FXGTのゼロカットシステムを徹底解説!ルールや注意点も紹介!

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ゼロカットシステムという言葉を聞いたことがありますか?

一定条件を満たすと海外FX取引で被った損失がゼロになり、追証請求されないという仕組みで、海外FX業者特有のものです。

ここでは、FXGTではゼロカットシステムを採用しているのか、どのようなときにゼロカットシステムが発動するのか、利用する際の注意点はあるのかなどの情報を徹底解説しました。

この記事を読めば、ルールや条件に迷うことなくゼロカットシステムを上手く活用できるようになります。

ぜひ最後までお読みください。

ゼロカットとは?

ゼロカットシステムとは、損失が入金済みの証拠金の額を超えた場合でも、追証が請求されない仕組みのことです。

たとえば、5万円の証拠金を入れていたところ、為替相場の変動で10万円の損失が出たとします。

ゼロカットシステムがない国内FX業者などであれば、「10万円-5万円」の5万円を追証として請求されるところですが、ゼロカットシステムを採用している海外FX業者だと、証拠金の5万円だけが損失になることで済むのです。

海外FX業者で高いレバレッジを掛けたトレードを行う場合は、ゼロカットシステムを採用している業者を選ぶべきです。

なお、日本のFX業者では金融商品取引法という法律でゼロカットの採用が禁止されています。

(損失補塡等の禁止)

第三十九条 金融商品取引業者等は、次に掲げる行為をしてはならない。

二 有価証券売買取引等につき、自己又は第三者が当該有価証券等について生じた顧客の損失の全部若しくは一部を補塡し、又はこれらについて生じた顧客の利益に追加するため当該顧客又は第三者に財産上の利益を提供する旨を、当該顧客又はその指定した者に対し、申し込み、若しくは約束し、又は第三者に申し込ませ、若しくは約束させる行為

三 有価証券売買取引等につき、当該有価証券等について生じた顧客の損失の全部若しくは一部を補塡し、又はこれらについて生じた顧客の利益に追加するため、当該顧客又は第三者に対し、財産上の利益を提供し、又は第三者に提供させる行為

引用元:法令検索システム

レバレッジを掛けるなら、ゼロカットシステムのある海外FX業者がおすすめです。

FXGTはゼロカットシステムを採用している?

FXGTでは、ゼロカットシステムを採用しています

公式ページにゼロカットシステムについて明記されていますので、早速確認してみましょう。

ゼロカットシステム採用

FXGTはゼロカットシステムを採用しています。急激な相場変動が起きて残高がマイナスになった場合にも追証無しなので安心して取引できます。

FXGTは新しいFX業者ではありますが、このようにゼロカットシステムが採用されていることがわかりますので安心感があります。

また、「追証無し」ということも併記されているので、確実に自己資金以上の損失が出ないことがわかるので安心です。

FXGTは証拠金維持率20%と40%以下で強制ロスカットが発動する

上記の通り、口座残高がマイナスになった場合はゼロカットが発動しますが、実際にゼロカットが発動するケースはあまり多くありません。

マイナス残高が発生する前に強制ロスカット(FXGTではストップアウトと呼ぶ)が発動することがほとんどです。

強制ロスカットが間に合わないほど為替相場が乱高下すると、ゼロカットが発動するという2段構えになっています。

この仕組みを理解する際に、「証拠金維持率」という数値が必要となります。

証拠金維持率=実効証拠金÷必要証拠金×100

たとえば、証拠金が10万円、必要証拠金が100万円であれば、10 ÷ 100 ×100で証拠金維持率は10%ということになります。

ロスカットに話を戻します。

証拠金維持率が50%(ミニ口座、スタンダード+、PRO口座)、70%(CryptoMax口座、ECN口座)以下になるとマージンコール(証拠金が目減りしていると知らせること)がかかり、証拠金維持率が20%(ミニ口座、スタンダード+、PRO口座)、40%(CryptoMax口座、ECN口座)以下になると強制ロスカットがかかります。

自己資金以上の損失が出ない仕組みとなっていることには変わらず安心感はありますが、常にゼロカットが発動するわけではないので注意しましょう。

FXGTのゼロカットシステムが発動するタイミング・ルール

上記の通り、FXGTでは、残高がマイナスになったら自動的にゼロカットシステムが発動します。

この発動のタイミング・ルールについてもう少し詳しく見てみましょう。

1.保有中のポジションが解消されて初めてゼロカットが発動

2.ゼロカットは口座ごとに発動

3.ボーナス精算後にゼロカットが発動

4.ゼロカットを悪用した両建て取引はNG

順番に見ていきましょう。

1.保有中のポジションが解消されて初めてゼロカットが発動

FXGT公式の規約には以下のような注釈が付いており、ポジションを保有中はゼロカットが発動しませんので注意しましょう。

(Google翻訳)

14.12アカウント内のクライアントのエクイティがゼロを下回らないようにすることは、会社のポリシーです。エクイティがゼロを下回るような価格でポジションがクローズされた場合、当社はクライアントから残高を受け取る権利を放棄するものとします(負の残高保護)。

引用元:FXGT規約

文中だと「負の残高保護(ネガティブ・バランス・プロテクション)」と書かれているのがゼロカットのことです。

「エクイティ(実効証拠金)がゼロを下回るような価格でポジションがクローズされた場合」に、ゼロカットが発動することがわかります。

2.ゼロカットは口座ごとに発動

FXGTのゼロカットは、アカウントごとではなく口座ごとに発動します

FXGTでは5つの口座タイプから複数口座を開設できますが、これらの口座についてゼロカットは個別に判定されます。

たとえば、口座Aがマイナス残高になり、口座Bに50万円入っていたとすると、口座Bから口座Aに資金が流し込まれることはありません。

口座Aでゼロカットが発動し、口座Bの残高は守られます。

これを利用して、口座Aはハイレバレッジ用口座、口座Bはミドルリスク・ミドルリターン狙いの口座というふうに使い分けられます。

ただし、複数口座を用いた両建て取引(同じ通貨ペアについて、売りポジションと買いポジションを同時に持つこと)や、ゼロカットを使った両建て取引は禁止されていますので注意してください。

3.ボーナス精算後にゼロカットが発動

FXGTのゼロカットは、ボーナスが残っている場合、まずそのボーナスで損失が補填され、それでもマイナス残高になっている場合に発動します。

たとえば、自己資金を超える損失が10万円出たとします。

ここで、ボーナスがまだ15万円残っているとします。

そうすると、ボーナスで10万円が補填されるので、この場合、ゼロカットは発動しません。

ボーナスが15万円で、自己資金を超える損失が20万円の場合ですと、ボーナスで補填された残りの損失5万円分がゼロカットの対象になります。

ボーナスは早めに使い切っておくことをおすすめします。

4.ゼロカットを悪用した両建て取引はNG

前述でも少し触れましたが、ゼロカットを用いた両建て取引(同じ通貨ペアまたは相関性の高い通貨ペアについて、売りポジションと買いポジションを同時に持つこと)は、規約で禁止されています。

ゼロカットと両建てを同時に使うことで、「損失が出たポジションはゼロカット・利益が出たポジションは丸儲け」というやり方ができそうに見えますが、それができないということです。

FXGTの公式ページに記載があります。

(Google翻訳)

8.6クライアントは、会社がいつでも取引をキャンセルする権利を留保することに同意します。クライアントが自発的および/または非自発的に「ネガティブバランスプロテクション」および/またはボーナスインセンティブまたはプロモーションを乱用していると当社が独自の裁量で判断/疑う場合は、クライアントから送信された後に必要なバランス調整を行います。

引用元:FXGT規約

明確に「ネガティブバランスプロテクション(ゼロカットのこと)」と書いてあります。

(Google翻訳)

そのような場合、会社はクライアントの取引口座とリンクされたすべての取引口座を無効にし、収益性の高い取引を無効にし、残りの残高がある場合はクライアントに戻します。

引用元:FXGT規約

こちらに書かれているように、口座凍結・報酬凍結などの厳しいペナルティを課されますので、意図的に狙いに行くのはもちろん、誤って両建てになってしまわないように注意しましょう。

FXGTのゼロカットシステムが発動しないケースとは?

FXGTのゼロカットシステムは、ボーナス付与の一環で、FXGT側が提供している「サービス」の一種です。

そのため、100%絶対に発動するわけではなく、FXGT側が不適切と判断した場合は発動しない場合があります。

FXGTの公式ページにも記載があります。

(Google翻訳)

8.6クライアントは、会社がいつでも取引をキャンセルする権利を留保することに同意します。クライアントが自発的および/または非自発的に「ネガティブバランスプロテクション」および/またはボーナスインセンティブまたはプロモーションを乱用していると当社が独自の裁量で判断/疑う場合は、クライアントから送信された後に必要なバランス調整を行います。

引用元:FXGT規約

禁止されている行為が行われたとFXGTが独自の裁量で判断した場合(または疑われた場合)は、必要なバランス調整、つまり損失補填額を差し引いて出金されてしまうと書かれています。

さらに、念のためチャットサポートに問い合わせてみました。

1分ほどで返答があり、また日本語が普通に通じたため、非常に使いやすいチャットでした。

「両建ては可能でございます。ただ、他のMT5口座、他のアカウント間での両建ては禁止されています。」

とのことでした。

念のため、取引パターンごとに見てみましょう

1.複数口座間での両建て取引

FXGTでは1つのアカウントで8つの口座が開設できますが、複数の口座を作り、それぞれ反対のポジションを持つことは禁止されています

この場合、片方の口座がマイナス残高、もう片方の口座で利益が発生しても、ゼロカットは発動しません。

意図的でなくとも、両建て取引とならないように注意しましょう。

2.複数業者の口座を使った両建て取引

FXGTでは、複数業者の口座を使って両建て取引することが禁止されています

これは先ほど説明した両建て取引を、FXGTの複数口座ではなく、FXGTを含む複数業者に口座を開設して行うパターンです。

「複数業者にまたがっていたらバレないのでは」と考えがちですが、MT4やMT5といったプラットフォームなどを通して、ほぼ間違いなくバレると思っていたほうがいいでしょう。

3.ゼロカットを使った両建て取引

FXGTでは、同一口座内の両建てであっても、ゼロカットを使った両建て取引が禁止されています

(Google翻訳)

8.6クライアントは、会社がいつでも取引をキャンセルする権利を留保することに同意します。クライアントが自発的および/または非自発的に「ネガティブバランスプロテクション」および/またはボーナスインセンティブまたはプロモーションを乱用していると当社が独自の裁量で判断/疑う場合は、クライアントから送信された後に必要なバランス調整を行います。

引用元:FXGT規約

明確に「ネガティブバランスプロテクション(ゼロカットのこと)」の乱用を禁止しています。

ゼロカットを狙って両建てすることのないように注意しましょう。

FXGTにおける証拠金維持率の算出方法

FXGTにおける証拠金維持率を算出するためには、以下のステップで算出します。

・必要証拠金の計算

・有効証拠金の計算

・証拠金維持率の計算

必要証拠金は、トレードするために必要となる資金を指し、以下の計算式で算出可能です。

必要証拠金 = 注文時の価格 × 注文ロット数 ÷ レバレッジ

有効証拠金とは、トレードで利用できる正味の口座残高を指し、以下の計算式で算出可能です。

有効証拠金 = 証拠金 + 保有ポジションの含み損益

証拠金維持率とは、取引中のポジションの必要証拠金に対する有効証拠金の割合を指します。

算出方法は、以下の通りです。

証拠金維持率(%) = 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100

証拠金維持率は、とても重要な管理項目となるため、常に意識してトレードしましょう。

ゼロカットシステムのメリット・デメリット

ゼロカットシステムはとても便利な仕組みであり、ハイレバトレードには欠かせません。

有効利用すれば、安全に大きな利益を狙えます。

一方で、ゼロカットシステムにはデメリットも少なからず存在するのです。

ここでは、ゼロカットシステムのメリットやデメリットを紹介します。

特に、デメリットは正しく理解してゼロカットシステムを利用しましょう。

ゼロカットシステムのメリット

ゼロカットシステムのメリットとしては、主に以下のような点があります。

1.追証のリスクがない

2.ハイレバトレードで攻めてトレードできる

3.何度でも利用できる

4.他の口座に影響が出ない

    各メリットについて、詳しく解説します。

    1.追証のリスクがない

    ゼロカットシステムの最大のメリットは、やはり追証がない点が挙げられます。

    日本のFX業者のように、仮に資金がマイナスになった場合は、その部分を含めて費用負担しなくても良い点が魅力的です。

    海外FXのメリットである、ハイレバレッジでトレードできる点を最大限活かして、億り人も目指せます。

    2.ハイレバトレードで攻めてトレードできる

    ゼロカットされる安心感から、精神的にも落ち着いてトレードでき、またハイレバトレードで攻めたトレードが楽しめます

    例えば、一か八かのハイレバトレードで、もし狙ったとおりの方向で価格が推移すれば大きな利益を得られます。

    逆にもし狙っていない方向に価格が推移してもゼロカットされ、入金した資金は失われますがゼロカットによってマイナスにならないために、大損害は免れる形です。

    入金した資金がなくなるリスクはありますが、ゼロカットにより攻めたトレードができることで、大きな利益を出せるチャンスを得られる環境が整っています。

    3.何度でも利用できる

    FXGTでは、ゼロカットシステムの利用回数に対して、制限を設けていません。

    よって、何度でもゼロカットシステムを有効活用できます

    もちろん、ゼロカットされることなく安定して利益を上げるトレードを狙っていかなければなりません。

    それでも、相場が急激に変動する場合があり、リスク管理していても強制ロスカットされる可能性も十分あります。

    何度でもゼロカットシステムを利用できる点は大きなメリットと言えます。

    4.他の口座に影響が出ない

    FXGTのように、複数の取引口座を開設できる海外FX業者が大半です。

    複数の口座がある場合でも、大半の海外FX業者は単一の口座のみが対象となりゼロカットされます。

    例えば、口座Aと口座Bがあり、口座Aでマイナス資金となったとします。

    口座Bは大きな利益を生み出しており、業者で保有している資金としてみればプラスになったとしても、口座Aのみを対象としてゼロカットされるのです。

    ただし、中にはすべての口座資金を合算して考える業者もいるため、規約等をよく確認してください。

    FXGTの場合は、口座単体でゼロカットされるので安心です。

    ゼロカットシステムのデメリット

    ゼロカットシステムにおける、主なデメリットは以下の通りです。

    1.ボーナスが消失する

    2.不正トレードで資金がマイナスになった場合はゼロカットされない

    3.ゼロカットの方法が各業者で異なる

    4.業者によってはゼロカットを拒否するリスクがある

    5.ゼロカット頼みとなり取引精度が低下する

      各デメリットについて、詳しく解説します。

      1.ボーナスが消失する

      多くの海外FX業者では、入金ボーナスなどのお得なキャンペーンを展開しています。

      FXGTでも、以下のボーナスが提供されています。

      ・新規口座開設ボーナス

      ・初回100%入金ボーナス

      ・通常20%入金ボーナス

      ・緊急開催されるボーナス

      ボーナスは、そのまま出金できず、ボーナスを活用したトレードにより得られた利益が出金できる形です。

      もし、ボーナスを保有したままマイナス資金となった場合、ボーナス残高と相殺されてしまいます。

      相殺してもマイナスとなった場合、ゼロカットを実行するのです。

      もし、ボーナスを無視してゼロカットされれば、再び入金してボーナスを残したままトレードできます。

      ただし、ボーナス自体が海外FX業者が付与しているものであり、一度没収されてしまう点に注意してください。

      2.不正トレードで資金がマイナスになった場合はゼロカットされない

      重要経済指標発表時にボーナスを利用して両建てトレードすることは、各業者で厳しく制限されています。

      もし規約上で明確に「ボーナスを悪用した両建てを禁止」となっている中で、規約違反を犯してトレードするとゼロカットが適用されません

      また、以下のようなトレードも禁止されています。

      週明けの窓埋めを狙ったトレード

      アービトラージなどを狙ったトレード

      ゼロカットされずに大きな借金を負う可能性があり、またアカウント凍結の可能性もあるため絶対におこなわないようにしましょう。

      3.ゼロカットの方法が各業者で異なる

      ゼロカットシステムは、マイナスになった資金をゼロにリセットしてくれる仕組みという点は、各業者で共通しています。

      ただし、細かなルールが各業者によって微妙に異なるのです。

      例えばゼロカットされるタイミングは、毎日特定の時間に行われる場合と、トレーダー側から連絡して初めてゼロカットされる場合があります。

      また、多くの業者ではゼロカットされる前に入金してしまうと、マイナス資金分を自己負担しなければならない点に注意が必要です。

      4.業者によってはゼロカットを拒否するリスクがある

      海外FX業者の中には、ゼロカットシステムを採用しているのに、あまりに大きな市場の変動が発生した場合にゼロカットを拒否するケースがあります。

      実際に、過去にゼロカットを拒否したため、大きな批判を浴びた業者が存在します。

      FXGTでは、2022年現在ゼロカット拒否による大きなトラブルは発生していません。

      ゼロカットを拒否するような業者は、大抵マイナーな金融ライセンスしか取得していないため、金融ライセンスの種類で信頼性を判断すると良いでしょう。

      5.ゼロカット頼みとなり取引精度が低下する

      ゼロカットシステムのデメリットに、取引精度の低下があげられます。

      FXGTの取引では、ゼロカットシステムが採用されているため、ロスカットが執行されても口座資金がマイナスにはなりません。

      そのため、一時的に含み損が増えるシーンでも、精神的にポジションを保有しやすくなるため、必要以上に含み損に耐える状況につながります。

      本来の想定していたシナリオ以上の含み損に耐えるようなルールを逸脱したトレードを繰り返していると、取引の精度が低下するでしょう。

      トレードをおこなう際はゼロカットがあるからといって、必要以上に想定外の含み損に耐え続けるなどの行為は控えておく必要があります。

      ゼロカットを避けるための方法

      ゼロカットシステム発動のタイミングやルール、メリット、デメリットなどを紹介しました。

      相場の急変動時における口座下振れリスクから守ってくれるゼロカットシステムですが、口座資金がなくなる事実に変わりはありません。

      海外FXでトレードをおこなううえでは、ゼロカットシステムはあくまでもイレギュラーな価格変動時における救済システムとして位置づけておきましょう。

      そこで、ゼロカットを避けるための方法を以下の順に紹介します。

      ・ロット管理を適正におこなう

      ・証拠金維持率に余裕をもたせる

      ・逆指値を徹底する

      1つずつみていきましょう。

      ロット管理を適正におこなう

      はじめに紹介するゼロカットシステムを避けるための方法に適正なロット管理があげられます。

      トレードに使用するロットを証拠金残高に対して適正に選ぶと、ちょっとした価格変動ではロスカットが執行されなくなります。

      一方、証拠金残高に対して使用するロットが大きくなると、少しの価格変動による損失が大きくなるため、ゼロカットシステムの発動リスクが高くなるでしょう。

      FXGTでのトレードではゼロカットシステムの発動を避けるため、証拠金残高に見合った適正なロット管理をおこなう必要があります。

      証拠金維持率に余裕をもたせる

      FXGTでトレードをおこなう際にゼロカットシステムを避けるためには、証拠金維持率に余裕をもたせる必要があります。

      FXGTで設定されているロスカット水準は、MINI口座とSTANDARD+口座、PRO口座が証拠金維持率20%で、CRYPTO MAX口座とECN口座が40%です。

      保有しているポジションの証拠金維持率が低すぎる場合、すぐにロスカット水準に到達し、ゼロカットシステムが発動してしまうでしょう。

      どのようなトレードスタイルにせよ、保有中のポジションにおける証拠金維持率はロスカット水準から遠い水準でエントリーするようにします。

      目安として証拠金維持率が500%以上であれば、そう簡単にゼロカットシステムの発動にはつながりません。

      逆指値を徹底する

      最後に紹介するFXGTでゼロカットシステムを避けるための方法は逆指値の徹底です。

      逆指値を徹底している限りロスカット到達前に決済されることで、ゼロカットシステムが発動する状況には陥らないでしょう。

      しかし、ひとたび事前に決めていた逆指値を変更すると常習化し、最終的にロスカット執行までポジションを引きずる事態にもつながります。

      逆指値はゼロカットシステムを発動させない以前に、トレードで収益をあげていくために必要な防衛策のため、日頃から徹底しておく必要があります。

      FXGTのゼロカット以外のメリット

      FXGTのゼロカットシステムのルールやメリット、デメリットなどを紹介しました。

      高いレバレッジ環境でも負債を抱えない点が魅力のゼロカットシステムですが、FXGTにはほかにも取引するうえで数多くのメリットがあります。

      そこで本項では、FXGTのレバレッジ以外のメリットを以下の順に紹介します。

      ・5種類の口座タイプが選べる

      ・高いレバレッジで取引できる

      ・取引銘柄数が多い

      ・銘柄によってはスワップフリーとなる

      ・豪華ボーナスやキャンペーンが開催されている

      ・入金方法が充実している

      ・日本向けサポートの対応時間が長い

      1つずつ見ていきましょう。

      5種類の口座タイプが選べる

      FXGTのゼロカット以外のメリットに5種類の口座タイプが選べる点があげられます。

      実際に使用できる口座タイプは、ミニ口座スタンダード+口座PRO口座CRYPTO MAX口座ECN口座となります。

      各口座タイプにおける簡単な特徴は、以下のとおりです。

      【FXGTの各口座タイプの簡単な特徴】

      口座タイプ

      最大レバレッジ

      ロット単位

      最大取引量

      最大ポジション

      ミニ口座

      1,000倍

      1万通貨

      200ロット

      150ポジション

      スタンダード+口座

      1,000倍

      10万通貨

      100ロット

      100ポジション

      PRO口座

      1,000倍

      10万通貨

      200ロット

      200ポジション

      CRYPTO MAX口座

      500倍

      1万通貨

      50ロット

      100ポジション

      ECN口座

      1,000倍

      10万通貨

      200ロット

      200ポジション

      取引上の異なる5種類もの口座タイプが選べることで、自分のトレードスタイルにより適した口座タイプを活用できるでしょう。

      FXGTの各口座タイプの特徴や口座開設方法は、以下記事で詳しく開設していますのでぜひ参考にしてみてください。

      FXGT(エフエックスジーティー)の口座開設方法とは?口座タイプも紹介

      高いレバレッジで取引できる

      FXGTのメリットに、高いレバレッジで取引できる点があげられます。

      FXGTで使用できるレバレッジは1,000倍で、海外FX業者のなかでも高いレバレッジ環境に位置します。

      また、単にレバレッジが高いばかりでなく、レバレッジ制限に関して独自のダイナミックレバレッジシステムが採用されています。

      ダイナミックレバレッジシステムは、ポジション保有量に応じて最大レバレッジが変化するシステムです。

      仮想通貨での取引では、ほかの海外FX業者では使用できないレバレッジ1,000倍での取引が可能なため、仮想通貨を高いレバレッジで取引したい方におすすめです。

      FXGTのレバレッジの特徴や取引銘柄ごとのレバレッジ制限は、以下の記事で詳しく解説していますのでぜひ参考にしてみてください。

      FXGTのレバレッジ制限とは?レバレッジルールを他社と徹底比較

      取引銘柄数が多い

      FXGTでは取引銘柄数が多い傾向にあります。

      取り扱われている通貨ペアの取引銘柄数は53銘柄と、海外FX業者のなかでは平均的な水準になるものの、CFD銘柄の種類や取引銘柄数は多い状況です。

      以下にFXGTで取り扱われている各取引銘柄数を紹介します。

      FXGTで取引可能な取引銘柄数

      【貴金属】:2銘柄

      【エネルギー】:3銘柄

      【株式】:50銘柄

      【株価指数】:13銘柄

      【仮想通貨】:41銘柄

      【シンセティック】:9銘柄

      【NFT】:5銘柄

      【DiFiトークン】:9銘柄

      【GTi12】:1銘柄

      FXGTでは、シンセティックDiFiトークンなど多くの海外FX業者では取り扱われていない銘柄の取引が可能です。

      一般的な取引銘柄以外で取引をおこないたい場合でも十分に取引を楽しめます。

      ただし、口座タイプによって使用できる取引銘柄が異なるため、取引する際には事前に口座タイプを確認しておきましょう。

      銘柄によってはスワップフリーとなる

      FXGTでは、取引銘柄によってはスワップフリーとなります。

      スワップフリーが対象となる銘柄は、主に仮想通貨や貴金属、株価指数などのCFD銘柄に多い状況です。

      なかでも仮想通貨の取引では、すべてがスワップフリーの対象となるでしょう。

      ただし、仮想通貨取引専用のCRYPTO MAX口座ではスワップフリーの対象となる取引銘がないため注意が必要です。

      一方で、全体的にスワップフリーの対象銘柄が最も多い口座タイプはPRO口座です。

      CFD銘柄を長期で保有する場合は、スワップフリーの対象銘柄を積極的に活用していきましょう。

      豪華ボーナスやキャンペーンが開催されている

      FXGTでは、常時、豪華ボーナスやキャンペーンが開催されています。

      実際に開催されている豪華ボーナスやキャンペーンは以下のとおりです。

      FXGTで開催されている豪華ボーナスやキャンペーン

      【新規口座開設ボーナス】
      FXGTでの新規口座開設と本人確認をおこなうことで15,000円が受け取れるボーナスです。
      対象となる口座タイプはSTANDARD+口座、MINI口座、CRYPTO MAX口座で、証拠金としてのボーナスを活用できます。

      【100%Welcomeボーナス】
      最大10万円を限度額として入金額の100%が受け取れる(10万円までの入金で獲得可能)ボーナスです。
      STANDARD+口座、MINI口座、CRYPTO MAX口座が対象となっており、NT5への資金移動によりボーナスが付与されます。

      【Loyaltyボーナス】
      STANDARD+口座、MINI口座を対象としたボーナスで、最大120万円を上限に入金額の25%が受け取れるボーナスです。
      受け取ったボーナスは証拠金としての活用が可能です。

      【50%Loyaltyボーナス】
      Crypto Max口座のみを対象にした入金ボーナスで、最大120万円を限度額に入金額の50%が受け取れるボーナスです。
      受け取ったボーナスは証拠金としての活用が可能です。

      数多くのボーナスが開催されているFXGTですが、過去にも多くのボーナスやキャンペーンが開催されていました。

      したがって、今後も頻繁に開催される可能性が高い状況です。

      豪華ボーナスを逃さないためいも、定期的にFXGTの公式サイトをチェックしておきましょう。

      FXGTで開催されている最新の豪華ボーナスやキャンペーンを取引に活用したい方は、以下の記事で徹底解説していますのでぜひ参考にしてみてください。

      【2022年最新版】FXGTボーナスの種類・特徴・受け取り方まとめ

      入金方法が充実している

      FXGTのメリットに入金方法が充実している点があげられます。

      利用できる入金方法には、銀行送金(電子決済)銀行振込クレジットカード仮想通貨bitwalletSTICPAYがあります。

      各入金方法の簡単な特徴は、以下のとおりです。

      【FXGTの各入金方法の簡単な特徴】

      入金方法

      入金手数料

      最低入金額

      反映時間

      銀行送金(電子決済)

      無料

      10,000円

      ~4時間

      銀行振込

      無料

      10,000円

      3~5営業日

      クレジットカード

      無料

      5,000円

      即時

      仮想通貨

      無料

      通貨ごとに設定

      ~30分

      bitwallet

      無料

      1,000円

      即時

      STICPAY

      無料

      5,000円

      即時

      FXGTの入金方法は利用できる入金方法が多いばかりでなく、入金の手続きが反映されるまでの時間が短い傾向にあります。

      入金手数料が無料少額からの入金にも対応しているため、とっさの一時的な入金にもスピーディーに対応できるでしょう。

      FXGTの各入金手段の特徴や入金方法に関しては、以下の記事で詳しく解説していますのでぜひ参考にしてみてください。

      FXGTの入金手段・方法を徹底解説!手数料や反映時間も紹介

      日本向けサポートの対応時間が長い

      FXGTでは、日本向けサポートの対応時間が長い傾向にあります。

      利用可能な日本向けサポートにはメールチャットLINEの3つが用意されており、各日本向けサポートの対応時間は、次のとおりです。

      FXGTの日本向けサポートの対応時間

      【メール】:24時間365日対応

      【チャット】:土日平日午前9時~午後23時(日本時間)

      【LINE】:24時間365日対応

      問い合わせまでのレスポンスが早いチャットでは、土日平日問わず日本時間の午後23時まで対応可能となっているため、日中に問い合わせができない方でも安心して利用できるでしょう。

      仮想通貨での取引は土日も取引できる状況から、日本向けサポートが土日に利用できる点は大いに魅力的です。

      FXGTで取引するデメリット

      FXGTのゼロカット以外のメリットを紹介しました。

      ゼロカット以外にも数多くのメリットがあるFXGTの取引環境ですが、取引するうえでは不要なトラブルを避けるためにもデメリットをチェックしておかなければなりません。

      そこで本項では、FXGTで取引するデメリットを以下の順に紹介します。

      ・取引プラットフォームがMT5に限られる

      ・取引コストが高い

      ・ストップレベルが広い

      ・両建てに厳しい

      1つずつ見ていきましょう。

      取引プラットフォームがMT5に限られる

      FXGTで取引するデメリットに、取引プラットフォームがMT5に限定される点があげられます。

      一般的な海外FX業者ではMT5以外にもMT4やcTrader、独自ツールなど使用できる取引プラットフォームが選べるケースが多くあります。

      しかし、FXGTでは選択できる取引プラットフォームがMT5しかありません。

      MT4では導入に対応しているインジケーターや自動売買(EA)がMT5では同じように導入できない可能性があるため、利用する際は注意が必要です。

      FXGTでの取引を検討するうえでは、事前に自身のトレード手法がMT5環境下に適合できるかのチェックをおこなっておきましょう。

      取引コストが高い

      FXGTでは取引コストが高い傾向にあります。

      取引コストとは?

      1回あたりの取引で発生するスプレッドと取引手数料をあわせたコストを総称したものをいいます。

      FXGTの取引手数料は、ECN口座で1ロットあたり片道5ドル(往復10ドル)となるものの、ほかの口座タイプではすべて無料です。

      しかし、スプレッド幅は広めで、STANDARD+口座とMINI口座におけるメジャー通貨ペアの平均スプレッド幅は、1.5~2.4pips程度となります。

      少しでも狭いスプレッド幅で取引したい場合は、メジャー通貨ペアの平均スプレッド幅が1.0~2.1pips程度となるPRO口座の利用がおすすめです。

      FXGTのスプレッド水準の他社との比較結果や取引銘柄ごとのスプレッド一覧を知りたい方は、以下の記事で紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。

      FXGTのスプレッド一覧と比較をご紹介!

      ストップレベルが広い

      FXGTで取引するデメリットに、ストップレベルが広い点があげられます。

      ストップレベルが広い原因は約定力が低いためです。

      FXGTを利用しているトレーダーのなかには、注文価格で約定しない、スリッページが多いなど約定力の低さを裏付ける評判が多い傾向にあります。

      したがって、約定力の低さがスリッページの広さに波及していると考えられるでしょう。

      実際に設定されているFXGTのメジャー通貨ペアにおけるストップレベルは、16~30ポイントです。

      ストップレベルはFX業者によって0ポイントの場合もあり、一般的な海外FX業者でも10ポイント前後となるため、FXGTのストップレベルは広い水準にあるといえます。

      両建てに厳しい

      FXGTの取引をおこなううえでは、両建てに多くの制限を受けるため注意が必要です。

      取引上の制限を受けない両建ては同一口座内での両建てのみとなります。

      複数口座を使用した両建てや複数人でおこなう両建て、業者間を跨いだ両建てはいずれも禁止事項に該当します。

      無理におこなうとペナルティの対象となり、利益の出金拒否や口座凍結などの措置を受けるでしょう。

      FXGTで両建てをおこなう際は、禁止行為に抵触しない範囲で取り入れなければいけません。

      FXGTの取引で禁止事項へ抵触しないで活用できる両建て手法や両建ての注意点などは、以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

      FXGTは両建て禁止?両建て取引のルールや手法を紹介!

      FXGTのゼロカットについてよくある質問

      ここからは、FXGTのゼロカットについてよくある質問について、一問一答形式で解説していきます。

      ・ゼロカットに回数制限はありますか?

      ・他の口座から引かれてしまいますか?

      ・マイナス残高の状態で入金しても大丈夫ですか?

      ・ゼロカットされるとボーナスはどうなりますか?

      ゼロカットは最大レバレッジの使用でも発動しますか?

      ・取引銘柄によってゼロカットが発動しないことはありますか?

      ・最大ロットを使用してもゼロカットは発動しますか?

      ・ゼロカットが発動されないときの対処法を教えてください

      ・マイナス残高の口座に入金したらどうなりますか?

      これを読めば、FXGTのゼロカットに関する疑問はほぼ解消できるでしょう。

      ゼロカットに回数制限はありますか?

      FXGTの規約にこのような記載があります。

      14.12アカウント内のクライアントのエクイティがゼロを下回らないようにすることは、会社のポリシーです。(後略)

      引用元:FXGT規約

      ゼロカットは会社のポリシーですとのことです。

      また、ゼロカットの回数に関する規定は規約にないので、ゼロカットに回数制限はないと分かります。

      他の口座から引かれてしまいますか?

      FXGTのゼロカットは、アカウントごとではなく口座ごとに行われます。

      したがって、口座Aがマイナス残高、口座Bはプラス残高となっている場合も、口座Aに対してゼロカットが発動します。

      他の口座から引かれてしまうことはありません。

      マイナス残高のままで入金しても大丈夫ですか?

      口座残高がマイナスのまま入金しても、まずゼロカットが適用され、その後に入金が反映されるため、ゼロカットに影響しません。

      したがって、わざわざ口座残高を確認して、ゼロカットを待つといったことは必要ありません。

      自分のタイミングで入金できます。

      ゼロカットされるとボーナスはどうなりますか?

      口座にボーナスが残った状態でゼロカットが発動すると、まずボーナスから補填され、まだマイナスがある場合はFXGTが補填してくれるという仕組みです。

      そのため、ボーナスはなるべく早く使い切ることをおすすめします。

      ゼロカットは最大レバレッジの使用でも発動しますか?

      FXGTでは最大レバレッジを使用した場合でもゼロカットは発動します。

      ただし、FXGTで禁止されている取引に該当すると最大レバレッジの使用に関係なくゼロカットは発動されません。

      具体的には、ゼロカットを悪用した取引や禁止された両建てをおこなっている場合が対象となります。

      取引銘柄によってゼロカットが発動しないことはありますか?

      FXGTの取引において、使用した取引銘柄でゼロカットが発動されないケースはありません。

      いずれの取引銘柄で取引した場合でもゼロカットは発動されるでしょう。

      最大ロットを使用してもゼロカットは発動しますか?

      最大ロットを使用してもゼロカットは発動します。

      ゼロカットの発動条件では、ロット数をはじめ資金量に左右されることはないでしょう。

      ゼロカットが発動されないときの対処法を教えてください

      FXGTでゼロカットが発動されなかったときは、ロスカットされたトレードが禁止事項に抵触していないかを確認します。

      もしも、禁止事項に該当していなかった場合、システムエラーの可能性があります。

      したがって、ゼロカット発動のきっかけを与えるために資金移動をおこなうと、マイナス分が解消されたうえで入金額が反映されるでしょう。

      マイナス口座への入金が不安な場合は、入金額を少額にとどめておきます。

      入金しても口座資金のマイナスが解消されないときは、FXGTのサポートデスクへ問い合わせをおこない、システムエラーの解消を依頼します。

      マイナス残高の口座に入金したらどうなりますか?

      FXGTでロスカットされたあとのマイナス残高の口座に入金したとしても、マイナス分に充当されることはありません。

      口座残高のマイナス状態で入金すると、ゼロカットによりマイナス分が解消されたあとに入金額が反映されます。

      ロスカット執行後の入金は、焦っておこなわずになるべくゼロカットが発動してあとにおこなうとよいでしょう。

      まとめ

      ここまで、FXGTのゼロカットについて説明してきました。

      FXGTのゼロカットには、いくつかのルールがあります。

      ここで、FXGTのゼロカットについてまとめておきます。

      ・ゼロカットとは、損失が入金済みの証拠金を超えた場合に補填される仕組みで、FXGTなど海外FX業者だけのもの

      ・FXGTでゼロカットが発動されるには、「保有中のポジションが解消された後」、「口座ごと」、「ボーナス精算後」などいくつかのルールがある。

      ・ゼロカットシステムを使った両建て取引は規約で禁止されており、発覚した場合は重いペナルティがある

      FXGTのゼロカットのルールをしっかり押さえて、違反することのないよう注意しながら上手に活用していきましょう。

      ゼロカットシステムという言葉を聞いたことがありますか?

      一定条件を満たすと海外FX取引で被った損失がゼロになり、追証請求されないという仕組みで、海外FX業者特有のものです。

      ここでは、FXGTではゼロカットシステムを採用しているのか、どのようなときにゼロカットシステムが発動するのか、利用する際の注意点はあるのかなどの情報を徹底解説しました。

      この記事を読めば、ルールや条件に迷うことなくゼロカットシステムを上手く活用できるようになります。

      ぜひ最後までお読みください。

      ゼロカットとは?

      ゼロカットシステムとは、損失が入金済みの証拠金の額を超えた場合でも、追証が請求されない仕組みのことです。

      たとえば、5万円の証拠金を入れていたところ、為替相場の変動で10万円の損失が出たとします。

      ゼロカットシステムがない国内FX業者などであれば、「10万円-5万円」の5万円を追証として請求されるところですが、ゼロカットシステムを採用している海外FX業者だと、証拠金の5万円だけが損失になることで済むのです。

      海外FX業者で高いレバレッジを掛けたトレードを行う場合は、ゼロカットシステムを採用している業者を選ぶべきです。

      なお、日本のFX業者では金融商品取引法という法律でゼロカットの採用が禁止されています。

      (損失補塡等の禁止)

      第三十九条 金融商品取引業者等は、次に掲げる行為をしてはならない。

      二 有価証券売買取引等につき、自己又は第三者が当該有価証券等について生じた顧客の損失の全部若しくは一部を補塡し、又はこれらについて生じた顧客の利益に追加するため当該顧客又は第三者に財産上の利益を提供する旨を、当該顧客又はその指定した者に対し、申し込み、若しくは約束し、又は第三者に申し込ませ、若しくは約束させる行為

      三 有価証券売買取引等につき、当該有価証券等について生じた顧客の損失の全部若しくは一部を補塡し、又はこれらについて生じた顧客の利益に追加するため、当該顧客又は第三者に対し、財産上の利益を提供し、又は第三者に提供させる行為

      引用元:法令検索システム

      レバレッジを掛けるなら、ゼロカットシステムのある海外FX業者がおすすめです。

      FXGTはゼロカットシステムを採用している?

      FXGTでは、ゼロカットシステムを採用しています

      公式ページにゼロカットシステムについて明記されていますので、早速確認してみましょう。

      ゼロカットシステム採用

      FXGTはゼロカットシステムを採用しています。急激な相場変動が起きて残高がマイナスになった場合にも追証無しなので安心して取引できます。

      FXGTは新しいFX業者ではありますが、このようにゼロカットシステムが採用されていることがわかりますので安心感があります。

      また、「追証無し」ということも併記されているので、確実に自己資金以上の損失が出ないことがわかるので安心です。

      FXGTは証拠金維持率20%と40%以下で強制ロスカットが発動する

      上記の通り、口座残高がマイナスになった場合はゼロカットが発動しますが、実際にゼロカットが発動するケースはあまり多くありません。

      マイナス残高が発生する前に強制ロスカット(FXGTではストップアウトと呼ぶ)が発動することがほとんどです。

      強制ロスカットが間に合わないほど為替相場が乱高下すると、ゼロカットが発動するという2段構えになっています。

      この仕組みを理解する際に、「証拠金維持率」という数値が必要となります。

      証拠金維持率=実効証拠金÷必要証拠金×100

      たとえば、証拠金が10万円、必要証拠金が100万円であれば、10 ÷ 100 ×100で証拠金維持率は10%ということになります。

      ロスカットに話を戻します。

      証拠金維持率が50%(ミニ口座、スタンダード+、PRO口座)、70%(CryptoMax口座、ECN口座)以下になるとマージンコール(証拠金が目減りしていると知らせること)がかかり、証拠金維持率が20%(ミニ口座、スタンダード+、PRO口座)、40%(CryptoMax口座、ECN口座)以下になると強制ロスカットがかかります。

      自己資金以上の損失が出ない仕組みとなっていることには変わらず安心感はありますが、常にゼロカットが発動するわけではないので注意しましょう。

      FXGTのゼロカットシステムが発動するタイミング・ルール

      上記の通り、FXGTでは、残高がマイナスになったら自動的にゼロカットシステムが発動します。

      この発動のタイミング・ルールについてもう少し詳しく見てみましょう。

      1.保有中のポジションが解消されて初めてゼロカットが発動

      2.ゼロカットは口座ごとに発動

      3.ボーナス精算後にゼロカットが発動

      4.ゼロカットを悪用した両建て取引はNG

      順番に見ていきましょう。

      1.保有中のポジションが解消されて初めてゼロカットが発動

      FXGT公式の規約には以下のような注釈が付いており、ポジションを保有中はゼロカットが発動しませんので注意しましょう。

      (Google翻訳)

      14.12アカウント内のクライアントのエクイティがゼロを下回らないようにすることは、会社のポリシーです。エクイティがゼロを下回るような価格でポジションがクローズされた場合、当社はクライアントから残高を受け取る権利を放棄するものとします(負の残高保護)。

      引用元:FXGT規約

      文中だと「負の残高保護(ネガティブ・バランス・プロテクション)」と書かれているのがゼロカットのことです。

      「エクイティ(実効証拠金)がゼロを下回るような価格でポジションがクローズされた場合」に、ゼロカットが発動することがわかります。

      2.ゼロカットは口座ごとに発動

      FXGTのゼロカットは、アカウントごとではなく口座ごとに発動します

      FXGTでは5つの口座タイプから複数口座を開設できますが、これらの口座についてゼロカットは個別に判定されます。

      たとえば、口座Aがマイナス残高になり、口座Bに50万円入っていたとすると、口座Bから口座Aに資金が流し込まれることはありません。

      口座Aでゼロカットが発動し、口座Bの残高は守られます。

      これを利用して、口座Aはハイレバレッジ用口座、口座Bはミドルリスク・ミドルリターン狙いの口座というふうに使い分けられます。

      ただし、複数口座を用いた両建て取引(同じ通貨ペアについて、売りポジションと買いポジションを同時に持つこと)や、ゼロカットを使った両建て取引は禁止されていますので注意してください。

      3.ボーナス精算後にゼロカットが発動

      FXGTのゼロカットは、ボーナスが残っている場合、まずそのボーナスで損失が補填され、それでもマイナス残高になっている場合に発動します。

      たとえば、自己資金を超える損失が10万円出たとします。

      ここで、ボーナスがまだ15万円残っているとします。

      そうすると、ボーナスで10万円が補填されるので、この場合、ゼロカットは発動しません。

      ボーナスが15万円で、自己資金を超える損失が20万円の場合ですと、ボーナスで補填された残りの損失5万円分がゼロカットの対象になります。

      ボーナスは早めに使い切っておくことをおすすめします。

      4.ゼロカットを悪用した両建て取引はNG

      前述でも少し触れましたが、ゼロカットを用いた両建て取引(同じ通貨ペアまたは相関性の高い通貨ペアについて、売りポジションと買いポジションを同時に持つこと)は、規約で禁止されています。

      ゼロカットと両建てを同時に使うことで、「損失が出たポジションはゼロカット・利益が出たポジションは丸儲け」というやり方ができそうに見えますが、それができないということです。

      FXGTの公式ページに記載があります。

      (Google翻訳)

      8.6クライアントは、会社がいつでも取引をキャンセルする権利を留保することに同意します。クライアントが自発的および/または非自発的に「ネガティブバランスプロテクション」および/またはボーナスインセンティブまたはプロモーションを乱用していると当社が独自の裁量で判断/疑う場合は、クライアントから送信された後に必要なバランス調整を行います。

      引用元:FXGT規約

      明確に「ネガティブバランスプロテクション(ゼロカットのこと)」と書いてあります。

      (Google翻訳)

      そのような場合、会社はクライアントの取引口座とリンクされたすべての取引口座を無効にし、収益性の高い取引を無効にし、残りの残高がある場合はクライアントに戻します。

      引用元:FXGT規約

      こちらに書かれているように、口座凍結・報酬凍結などの厳しいペナルティを課されますので、意図的に狙いに行くのはもちろん、誤って両建てになってしまわないように注意しましょう。

      FXGTのゼロカットシステムが発動しないケースとは?

      FXGTのゼロカットシステムは、ボーナス付与の一環で、FXGT側が提供している「サービス」の一種です。

      そのため、100%絶対に発動するわけではなく、FXGT側が不適切と判断した場合は発動しない場合があります。

      FXGTの公式ページにも記載があります。

      (Google翻訳)

      8.6クライアントは、会社がいつでも取引をキャンセルする権利を留保することに同意します。クライアントが自発的および/または非自発的に「ネガティブバランスプロテクション」および/またはボーナスインセンティブまたはプロモーションを乱用していると当社が独自の裁量で判断/疑う場合は、クライアントから送信された後に必要なバランス調整を行います。

      引用元:FXGT規約

      禁止されている行為が行われたとFXGTが独自の裁量で判断した場合(または疑われた場合)は、必要なバランス調整、つまり損失補填額を差し引いて出金されてしまうと書かれています。

      さらに、念のためチャットサポートに問い合わせてみました。

      1分ほどで返答があり、また日本語が普通に通じたため、非常に使いやすいチャットでした。

      「両建ては可能でございます。ただ、他のMT5口座、他のアカウント間での両建ては禁止されています。」

      とのことでした。

      念のため、取引パターンごとに見てみましょう

      1.複数口座間での両建て取引

      FXGTでは1つのアカウントで8つの口座が開設できますが、複数の口座を作り、それぞれ反対のポジションを持つことは禁止されています

      この場合、片方の口座がマイナス残高、もう片方の口座で利益が発生しても、ゼロカットは発動しません。

      意図的でなくとも、両建て取引とならないように注意しましょう。

      2.複数業者の口座を使った両建て取引

      FXGTでは、複数業者の口座を使って両建て取引することが禁止されています

      これは先ほど説明した両建て取引を、FXGTの複数口座ではなく、FXGTを含む複数業者に口座を開設して行うパターンです。

      「複数業者にまたがっていたらバレないのでは」と考えがちですが、MT4やMT5といったプラットフォームなどを通して、ほぼ間違いなくバレると思っていたほうがいいでしょう。

      3.ゼロカットを使った両建て取引

      FXGTでは、同一口座内の両建てであっても、ゼロカットを使った両建て取引が禁止されています

      (Google翻訳)

      8.6クライアントは、会社がいつでも取引をキャンセルする権利を留保することに同意します。クライアントが自発的および/または非自発的に「ネガティブバランスプロテクション」および/またはボーナスインセンティブまたはプロモーションを乱用していると当社が独自の裁量で判断/疑う場合は、クライアントから送信された後に必要なバランス調整を行います。

      引用元:FXGT規約

      明確に「ネガティブバランスプロテクション(ゼロカットのこと)」の乱用を禁止しています。

      ゼロカットを狙って両建てすることのないように注意しましょう。

      FXGTにおける証拠金維持率の算出方法

      FXGTにおける証拠金維持率を算出するためには、以下のステップで算出します。

      ・必要証拠金の計算

      ・有効証拠金の計算

      ・証拠金維持率の計算

      必要証拠金は、トレードするために必要となる資金を指し、以下の計算式で算出可能です。

      必要証拠金 = 注文時の価格 × 注文ロット数 ÷ レバレッジ

      有効証拠金とは、トレードで利用できる正味の口座残高を指し、以下の計算式で算出可能です。

      有効証拠金 = 証拠金 + 保有ポジションの含み損益

      証拠金維持率とは、取引中のポジションの必要証拠金に対する有効証拠金の割合を指します。

      算出方法は、以下の通りです。

      証拠金維持率(%) = 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100

      証拠金維持率は、とても重要な管理項目となるため、常に意識してトレードしましょう。

      ゼロカットシステムのメリット・デメリット

      ゼロカットシステムはとても便利な仕組みであり、ハイレバトレードには欠かせません。

      有効利用すれば、安全に大きな利益を狙えます。

      一方で、ゼロカットシステムにはデメリットも少なからず存在するのです。

      ここでは、ゼロカットシステムのメリットやデメリットを紹介します。

      特に、デメリットは正しく理解してゼロカットシステムを利用しましょう。

      ゼロカットシステムのメリット

      ゼロカットシステムのメリットとしては、主に以下のような点があります。

      1.追証のリスクがない

      2.ハイレバトレードで攻めてトレードできる

      3.何度でも利用できる

      4.他の口座に影響が出ない

        各メリットについて、詳しく解説します。

        1.追証のリスクがない

        ゼロカットシステムの最大のメリットは、やはり追証がない点が挙げられます。

        日本のFX業者のように、仮に資金がマイナスになった場合は、その部分を含めて費用負担しなくても良い点が魅力的です。

        海外FXのメリットである、ハイレバレッジでトレードできる点を最大限活かして、億り人も目指せます。

        2.ハイレバトレードで攻めてトレードできる

        ゼロカットされる安心感から、精神的にも落ち着いてトレードでき、またハイレバトレードで攻めたトレードが楽しめます

        例えば、一か八かのハイレバトレードで、もし狙ったとおりの方向で価格が推移すれば大きな利益を得られます。

        逆にもし狙っていない方向に価格が推移してもゼロカットされ、入金した資金は失われますがゼロカットによってマイナスにならないために、大損害は免れる形です。

        入金した資金がなくなるリスクはありますが、ゼロカットにより攻めたトレードができることで、大きな利益を出せるチャンスを得られる環境が整っています。

        3.何度でも利用できる

        FXGTでは、ゼロカットシステムの利用回数に対して、制限を設けていません。

        よって、何度でもゼロカットシステムを有効活用できます

        もちろん、ゼロカットされることなく安定して利益を上げるトレードを狙っていかなければなりません。

        それでも、相場が急激に変動する場合があり、リスク管理していても強制ロスカットされる可能性も十分あります。

        何度でもゼロカットシステムを利用できる点は大きなメリットと言えます。

        4.他の口座に影響が出ない

        FXGTのように、複数の取引口座を開設できる海外FX業者が大半です。

        複数の口座がある場合でも、大半の海外FX業者は単一の口座のみが対象となりゼロカットされます。

        例えば、口座Aと口座Bがあり、口座Aでマイナス資金となったとします。

        口座Bは大きな利益を生み出しており、業者で保有している資金としてみればプラスになったとしても、口座Aのみを対象としてゼロカットされるのです。

        ただし、中にはすべての口座資金を合算して考える業者もいるため、規約等をよく確認してください。

        FXGTの場合は、口座単体でゼロカットされるので安心です。

        ゼロカットシステムのデメリット

        ゼロカットシステムにおける、主なデメリットは以下の通りです。

        1.ボーナスが消失する

        2.不正トレードで資金がマイナスになった場合はゼロカットされない

        3.ゼロカットの方法が各業者で異なる

        4.業者によってはゼロカットを拒否するリスクがある

        5.ゼロカット頼みとなり取引精度が低下する

          各デメリットについて、詳しく解説します。

          1.ボーナスが消失する

          多くの海外FX業者では、入金ボーナスなどのお得なキャンペーンを展開しています。

          FXGTでも、以下のボーナスが提供されています。

          ・新規口座開設ボーナス

          ・初回100%入金ボーナス

          ・通常20%入金ボーナス

          ・緊急開催されるボーナス

          ボーナスは、そのまま出金できず、ボーナスを活用したトレードにより得られた利益が出金できる形です。

          もし、ボーナスを保有したままマイナス資金となった場合、ボーナス残高と相殺されてしまいます。

          相殺してもマイナスとなった場合、ゼロカットを実行するのです。

          もし、ボーナスを無視してゼロカットされれば、再び入金してボーナスを残したままトレードできます。

          ただし、ボーナス自体が海外FX業者が付与しているものであり、一度没収されてしまう点に注意してください。

          2.不正トレードで資金がマイナスになった場合はゼロカットされない

          重要経済指標発表時にボーナスを利用して両建てトレードすることは、各業者で厳しく制限されています。

          もし規約上で明確に「ボーナスを悪用した両建てを禁止」となっている中で、規約違反を犯してトレードするとゼロカットが適用されません

          また、以下のようなトレードも禁止されています。

          週明けの窓埋めを狙ったトレード

          アービトラージなどを狙ったトレード

          ゼロカットされずに大きな借金を負う可能性があり、またアカウント凍結の可能性もあるため絶対におこなわないようにしましょう。

          3.ゼロカットの方法が各業者で異なる

          ゼロカットシステムは、マイナスになった資金をゼロにリセットしてくれる仕組みという点は、各業者で共通しています。

          ただし、細かなルールが各業者によって微妙に異なるのです。

          例えばゼロカットされるタイミングは、毎日特定の時間に行われる場合と、トレーダー側から連絡して初めてゼロカットされる場合があります。

          また、多くの業者ではゼロカットされる前に入金してしまうと、マイナス資金分を自己負担しなければならない点に注意が必要です。

          4.業者によってはゼロカットを拒否するリスクがある

          海外FX業者の中には、ゼロカットシステムを採用しているのに、あまりに大きな市場の変動が発生した場合にゼロカットを拒否するケースがあります。

          実際に、過去にゼロカットを拒否したため、大きな批判を浴びた業者が存在します。

          FXGTでは、2022年現在ゼロカット拒否による大きなトラブルは発生していません。

          ゼロカットを拒否するような業者は、大抵マイナーな金融ライセンスしか取得していないため、金融ライセンスの種類で信頼性を判断すると良いでしょう。

          5.ゼロカット頼みとなり取引精度が低下する

          ゼロカットシステムのデメリットに、取引精度の低下があげられます。

          FXGTの取引では、ゼロカットシステムが採用されているため、ロスカットが執行されても口座資金がマイナスにはなりません。

          そのため、一時的に含み損が増えるシーンでも、精神的にポジションを保有しやすくなるため、必要以上に含み損に耐える状況につながります。

          本来の想定していたシナリオ以上の含み損に耐えるようなルールを逸脱したトレードを繰り返していると、取引の精度が低下するでしょう。

          トレードをおこなう際はゼロカットがあるからといって、必要以上に想定外の含み損に耐え続けるなどの行為は控えておく必要があります。

          ゼロカットを避けるための方法

          ゼロカットシステム発動のタイミングやルール、メリット、デメリットなどを紹介しました。

          相場の急変動時における口座下振れリスクから守ってくれるゼロカットシステムですが、口座資金がなくなる事実に変わりはありません。

          海外FXでトレードをおこなううえでは、ゼロカットシステムはあくまでもイレギュラーな価格変動時における救済システムとして位置づけておきましょう。

          そこで、ゼロカットを避けるための方法を以下の順に紹介します。

          ・ロット管理を適正におこなう

          ・証拠金維持率に余裕をもたせる

          ・逆指値を徹底する

          1つずつみていきましょう。

          ロット管理を適正におこなう

          はじめに紹介するゼロカットシステムを避けるための方法に適正なロット管理があげられます。

          トレードに使用するロットを証拠金残高に対して適正に選ぶと、ちょっとした価格変動ではロスカットが執行されなくなります。

          一方、証拠金残高に対して使用するロットが大きくなると、少しの価格変動による損失が大きくなるため、ゼロカットシステムの発動リスクが高くなるでしょう。

          FXGTでのトレードではゼロカットシステムの発動を避けるため、証拠金残高に見合った適正なロット管理をおこなう必要があります。

          証拠金維持率に余裕をもたせる

          FXGTでトレードをおこなう際にゼロカットシステムを避けるためには、証拠金維持率に余裕をもたせる必要があります。

          FXGTで設定されているロスカット水準は、MINI口座とSTANDARD+口座、PRO口座が証拠金維持率20%で、CRYPTO MAX口座とECN口座が40%です。

          保有しているポジションの証拠金維持率が低すぎる場合、すぐにロスカット水準に到達し、ゼロカットシステムが発動してしまうでしょう。

          どのようなトレードスタイルにせよ、保有中のポジションにおける証拠金維持率はロスカット水準から遠い水準でエントリーするようにします。

          目安として証拠金維持率が500%以上であれば、そう簡単にゼロカットシステムの発動にはつながりません。

          逆指値を徹底する

          最後に紹介するFXGTでゼロカットシステムを避けるための方法は逆指値の徹底です。

          逆指値を徹底している限りロスカット到達前に決済されることで、ゼロカットシステムが発動する状況には陥らないでしょう。

          しかし、ひとたび事前に決めていた逆指値を変更すると常習化し、最終的にロスカット執行までポジションを引きずる事態にもつながります。

          逆指値はゼロカットシステムを発動させない以前に、トレードで収益をあげていくために必要な防衛策のため、日頃から徹底しておく必要があります。

          FXGTのゼロカット以外のメリット

          FXGTのゼロカットシステムのルールやメリット、デメリットなどを紹介しました。

          高いレバレッジ環境でも負債を抱えない点が魅力のゼロカットシステムですが、FXGTにはほかにも取引するうえで数多くのメリットがあります。

          そこで本項では、FXGTのレバレッジ以外のメリットを以下の順に紹介します。

          ・5種類の口座タイプが選べる

          ・高いレバレッジで取引できる

          ・取引銘柄数が多い

          ・銘柄によってはスワップフリーとなる

          ・豪華ボーナスやキャンペーンが開催されている

          ・入金方法が充実している

          ・日本向けサポートの対応時間が長い

          1つずつ見ていきましょう。

          5種類の口座タイプが選べる

          FXGTのゼロカット以外のメリットに5種類の口座タイプが選べる点があげられます。

          実際に使用できる口座タイプは、ミニ口座スタンダード+口座PRO口座CRYPTO MAX口座ECN口座となります。

          各口座タイプにおける簡単な特徴は、以下のとおりです。

          【FXGTの各口座タイプの簡単な特徴】

          口座タイプ

          最大レバレッジ

          ロット単位

          最大取引量

          最大ポジション

          ミニ口座

          1,000倍

          1万通貨

          200ロット

          150ポジション

          スタンダード+口座

          1,000倍

          10万通貨

          100ロット

          100ポジション

          PRO口座

          1,000倍

          10万通貨

          200ロット

          200ポジション

          CRYPTO MAX口座

          500倍

          1万通貨

          50ロット

          100ポジション

          ECN口座

          1,000倍

          10万通貨

          200ロット

          200ポジション

          取引上の異なる5種類もの口座タイプが選べることで、自分のトレードスタイルにより適した口座タイプを活用できるでしょう。

          FXGTの各口座タイプの特徴や口座開設方法は、以下記事で詳しく開設していますのでぜひ参考にしてみてください。

          FXGT(エフエックスジーティー)の口座開設方法とは?口座タイプも紹介

          高いレバレッジで取引できる

          FXGTのメリットに、高いレバレッジで取引できる点があげられます。

          FXGTで使用できるレバレッジは1,000倍で、海外FX業者のなかでも高いレバレッジ環境に位置します。

          また、単にレバレッジが高いばかりでなく、レバレッジ制限に関して独自のダイナミックレバレッジシステムが採用されています。

          ダイナミックレバレッジシステムは、ポジション保有量に応じて最大レバレッジが変化するシステムです。

          仮想通貨での取引では、ほかの海外FX業者では使用できないレバレッジ1,000倍での取引が可能なため、仮想通貨を高いレバレッジで取引したい方におすすめです。

          FXGTのレバレッジの特徴や取引銘柄ごとのレバレッジ制限は、以下の記事で詳しく解説していますのでぜひ参考にしてみてください。

          FXGTのレバレッジ制限とは?レバレッジルールを他社と徹底比較

          取引銘柄数が多い

          FXGTでは取引銘柄数が多い傾向にあります。

          取り扱われている通貨ペアの取引銘柄数は53銘柄と、海外FX業者のなかでは平均的な水準になるものの、CFD銘柄の種類や取引銘柄数は多い状況です。

          以下にFXGTで取り扱われている各取引銘柄数を紹介します。

          FXGTで取引可能な取引銘柄数

          【貴金属】:2銘柄

          【エネルギー】:3銘柄

          【株式】:50銘柄

          【株価指数】:13銘柄

          【仮想通貨】:41銘柄

          【シンセティック】:9銘柄

          【NFT】:5銘柄

          【DiFiトークン】:9銘柄

          【GTi12】:1銘柄

          FXGTでは、シンセティックDiFiトークンなど多くの海外FX業者では取り扱われていない銘柄の取引が可能です。

          一般的な取引銘柄以外で取引をおこないたい場合でも十分に取引を楽しめます。

          ただし、口座タイプによって使用できる取引銘柄が異なるため、取引する際には事前に口座タイプを確認しておきましょう。

          銘柄によってはスワップフリーとなる

          FXGTでは、取引銘柄によってはスワップフリーとなります。

          スワップフリーが対象となる銘柄は、主に仮想通貨や貴金属、株価指数などのCFD銘柄に多い状況です。

          なかでも仮想通貨の取引では、すべてがスワップフリーの対象となるでしょう。

          ただし、仮想通貨取引専用のCRYPTO MAX口座ではスワップフリーの対象となる取引銘がないため注意が必要です。

          一方で、全体的にスワップフリーの対象銘柄が最も多い口座タイプはPRO口座です。

          CFD銘柄を長期で保有する場合は、スワップフリーの対象銘柄を積極的に活用していきましょう。

          豪華ボーナスやキャンペーンが開催されている

          FXGTでは、常時、豪華ボーナスやキャンペーンが開催されています。

          実際に開催されている豪華ボーナスやキャンペーンは以下のとおりです。

          FXGTで開催されている豪華ボーナスやキャンペーン

          【新規口座開設ボーナス】
          FXGTでの新規口座開設と本人確認をおこなうことで15,000円が受け取れるボーナスです。
          対象となる口座タイプはSTANDARD+口座、MINI口座、CRYPTO MAX口座で、証拠金としてのボーナスを活用できます。

          【100%Welcomeボーナス】
          最大10万円を限度額として入金額の100%が受け取れる(10万円までの入金で獲得可能)ボーナスです。
          STANDARD+口座、MINI口座、CRYPTO MAX口座が対象となっており、NT5への資金移動によりボーナスが付与されます。

          【Loyaltyボーナス】
          STANDARD+口座、MINI口座を対象としたボーナスで、最大120万円を上限に入金額の25%が受け取れるボーナスです。
          受け取ったボーナスは証拠金としての活用が可能です。

          【50%Loyaltyボーナス】
          Crypto Max口座のみを対象にした入金ボーナスで、最大120万円を限度額に入金額の50%が受け取れるボーナスです。
          受け取ったボーナスは証拠金としての活用が可能です。

          数多くのボーナスが開催されているFXGTですが、過去にも多くのボーナスやキャンペーンが開催されていました。

          したがって、今後も頻繁に開催される可能性が高い状況です。

          豪華ボーナスを逃さないためいも、定期的にFXGTの公式サイトをチェックしておきましょう。

          FXGTで開催されている最新の豪華ボーナスやキャンペーンを取引に活用したい方は、以下の記事で徹底解説していますのでぜひ参考にしてみてください。

          【2022年最新版】FXGTボーナスの種類・特徴・受け取り方まとめ

          入金方法が充実している

          FXGTのメリットに入金方法が充実している点があげられます。

          利用できる入金方法には、銀行送金(電子決済)銀行振込クレジットカード仮想通貨bitwalletSTICPAYがあります。

          各入金方法の簡単な特徴は、以下のとおりです。

          【FXGTの各入金方法の簡単な特徴】

          入金方法

          入金手数料

          最低入金額

          反映時間

          銀行送金(電子決済)

          無料

          10,000円

          ~4時間

          銀行振込

          無料

          10,000円

          3~5営業日

          クレジットカード

          無料

          5,000円

          即時

          仮想通貨

          無料

          通貨ごとに設定

          ~30分

          bitwallet

          無料

          1,000円

          即時

          STICPAY

          無料

          5,000円

          即時

          FXGTの入金方法は利用できる入金方法が多いばかりでなく、入金の手続きが反映されるまでの時間が短い傾向にあります。

          入金手数料が無料少額からの入金にも対応しているため、とっさの一時的な入金にもスピーディーに対応できるでしょう。

          FXGTの各入金手段の特徴や入金方法に関しては、以下の記事で詳しく解説していますのでぜひ参考にしてみてください。

          FXGTの入金手段・方法を徹底解説!手数料や反映時間も紹介

          日本向けサポートの対応時間が長い

          FXGTでは、日本向けサポートの対応時間が長い傾向にあります。

          利用可能な日本向けサポートにはメールチャットLINEの3つが用意されており、各日本向けサポートの対応時間は、次のとおりです。

          FXGTの日本向けサポートの対応時間

          【メール】:24時間365日対応

          【チャット】:土日平日午前9時~午後23時(日本時間)

          【LINE】:24時間365日対応

          問い合わせまでのレスポンスが早いチャットでは、土日平日問わず日本時間の午後23時まで対応可能となっているため、日中に問い合わせができない方でも安心して利用できるでしょう。

          仮想通貨での取引は土日も取引できる状況から、日本向けサポートが土日に利用できる点は大いに魅力的です。

          FXGTで取引するデメリット

          FXGTのゼロカット以外のメリットを紹介しました。

          ゼロカット以外にも数多くのメリットがあるFXGTの取引環境ですが、取引するうえでは不要なトラブルを避けるためにもデメリットをチェックしておかなければなりません。

          そこで本項では、FXGTで取引するデメリットを以下の順に紹介します。

          ・取引プラットフォームがMT5に限られる

          ・取引コストが高い

          ・ストップレベルが広い

          ・両建てに厳しい

          1つずつ見ていきましょう。

          取引プラットフォームがMT5に限られる

          FXGTで取引するデメリットに、取引プラットフォームがMT5に限定される点があげられます。

          一般的な海外FX業者ではMT5以外にもMT4やcTrader、独自ツールなど使用できる取引プラットフォームが選べるケースが多くあります。

          しかし、FXGTでは選択できる取引プラットフォームがMT5しかありません。

          MT4では導入に対応しているインジケーターや自動売買(EA)がMT5では同じように導入できない可能性があるため、利用する際は注意が必要です。

          FXGTでの取引を検討するうえでは、事前に自身のトレード手法がMT5環境下に適合できるかのチェックをおこなっておきましょう。

          取引コストが高い

          FXGTでは取引コストが高い傾向にあります。

          取引コストとは?

          1回あたりの取引で発生するスプレッドと取引手数料をあわせたコストを総称したものをいいます。

          FXGTの取引手数料は、ECN口座で1ロットあたり片道5ドル(往復10ドル)となるものの、ほかの口座タイプではすべて無料です。

          しかし、スプレッド幅は広めで、STANDARD+口座とMINI口座におけるメジャー通貨ペアの平均スプレッド幅は、1.5~2.4pips程度となります。

          少しでも狭いスプレッド幅で取引したい場合は、メジャー通貨ペアの平均スプレッド幅が1.0~2.1pips程度となるPRO口座の利用がおすすめです。

          FXGTのスプレッド水準の他社との比較結果や取引銘柄ごとのスプレッド一覧を知りたい方は、以下の記事で紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。

          FXGTのスプレッド一覧と比較をご紹介!

          ストップレベルが広い

          FXGTで取引するデメリットに、ストップレベルが広い点があげられます。

          ストップレベルが広い原因は約定力が低いためです。

          FXGTを利用しているトレーダーのなかには、注文価格で約定しない、スリッページが多いなど約定力の低さを裏付ける評判が多い傾向にあります。

          したがって、約定力の低さがスリッページの広さに波及していると考えられるでしょう。

          実際に設定されているFXGTのメジャー通貨ペアにおけるストップレベルは、16~30ポイントです。

          ストップレベルはFX業者によって0ポイントの場合もあり、一般的な海外FX業者でも10ポイント前後となるため、FXGTのストップレベルは広い水準にあるといえます。

          両建てに厳しい

          FXGTの取引をおこなううえでは、両建てに多くの制限を受けるため注意が必要です。

          取引上の制限を受けない両建ては同一口座内での両建てのみとなります。

          複数口座を使用した両建てや複数人でおこなう両建て、業者間を跨いだ両建てはいずれも禁止事項に該当します。

          無理におこなうとペナルティの対象となり、利益の出金拒否や口座凍結などの措置を受けるでしょう。

          FXGTで両建てをおこなう際は、禁止行為に抵触しない範囲で取り入れなければいけません。

          FXGTの取引で禁止事項へ抵触しないで活用できる両建て手法や両建ての注意点などは、以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

          FXGTは両建て禁止?両建て取引のルールや手法を紹介!

          FXGTのゼロカットについてよくある質問

          ここからは、FXGTのゼロカットについてよくある質問について、一問一答形式で解説していきます。

          ・ゼロカットに回数制限はありますか?

          ・他の口座から引かれてしまいますか?

          ・マイナス残高の状態で入金しても大丈夫ですか?

          ・ゼロカットされるとボーナスはどうなりますか?

          ゼロカットは最大レバレッジの使用でも発動しますか?

          ・取引銘柄によってゼロカットが発動しないことはありますか?

          ・最大ロットを使用してもゼロカットは発動しますか?

          ・ゼロカットが発動されないときの対処法を教えてください

          ・マイナス残高の口座に入金したらどうなりますか?

          これを読めば、FXGTのゼロカットに関する疑問はほぼ解消できるでしょう。

          ゼロカットに回数制限はありますか?

          FXGTの規約にこのような記載があります。

          14.12アカウント内のクライアントのエクイティがゼロを下回らないようにすることは、会社のポリシーです。(後略)

          引用元:FXGT規約

          ゼロカットは会社のポリシーですとのことです。

          また、ゼロカットの回数に関する規定は規約にないので、ゼロカットに回数制限はないと分かります。

          他の口座から引かれてしまいますか?

          FXGTのゼロカットは、アカウントごとではなく口座ごとに行われます。

          したがって、口座Aがマイナス残高、口座Bはプラス残高となっている場合も、口座Aに対してゼロカットが発動します。

          他の口座から引かれてしまうことはありません。

          マイナス残高のままで入金しても大丈夫ですか?

          口座残高がマイナスのまま入金しても、まずゼロカットが適用され、その後に入金が反映されるため、ゼロカットに影響しません。

          したがって、わざわざ口座残高を確認して、ゼロカットを待つといったことは必要ありません。

          自分のタイミングで入金できます。

          ゼロカットされるとボーナスはどうなりますか?

          口座にボーナスが残った状態でゼロカットが発動すると、まずボーナスから補填され、まだマイナスがある場合はFXGTが補填してくれるという仕組みです。

          そのため、ボーナスはなるべく早く使い切ることをおすすめします。

          ゼロカットは最大レバレッジの使用でも発動しますか?

          FXGTでは最大レバレッジを使用した場合でもゼロカットは発動します。

          ただし、FXGTで禁止されている取引に該当すると最大レバレッジの使用に関係なくゼロカットは発動されません。

          具体的には、ゼロカットを悪用した取引や禁止された両建てをおこなっている場合が対象となります。

          取引銘柄によってゼロカットが発動しないことはありますか?

          FXGTの取引において、使用した取引銘柄でゼロカットが発動されないケースはありません。

          いずれの取引銘柄で取引した場合でもゼロカットは発動されるでしょう。

          最大ロットを使用してもゼロカットは発動しますか?

          最大ロットを使用してもゼロカットは発動します。

          ゼロカットの発動条件では、ロット数をはじめ資金量に左右されることはないでしょう。

          ゼロカットが発動されないときの対処法を教えてください

          FXGTでゼロカットが発動されなかったときは、ロスカットされたトレードが禁止事項に抵触していないかを確認します。

          もしも、禁止事項に該当していなかった場合、システムエラーの可能性があります。

          したがって、ゼロカット発動のきっかけを与えるために資金移動をおこなうと、マイナス分が解消されたうえで入金額が反映されるでしょう。

          マイナス口座への入金が不安な場合は、入金額を少額にとどめておきます。

          入金しても口座資金のマイナスが解消されないときは、FXGTのサポートデスクへ問い合わせをおこない、システムエラーの解消を依頼します。

          マイナス残高の口座に入金したらどうなりますか?

          FXGTでロスカットされたあとのマイナス残高の口座に入金したとしても、マイナス分に充当されることはありません。

          口座残高のマイナス状態で入金すると、ゼロカットによりマイナス分が解消されたあとに入金額が反映されます。

          ロスカット執行後の入金は、焦っておこなわずになるべくゼロカットが発動してあとにおこなうとよいでしょう。

          まとめ

          ここまで、FXGTのゼロカットについて説明してきました。

          FXGTのゼロカットには、いくつかのルールがあります。

          ここで、FXGTのゼロカットについてまとめておきます。

          ・ゼロカットとは、損失が入金済みの証拠金を超えた場合に補填される仕組みで、FXGTなど海外FX業者だけのもの

          ・FXGTでゼロカットが発動されるには、「保有中のポジションが解消された後」、「口座ごと」、「ボーナス精算後」などいくつかのルールがある。

          ・ゼロカットシステムを使った両建て取引は規約で禁止されており、発覚した場合は重いペナルティがある

          FXGTのゼロカットのルールをしっかり押さえて、違反することのないよう注意しながら上手に活用していきましょう。