鎖して業者とも連絡がつかなくなってしまい、資金が取り返せなくなってしまうという流れです。

対策としては、業者の資金管理がどのようにされているのかをチェックしてください。

信託保全と分別管理を用いて資金管理をしている海外FX業者は安全度が高いといえます。

信託保全をしていれば、FX業者が破綻した場合でも、一部または全額の顧客資金の変化を受けることが可能です。

分別管理していれば、顧客資金が悪用されるのを避けられます。

口座開設をする際には、FX業者の資金管理方法を必ず確認してください。

4.取引や入金代行を使った詐欺の手口

FXの取引は、慣れるまでは複雑だったり、難しくて理解できなかったりすることがいくつも発生します。

その手続きが複雑だという点を巧みに使ったのが、この代行詐欺です。

検索すれば、多くのサイトで解説記事を見つけられますが、専門用語も多く、初心者にはその記事を理解することすら難しい場合もあります

取引代行詐欺では、「FX取引を代わりにおこなって、必ず儲けを出せる」と言いより、必要資金として海外FX業者の口座を開設・入金をさせ、そのまま資金をだまし取ったり、法外な手数料を請求するという手口です。

「取引が順調で、儲けがすごく出ている」と言い、追加入金を求めてきたケースもあります。

入金代行詐欺も同じような手口です。

「海外口座への入金は非常に複雑」「日本から直接、海外の口座に入金できない」などと話をし、代わりに入金をするという手口で、取引に必要な資金をだまし取ります。

手続きを行うためにクレジットカード番号と暗証番号を聞き出すケースなどもあるので注意が必要です。

資産運用を個人が代行することは違法行為になります。

資産運用の代行には、必ず資格が必要です。

代行をお願いする場合は、その相手が本当に信用できるかしっかりと確認してください。

騙されることがないように気を付けることが重要です。

5.SNSやマッチングアプリを使った詐欺の手口

最近では、SNSやマッチングアプリを通じて人と人とが出会うことも増えてきました。

それに伴い、これを悪用した詐欺行為も増加しています。

まず、SNSやアプリを使って出会い、デートやメッセージのやり取りを行い、相手に近づいていきます。

相手が好意を持ったところで、「一緒にFXしよう。」などと誘い、指定の口座に登録・入金させ、お金をだまし取るという手口です。

さらには「一緒にやっていたFXで大きな損失が出て借金が発生した」とウソを言い、借金分のお金を支払わせるという事例もあります。

相手の感情を揺さぶり、正常な判断を鈍らせたり、良心に漬け込んだりする悪質な詐欺です。

最近では「ロマンス詐欺」とも呼ばれています。

信じたい気持ちも分かりますが、出会った相手からの誘いは簡単に乗らないでください

これをしっかりと肝に銘じておき、日本人だけでなく外国人が言い寄ってくることもありますので、十分に注意が必要です。

【詐欺注意】何かとトラブルが多い海外FX業者7社

詐欺注意 何かとトラブルの多い海外業者

代表的な詐欺の手口について紹介をしました。

手口はわかったけど、実際に危険な業者とかあるの?と考えがちですが、残念ながら実在します。

特に出金拒否トラブルや詐欺の噂や報告がある業者は自分の資金を守るためにも絶対に選んではいけません。

ここでは何かとトラブルが多い危険な海外業者7社を紹介します。

ここに紹介する7社は絶対に利用しないようにしてください。

IronFX(アイアンFX)

出典:IronFX(アイアンFX)

2010年に設立したIronFXですが、出金拒否によるトラブルが非常に多く、海外のFX口コミサイト(FPA)から詐欺業者認定を受けています。

2012年には金融庁から警告も受けています。

その後、日本で金融ライセンスを取得できずに2014年に日本から撤退したのです。

撤退の際には、当時利用していたトレーダーたちに対して事前に告知はされず、ポジションが強制決済されるなど大混乱を招きました。

日本国外でもトラブルを起こしており、中国では30億円もの巨額の未払いが発生し、中国のトレーダーによる暴動にまで発展しています。

その他にも、ポーランドやハンガリーでは中央銀行から警告を受けたのです。

また、コロンビアでは金融ライセンスが登録されていない状態で活動をしたとして、営業停止処分を受けました。

これら一連の騒動により、IronFXの信頼は損なわれてしまい、現在も大きな不安を抱かせる業者です。

絶対に利用しないようにしてください。

FXopen(FXオープン)

出典:FXopen(FXオープン)

2005年に事業を開始したFXopenですが、最大のマイナスポイントは追証なしと記しておきながらも追証が発生することがあるという点です。

実際にFXopenの公式サイトには「追証なし」と明記されている一方で、実際にFXopenを利用しているトレーダーからは「追証がある!」と言った話が出ています。

実際に問い合わせをしたトレーダーがおり、「マイナスが発生した場合、次回の入金から差し引きます。」という回答をもらったそうです。

この時点で、追証なしという公式サイトの文言と異なっており、信頼することは難しいです。

さらに、FXopenの公式サイトを見ると日本語に非対応です。

トラブルがあった場合にも、それを解決するだけの英語力が必要になってしまいます。

そのためか、日本人の利用者も少なく、口コミなどの情報を得られません。

過去には、出金拒否の事例も発生しています。

この業者の利用もおすすめできません。

FXDD

出典:FXDD

2002年に設立されたFXDDですが、多くの海外FX業者同様にゼロカットシステムが採用されており、追証なしとなっています。

しかし2015年、スイス国立銀行のスイスフランの上限廃止の発表によって発生した「スイスフランショック」時に、ゼロカットが追い付かずに、顧客に対して多額の借金を負わせる事態を招いてしまいました

ゼロカットシステムを謳っていながら、このような対応を取ったFXDDに対しての信用は一気に落ちたのです。

また、このような対応が原因で金融ライセンスを失い、無登録業者となりました。

さらにFXDDの資金管理方法は分別管理のみであり、信託保全には対応していません。

つまり、FXDDが倒産することになったとしても、預けた資金には何の補償もなく、戻ってこなくなってしまうということです。

FXSuit(FXスーツ)

出典:FXSuit(FXスーツ)

2019年に事業を開始したFXSuitですが、3すくみスワップ取引してノーリスクで稼げると話題になった、比較的新しいFX業者です。

しかしこの業者にも、信頼性に欠ける点がいくつか存在します。

まず、金融ライセンスを持たない無登録業者であるということです。

この時点で、不安要素としては大きいと言えます。

そしてそれに加え、海外のFX口コミサイト(FPA)から詐欺業者の疑いを受けています。

口コミとは言え、利用者の実体験などから評価が行われているため、その信憑性は高く、このFXSuitに関してトラブルなどの危険性が高いということが言えます。

またFXSuitでも、信託保全に対応していません。

もし倒産するようなことがあったとしても、預けた資金が戻ってこないという危険性があり、注意が必要です。

また、入金後6か月は出金できなかったり、出金には30%の手数料がかかったりする点なども不信感の原因です。

IS6FX(アイエスシックスFX)

出典:IS6FX(アイエスシックスFX)

IS6FXは、2016年に事業を開始したis6comが、2020年に大幅リニューアルをしてスタートした海外FX業者です。

証拠金が2倍になるボーナスキャンペーンをはじめ、多くのキャンペーンをゲリラ的に開催していることもあり、その名をどんどんと広げてきています。

IS6FXに変更してからは肯定的な意見も非常に増えてきています。

獲得していなかった金融ライセンスもマイナーライセンス(比較的取得基準のゆるいライセンス)であるとはいえ新しく取得し、信頼性も上がってきています。

その一方で、is6com時代にあった悪評も未だに脳裏や噂として残っているのも事実です。

is6com時代にはライセンスもなく、金融庁から警告を受けていました。

また出金遅延が大きな問題となっていました。

リニューアルしてからは、出金遅延のトラブルなどは報告されていません。

資産管理については分別管理を採用しており、信託保全はありません。

万が一、倒産などが起きた際には、資金が返らない危険性があるということは頭に入れてください。

やはり、is6com時代の悪い印象が影響していると考えられます。

ForexExpress(フォレックスエクスプレス)

出典:ForexExpress(フォレックスエクスプレス)

2018年に事業を開始しているForexExpressですが、HPにある会社概要の内容も薄く、FX業者なのにもかかわらず為替レートなどの表示がありません。

その他にも、金融ライセンスの有無や資金管理体制、詳しい住所なども表記がありません。

またTritonFx(トリトンFX)という業者と同じ会社のようで、誇大広告を使い、顧客に口座の開設や入金させる勧誘行為により問題となりました。

さらには無登録業者であり、関東財務局より公表されています。

利用しているサーバーも、なぜか香港のエステ会社のものを使用してサイトを運営しています。

似たような会社が存在していたり、エステ会社のサーバーを使用していたりと不審な点があるだけでなく、公式HPには必要な情報が非常に少なく、信憑性に欠ける海外FX業者です。

Twitterでも、日本人による口コミを見つけられませんでした。

とにかく情報が少ないので、Forex Expressの利用は避けてください。

instaforex(インスタフォレックス)

出典:instaforex(インスタフォレックス)

instaforexは2007年から事業を開始しています。

これまでに出金拒否や利益没収など多くのトラブルが報告されています。

そのため、instaforexは海外FX口コミサイトのFPAから詐欺認定されており、信頼性は乏しいです。

本、カナダ、ブラジル、フランス、アメリカなど世界各国の金融機関からも警告や訴訟、ライセンスの剥奪などの処分も行われています。

instaforexでは、お得なボーナスやキャンペーンを多く宣伝しており、非常に魅力的に見えます。

しかし実際は、ボーナスなどを受け取る取引条件や制限が厳しく、出金ができず、その間にボーナスは消滅してしまうという見掛け倒しという状況です。

実態は顧客を獲得するための罠となっています。

甘いボーナスの誘惑に惑わされないように気を付けてください。

このように対応もあまりよくないことが覗えます。

さらに日本語のサポートは設けられていません。

何かトラブルがあったときには対応が悪い&日本語サポートがないというダブルパンチであり利用を控えるのが賢明です。

海外FXの詐欺は弁護士に相談した方がいい理由

海外FXの詐欺は弁護士に相談した方がいい理由

どんなに気を付けていても詐欺の被害に遭ってしまう可能性は誰にでもあります。

実際、海外FXにおける詐欺被害の報告は、後を絶ちません。

詐欺被害に遭ったらどうしたらいいのか、その答えは弁護士に相談するのが一番の方法です。

では、なぜ弁護士への相談がベストなのか理由を説明していきます。

1.解決までの糸口が見つかる可能性があるから

2.警察は返金の対処ができないから

3.返金問題は民事事件として扱われるから

 

1.解決までの糸口が見つかる可能性があるから

詐欺被害に遭ってしまったら、気持ちが動転して「どうしよう!」と焦ってしまうと思います。

大切なお金が取られてしまったのですから、焦るのは当然のことです。

そのため、どんな対処をしたらいいのか、どこに問い合わせればいいのかなどが分からなくなってしまいがちです。

FX初心者であれば、その焦りもなおさらと言えます。

そんなときには、まず弁護士に相談してください

弁護士に相談すると、「いつ・どこで・どのようなことが・なぜ起こったのか」を整理できます。

これにより問題点や解決の糸口を見出せる可能性があります。

また、情報の整理がされるだけでなく、気持ち的にも少し落ち着けるので、まずは相談してください。

2.警察は返金の対処ができないから

詐欺はもちろん犯罪であり、犯罪に巻き込まれたら警察に相談することも非常に大切なことです。

警察に相談することで解決のために全力で取り組み、犯罪者を捕まえてくれることが期待されます。

しかし、警察はあくまでも犯罪を取り締まる機関です。

お金を取った犯人は捕まえたとしても、取られたお金を取り返すところまではしてくれません。

詐欺被害者にとっては「お金が返ってくる」ことが非常に重要になります。

しかし残念ながら、その点に関しては警察は動いてくれません。

取られたお金の返金要求をしてくれるのは弁護士です。

警察への相談とともに、お金を返してもらうためにも弁護士へ相談してください。

3.返金問題は民事事件として扱われるから

「なんで警察はお金を取り返してくれないんだ!?」と考えがちですが、それは海外FX詐欺における返金要求は民事事件の領域だからです。

警察には民事不介入の原則があり、個人間の紛争には関わらないとしています。

お金のやりとりに関しては民事としての扱いのため、警察は動いてくれないのです。

もちろん、民事事件なので自分で返金要求をすることも可能です。

そこで助けてくれるのが、民事事件を解決するプロである弁護士です。

被害者に代わって、複雑な手続きや要求しているのは、本当に心強いです。

そして大切なポイントとして、以下が挙げられます。

・弁護士を選ぶ際には、海外FXに詳しい人に依頼する

・弁護士を依頼するための費用をしっかりと確保しておく

この2つは非常に大切なポイントです。

弁護士はそれぞれ専門としている分野があります。

適当に依頼するのではなく海外FX関連を得意としている弁護士に依頼してください。

また弁護士に依頼をするにはお金がかかり、相談は無料でも実際の手続きには費用は発生します。

海外FXを行う際には、弁護士費用など、このようなトラブルに対応できるように資金を備えておくことが重要です。

被害に遭わないことが一番ですが、遭ってしまった時のために、しっかりと準備してください。

海外FXの詐欺で失ったお金は返金されるの?

海外FXの詐欺で失ったお金は返金されるの?

詐欺被害者にとって一番の心配事は「お金が返ってくるのか」ではないでしょうか。

結論からお伝えすると、返金される可能性はあります。

ただし、先ほどお伝えした通り「被害者自身」での返金はかなり大変です。

理由としては、以下が挙げられます。

・相手がどこにいるのか不透明

・連絡手段が少ない

・日本語が通じない

海外FXを専門に取り扱う弁護士であれば、このような状況にも対応ができる可能性が高まります。

相談が遅くなると、詐欺業者と連絡が取れなくなるなど回収が困難になってしまうこともあります。

そのため、被害を最小限にするためにも、発覚したらなるべく早く弁護士に相談してください。

海外FXで詐欺に遭った場合、税金はどうなる?

海外FXで詐欺に遭って資金を奪われてしまったとき、税金はどうなるのでしょうか。

国税庁の公式サイトに【詐欺による損失】について表記されていました。

それによると、以下の記述があります。

詐欺による損失は、雑損控除(災害又は盗難若しくは横領によって、資産について損害を受けた場合等に受けられる所得控除)の対象にはならない。

つまり、詐欺で発生した資金の損失は、税金の控除の対象にはならないということ。

さらに、所得や収入のマイナスにも該当しないので、申告上は何もできません。

お金を取られた上に、税金などの控除も受けられないとは、まさに踏んだり蹴ったりと言えます。

弁護士に協力してもらい、取られたお金を取り返せるように準備してください。

海外FXの詐欺における被害額の返金が難しい3つの理由

海外FXで被害にあった場合、絶対に取り戻したいものです。

ただ、実際に取り戻そうとしても難易度はとても高いと言わざるを得ません。

その理由は、主に以下3つが挙げられます。

1.所在地が明らかにされていない

2.連絡手段が限定される

3.日本の公的機関の手が及ばない

それぞれの理由について、詳しく解説します。

1.所在地が明らかにされていない

海外FX業者に扮した詐欺集団の場合、世界各国に詐欺の拠点を置く場合が多いです。

これはなぜかというと、本拠地となる住所が偽装したりそもそも存在しない場所とするためです

詐欺集団としても、拠点を1つにするよりもリスクヘッジとして様々な拠点を確保し、また実在しない場所に構えているように見せかけています。

他にも、1つの住所を複数人で共有化してオフィス代を削減するために、バーチャルオフィスが法人の登記先として選定されるケースも多いです。

バーチャルオフィスは、誰でも簡単に登録でき詐欺集団に悪用されることが多く、バーチャルオフィスを隠れ蓑として詐欺の拠点を変化させます。

このように、連絡先をコロコロと変えることで、返金の要請が困難となります。

2.連絡手段が限定される

詐欺集団は、連絡手段としてSNSやマッチングアプリなどのサービスを活用して、勧誘することが多いです。

特に多く用いられるのがLINEであり、個人的なやり取りの中で詐欺被害が発生しても、連絡先が途切れることで詐欺集団の足がかりが全く掴めません。

詐欺集団との連絡手段がないと情報を入手することは困難で、弁護士や警察から詐欺集団にアプローチできなくなります

よって、詐欺被害に遭ったことに気付いた場合、相手に悟られないようにしつつも連絡手段を確保しておくことが重要です。

3.日本の公的機関の手が及ばない

海外FX業者の大半が、日本の金融ライセンスを取得していません。

日本の金融ライセンスを取得した業者で違法行為が発生すると、金融庁などの公的機関が法的措置により被害者への返金を要請できます。

ただ、日本の金融ライセンスを取得していない海外FX業者に対して、日本の公的機関からのアプローチは不可能であり紛争解決手段がありません

日本の公的機関から詐欺集団に対しての法的措置についても、同様に期待は困難な状況です。

安全な海外FX業者を見分ける3つのコツ

安全な海外FX業者を見分ける3つのコツ

詐欺の被害に遭いたい人は誰もいません。

安全な海外FX業者を見分けることが重要です。

これからお伝えする3つのポイントをチェックすれば、海外FX初心者の人でも、しっかりと安全なFX業者かどうか見分けられます。

1.金融ライセンスを取得しているか確認する

2.海外FX業者の口コミをチェックする

3.信託保全で資金管理している業者を選ぶ

一緒に確認して、詐欺被害やトラブルに遭わないようにしてください。

1.金融ライセンスを取得しているか確認する

まずは、金融ライセンスを取得しているかどうかを確認してください。

ライセンスの確認方法としては、以下があります。

1.FX業者の公式サイトのページの下部をチェックする

2.サイト内でライセンスについて書かれているページをチェックする

3.各国金融庁のHPで調べる

金融ライセンスとは、各国がオリジナルの基準で審査し発行している許可証のことです。

ライセンスを持っている業者は、その審査を通ったとして、非常に信頼できます。

また、金融ライセンスにも審査基準によって難易度があり、以下の難易度が高い金融ライセンスの方が信頼度も高いと言えます。

・ニュージーランド(FSP)

・キプロス(CySec)

・イギリス(FCA)

この中のどれかを持っている海外FX業者を選択すると安心です。

したがって、上記3つのうちいずれかの金融ライセンスを所持している海外FX業者を選択してください。

※内部リンク【A0052】海外fx ライセンス※

2.海外FX業者の口コミをチェックする

調べていくと、お得なキャンペーンなど気になる海外FX業者を見つけられます。

気になる業者を見つけたら、一度口コミを調べてみることをおすすめします

口コミは、実際の利用者の声であるため、より詳しい情報や問題点などを調べることが可能です。

例えば、本記事でも何度か出てきた正解最大級のFX口コミサイトであるForex Peace Army(FPA)には、多くの口コミが載せられており、その信憑性も高いです。

さらにFPAには詐欺業者認定(SCAM)システムがあるため、その認定を受けていれば危険な業者だと一目で分かります。

その他にも、Twitterなどでも調べることが可能です。

気になる海外FX業者が安全なのか判断する際に、ぜひ口コミは活用してください。

3.信託保全で資金管理している業者を選ぶ

大切なお金を預けるのですから、業者が資金をどのように管理しているかを確認することも大切です。

その時にポイントになるのが「信託保全」です。

信託保全とは…

FXの業者が顧客から預かった証拠金を、会社の資産とは分け、信託契約した銀行の信託口座で管理し、業者が倒産した際にも資金を返却する仕組みです。

これが力を発揮するのはFX業者が倒産などした場合です。

その場合でも、お金が信託銀行で別に管理されているため、顧客の資金の一部または全額が返還されます。

倒産しなければ関係ないと思うかもしれませんが、詐欺業者の中には意図的に倒産し、資金を持ち逃げすることもあります。

信託保全している業者であれば、その心配もありません。

信託保全を採用している業者を選ぶことは、自分のお金を守る上でも非常に重要なポイントです。

安全性の高いおすすめの海外FX業者3選

安全性の高いおすすめの海外FX業者3選

安全な海外FX業者を見分けポイントとして、以下3つが挙げられます。

・金融ライセンスなどの信頼性

・信託保全などの安全性

・口コミによる評判

これら3つの重要性について先ほど解説しました。

つまり、これら3つがそろっている業者は、安心で安全な業者であると言えます。

それでは最後に、3つの条件に合う安全性の高いおすすめの海外業者を3社紹介します。

FXジャイアンツ|口コミ評判が高く信頼度が高い

出典:FXジャイアンツ

まずおすすめしたいのが【FXジャイアンツ】です。

FXジャイアンツは、Notesco Ltd.が運営している海外FX業者です。

運営母体はイギリスにあり、金融ライセンスには先ほどお伝えした信頼性の高い「FCA」を持っています

FXジャイアンツではゼロカットシステムを採用しているため、追証が発生することがありません。

つまり、自分の持っている資金以上の損失を受けることはないので、安心です。

また日本語でのサポートにも対応しています。

公式HPは日本語で分かりやすくなっているだけでなく、メールなどの問い合わせも日本語対応しています。

気になる口コミの評価も高いです。

対応スピードの速さだけでなく、FX会社都合の出金拒否の事例がありません。

7年連続で顧客満足度1位を獲得し、利用継続率も94%以上を誇ります!

FXジャイアンツは口コミ評判がよく、顧客からの信頼度も高い海外FX業者の1つだと言えます。

AXIORY|全額信託保全加入で安心

出典:AXIORY

次に紹介するのがAXIORYです。

AXIORYは、全額信託保全に入っているため、資金管理において非常に安心な海外FX業者です。

が一のことが起きても、資金は全額返還されるため安心です。

またAXIORYでは、ECN口座に特化したcTraderの利用が可能となっています。

約定スピードが速く、リクオートもなし、操作も直感的に行えるため、取引がしやすい環境となっています。

実際、このcTraderの使いやすさやAXIORYのスペックの良さから、口コミも高評価です。

日本語によるサポートも用意されています。

AIなどのbotチャットではなく、専門のスタッフがしっかりと対応してくれるので安心できます。

出金拒否などのトラブルもほとんどなく、信頼できる業者の1つです。

資金管理や詐欺に対して不安がある人には、安全性の高いAXIORYはおすすめです!

XM TRADING|総合力の高さが魅力

出典:XM TRADING

最後に紹介するXM TRADINGは海外FX業者で人気の業者の1つです。

日本人トレーダーにおける口座開設数ではNo.1を誇り、知名度は抜群です。

入金なしで3,000円分の取引ができることから、リスクを心配せずにとりあえずやってみようと気軽にスタートできます。

口座開設ボーナスや入金ボーナスも常に開催されており、元手資金を少なく抑えながら取引を始められます。

日本語にもしっかりと対応しており、サポートだけでなく取引ツールも日本語で利用可能です。

金融ライセンスの獲得などの安全性だけでなく、取引環境がしっかりと整っており、その総合力の高さが人気です。

口コミの評価も良好。日本語サポートが充実しているのは、初心者にとっては安心です。

総合力の高さから初心者~上級者まで人気のXM TRADINGはおすすめです。

まとめ

まとめ

日本人に向けた機能やサポートの充実から、人気が高まっている一方で、詐欺被害も報告されている海外FXですが、海外FXで起こった代表的な詐欺の手口とトラブルの多い海外FX7選と合わせて、詐欺に遭った時の対処法と安全な業者を見分けるコツをお伝えしました。

記事の最後には、安全性の高いおすすめの海外FX業者を3社紹介しました。

・顧客満足度No.1 口コミ評判が高く信頼度が高い【FXジャイアンツ】

・全額信託保全加入で安心・資金管理が徹底されている【AXIORY】

・総合力の高さが魅力で初心者~上級者まで使える【XM TRADING】

この記事を参考に、自分に合った海外FX業者を探してください。

みなさんの「安心・安全で楽しい海外FX」に、この記事が役に立てば幸いです。