FBSのスワップポイント徹底解説!計算方法から注意点まで紹介!

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「FBSのスワップポイントはどうなってるの?」

「スワップポイントの計算方法が知りたい」

「FBSでの長期トレードに興味がある」

FBSのスワップポイントに関して、このようなお悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

FBSのスワップポイントは海外FX業者としては、マイナススワップが低めにはなっているものの、プラススワップが多いとはいえません。

この記事では、FBSのスワップポイント基本情報銘柄別の一覧表をはじめ、計算方法から注意点にいたるまで詳しく解説しています。

また、少ないプラススワップ銘柄を活かすためのスワップポイント活用方法も紹介しています。

記事を一読いただければ、FBSのスワップポイントの特徴や注意点が理解でき、FBSのスワップポイントを活用したトレードができるようになるでしょう。

記事で分かること

・FBSのスワップポイント基本情報

・銘柄別スワップポイント

・確認及び計算方法

・スワップポイントの注意点と活用方法

FBSで長期トレードを行う際の参考に、ぜひご活用ください。

FBSのスワップポイント基本情報

まずは、FBSのスワップポイント基本情報から解説していきます。

FBSのスワップポイントにふれる前に、スワップポイントの基本から理解していきましょう。

スワップポイントとは?

各取引銘柄において、二国間における金利差を数値化したものをいいます。

二国間の金利差が大きいほど、スワップポイントも大きくなる傾向にあります。

スワップポイントを受け取るイメージとしては、買った通貨の金利を受け取り、売った通貨の金利を支払うイメージです。

米ドル/日本円を例にして分かりやすく表現すると、「買い」ポジションで米ドルの金利を受け取り日本円の金利を支払う、「売り」ポジションで日本円の金利を受け取り米ドルの金利を支払う、といった流れになります。

各国の金利は常に変動しているため、スワップポイントも金利の変動に合わせて変化します。

スワップポイントは、1日に1回受け取れるようになっており、付与されるタイミングは海外FX業者によって異なるでしょう。

FBSのスワップポイント付与タイミングはどうなっているのでしょうか。

それでは、FBSのスワップポイント付与タイミングを含めた基本情報を以下の順に解説していきます。

・FBSのスワップが付く時間

・スワップポイント3倍デー

・FBSスワップポイントの特徴

1つずつ見ていきましょう。

FBSのスワップが付く時間

スワップポイントは、ロールオーバーが確定したタイミングで付与されます。

ロールオーバーとは?

日を跨いで保有しているポジションを持ち越すことをいいます。

FBSのロールオーバーのタイミングは、日本時間の午前6時00分(冬時間:午前7時00分)となっています。

なお、MT4/MT5上の表示では午前0時00分です。

FBSでは、ロールオーバーの時間にさえポジションを持ち越していれば、スワップポイントの受け取りができるでしょう。

スワップポイントの受け取りは保有している時間ではなく、ロールオーバーさえ跨げば良いので、日中から無理にポジションを保有しておく必要はありません。

スワップポイント3倍デー

マーケットが休場中における土日のスワップポイントは、ロールオーバーの際に1日単位で受け取れるわけではなく、別日にまとめて受け取ることになります。

別日にまとめて受け取る場合、当日分と土日分を合わせると3日分のスワップポイントを受け取れるため、スワップポイント3倍デーなどと呼ばれています。

FBSのスワップポイント3倍デーは、毎週水曜日です。

水曜日のロールオーバーということで、実質的には木曜日の午前6時00分(冬時間:午前7時00分)となるでしょう。

ただし、水曜日のロールオーバーが3倍デーだからといって、土日を跨がずに水曜日のロールオーバーを跨いでも3日分のスワップポイントは付与されないため、気を付けましょう。

FBSスワップポイントの特徴

FBSのスワップポイントの特徴として、海外FX業者の中では、全体的にマイナススワップの数値が小さい水準にあります。

しかし、マイナススワップが小さい反面、プラススワップの銘柄が少ないという側面も有しています。

FBSは海外FX業者の中でも、高いレバレッジを誇る海外FX業者です。

そのような背景から、スワップポイント狙いの長期トレードよりも、取引環境の長所を活かした短期トレードの方が向いている可能性は否めません。

FBSでスワップポイント狙いの長期トレードに取り組むのであれば、後から紹介する注意点や活用方法を取り入れて行いましょう。

FBSの銘柄別スワップポイント一覧

FBSの基本情報を解説しました。

FBSのスワップポイントの特徴を理解してみると、実際のスワップポイント水準が、どの程度なのかが気になります。

そこで、本項からはFBSの銘柄別スワップポイント一覧を、以下の順に紹介していきます。

・メジャー通貨ペアのスワップポイント一覧

・エキゾチック通貨ペアのスワップポイント一覧

・貴金属のスワップポイント一覧

・エネルギーのスワップポイント一覧

・株価指数のスワップポイント一覧

・株式のスワップポイント一覧

・仮想通貨のスワップポイント一覧

1つずつ見ていきましょう。

メジャー通貨ペアのスワップポイント一覧

まずは、FBSのメジャー通貨ペアのスワップポイント一覧を紹介していきます。

【メジャー通貨のスワップポイント一覧】

取引銘柄

買いスワップ

売りスワップ

米ドル/日本円

USD/JPY

-2.31

-4.34

ユーロ/日本円

EUR/JPY

-6.91

-2.75

ポンド/日本円

GBP/JPY

-3.4

-5.56

豪ドル/日本円

AUD/JPY

-2.18

-4.14

ニュージーランド・ドル/日本円

NZD/JPY

-1.68

-4.8

カナダドル/日本円

CAD/JPY

-2.09

-4.87

カナダドル/スイスフラン

CAD/CHF

-0.03

-5.25

スイスフラン/日本円

CHF/JPY

-7.6

-1.11

ユーロ/米ドル

EUR/USD

-6.37

-0.69

ポンド/米ドル

GBP/USD

-4.35

-3.87

豪ドル/米ドル

AUD/USD

-2.69

-2.46

豪ドル/カナダドル

AUD/CAD

-3.99

-4.21

豪ドル/スイスフラン

AUD/CHF

0.01

-6.19

ニュージーランド・ドル/米ドル

NZD/USD

-2.98

-3.11

ニュージーランド・ドル/スイスフラン

NZD/CHF

0.06

-7.0

ユーロ/ポンド

EUR/GBP

-5.1

-0.87

ユーロ/豪ドル

EUR/AUD

-9.98

-1.6

ユーロ/スイスフラン

EUR/CHF

-3.0

-5.36

ポンド/豪ドル

GBP/AUD

-7.43

-6.5

ポンド/スイスフラン

GBP/CHF

-0.45

-9.2

米ドル/カナダドル

USD/CAD

-3.01

-3.56

米ドル/スイスフラン

USD/CHF

0.02

-6.93

出典:FBS

メジャー通貨ペアでプラススワップの取引銘柄は、米ドル/スイスフラン(USD/CHF)豪ドル/スイスフラン(AUD/CHF)ニュージーランド・ドル/スイスフラン(NZD/CHF)となっています。

次は、エキゾチック通貨ペアのスワップポイント一覧を見ていきましょう。

エキゾチック通貨ペアのスワップポイント一覧

FBSのエキゾチック通貨ペアのスワップポイント一覧は以下のとおりです。

【エキゾチック通貨ペアのスワップポイント一覧】

取引銘柄

買いスワップ

売りスワップ

中国人民元/日本円

CNH/JPY

-14.58

-3.54

ユーロ/中華人民元

EUR/CNH

-9.01

-1.67

ユーロ/トルコリラ

EUR/TRY

-43.0

1.59

米ドル/ブラジルレアル

USD/BRL

-58.99

-3.15

米ドル/中華人民元

USD/CNH

-9.54

-1.81

米ドル/メキシコペソ

USD/MXN

-17.32

10.88

米ドル/ロシア・ルーブル

USD/RUB 

-118.1

-96.53

米ドル/シンガポールドル

USD/SGD

-10.03

-9.08

米ドル/トルコリラ

USD/TRY

-38.16

1.12

米ドル/南アフリカランド

USD/ZAR

-16.36

5.31

出典:FBS

エキゾチック通貨ペアでは、米ドル/メキシコペソ(USD/MXN)のプラススワップが10.88と高い傾向にあったほか、トルコリラ絡みの米ドル/南アフリカランド(USD/ZAR)ユーロ/トルコリラ(EUR/TRY)もプラススワップで推移しています。

次は、貴金属のスワップポイント一覧を見ていきましょう。

貴金属のスワップポイント一覧

FBSの貴金属のスワップポイント一覧は以下のとおりです。

【貴金属のスワップポイント一覧】

取引銘柄

買いスワップ

売りスワップ

パラジウム

Palladium

-15.0

-10.3

プラチナ

Platinum

-8.5

-10.2

銀/ユーロ

XAG/EUR

-0.97

-1.08

銀/米ドル

XAG/USD

-1.77

-1.24

金/豪ドル

XAU/AUD

-3.97

-3.43

金/ ユーロ

XAU/EUR

-6.34

-8.55

金/ポンド

XAU/GBP

-7.53

-0.61

金/米ドル

XAU/USD

-2.12

-1.35

出典:FBS

次に、エネルギー銘柄のスワップポイントを見ていきましょう。

エネルギーのスワップポイント一覧

エネルギー銘柄のスワップポイントは以下のとおりです。

【エネルギー銘柄のスワップポイント一覧】

取引銘柄

買いスワップ

売りスワップ

ブレント原油/米ドル

XBR/USD

-7.74

-6.28

天然ガス/米ドル

XNG/USD

-6.42

-6.94

WTI原油/米ドル

XTI/USD

-8.55

-6.73

出典:FBS

FBSのエネルギー銘柄は3銘柄のみとなっています。

次に、株価指数のスワップポイント一覧を見ていきましょう。

株価指数のスワップポイント一覧

FBSの株価指数のスワップポイント一覧は以下のとおりです。

【株価指数のスワップポイント一覧】

取引銘柄

買いスワップ

売りスワップ

日経225

JP225

-6.2

-7.0

香港ハンセン指数

HSI50/HKD

-179.86


-158.56

S&P500

US500

-21.53

-38.42

ナスダック

US100

-85.91

-117.2

ダウ30

US30

-243.74

-237.2

イギリス100

UK100_GBP

-40.76

-43.31

ドイツ指数30

DE30

-77.51

-137.45

スペインIBEX35指数

ES35

-362.31

-410.5

ヨーロッパ株価指数50

EU50

-15.21

-30.58

フランス株価指数40

FR40

-24.0

-48.29

オーストラリア200種株価指数

AU200

-42.69

-42.46

出典:FBS

次は、株式のスワップポイント一覧を見ていきましょう。

株式のスワップポイント一覧

FBSの株式のスワップポイント一覧は以下のとおりです。

【株式のスワップポイント一覧】

取引銘柄

買いスワップ

売りスワップ

ALIBABA

-2.58

-2.42

AMAZON

-2.58

-2.42

APPLE

-2.58

-2.42

#BMW

-1.932

-3.068

COCA-COLA

-2.58

-2.42

FACEBOOK

-2.58

-2.42

GOOGLE

-2.58

-2.42

INTEL

-2.58

-2.42

MICROSOFT

-2.58

-2.42

NETFLIX

-2.58

-2.42

NIKE

-2.58

-2.42

出典:FBS

次に、仮想通貨のスワップポイント一覧を見ていきましょう。

仮想通貨のスワップポイント一覧

FBSのスワップポイント一覧は以下のとおりです。

【仮想通貨のスワップポイント一覧】

取引銘柄

買いスワップ

売りスワップ

カルダノ/米ドル

ADA/USD

-44.0

-44.0

アリゴス・セラピューティクス/米ドル

ALG/USD

-4.0

-4.0

ビットコイン/米ドル

BTC/USD

-21004.0

-21004.0

イオス/米ドル

EOS/USD

-10.0

-10.0

イーサリアム/米ドル

ETH/USD

-1120.0

-1120.0

ライトコイン/米ドル

LTC/USD

-5132.0

-5132.0

ファイルコイン/米ドル

FIL/USD

-2.0

-2.0

出典:FBS

FBSの仮想通貨では、ビットコイン/米ドルのマイナススワップが-21004.0となっており、仮想通貨銘柄の中でも群を抜いて大きい数値となっているようです。

FBSのスワップポイント確認・計算方法

FBSの取引銘柄別のスワップポイント一覧を紹介してきました。

スワップポイント狙いの長期トレードを効果的に進めるためには、スワップポイントの確認方法計算方法を把握しておく必要があります。

そこで、スワップポイントの確認方法と計算方法を解説していきます。

まずは、FBSのスワップポイント確認方法から見ていきましょう。

スワップポイント確認方法

FBSでのスワップポイント確認方法は、公式サイトから確認する方法MT4/MT5から確認する方法の2種類があります。

公式サイトから確認する方法は以下のとおりです。

公式サイトから確認する方法

1.公式サイトにアクセス

 はじめに公式サイトへアクセスします。

2.「取引」を選択

 公式サイトの上部メニューから「取引」を選択します。

3.「取引商品」からカテゴリー選択

 「取引商品」をクリックしたら、銘柄別のカテゴリーが表示されているので、確認したい銘柄のカテゴリーを選択しましょう。

4.対象銘柄を検索

 カテゴリーを選択し、取引銘柄のスワップポイントが表示されたところで、対象銘柄を検索すれば公式サイト経由でのスワップポイント確認は終了です。

次に、MT4/MT5で確認する方法を解説していきます。

MT4/MT5上で確認する方法

1.MT4/MT5を起動

 まずは、MT4/MT5を起動します。

2.表示から「気配値表示」を選択

 上部メニューの表示から「気配値表示」をクリックしましょう。

3.確認したい銘柄を右クリック

 対象銘柄にカーソルを合わせて右クリックします。

4.「仕様」をクリック

 表示されたメニューから「仕様」をクリックすると、取引条件が表示されスワップポイントが確認できるでしょう。

以上が、FBSでスワップポイントを確認する方法となります。

次は、スワップポイントの計算方法を解説していきます。

スワップポイント計算方法

FBSのスワップポイント計算方法は、クロス円クロス円以外の通貨ペアの2種類の計算方法があります。

まず、クロス円の計算は、確認したスワップポイントに取引ロット数と100を掛けることで算出できます。

次にクロス円以外の通貨ペアは、取引している銘柄の右側に位置する通貨のレートとスワップポイントを掛けることで算出できるでしょう。

各計算方法をまとめると以下のとおりとなります。

スワップポイント計算方法

【クロス円】
スワップポイント金額 = スワップポイント × 取引ロット数 × 100

【クロス円以外】
スワップポイント金額 = スワップポイント × 取引ロット数 × 右側通貨のレート(円)

実際に、米ドル/日本円を1ロットのロングでエントリーした場合のスワップポイントを計算してみましょう。
(スワップポイント:-2.3)

【計算式】
スワップポイント金額 = ー2.3 × 100 = ー230(円)

上記の例の場合、1日にー230円のスワップポイントが発生することになります。

次にクロス円以外の例として、ユーロ/米ドルを1ロットのロングでエントリーした場合のスワップポイントを計算してみましょう。
(スワップポイント:-0.7、1ドル:130円)

【計算式】
スワップポイント金額 = -6.4 × 130(円) = 832(円)

計算の結果、上記のポジションを保有した場合に1日に発生するスワップポイントはー832円となります。

FBSのプラススワップが高い取引銘柄

FBSのスワップポイントの確認方法と計算方法を解説しました。

スワップポイントを狙った長期トレードでは、少しでも損失を被らないようにするため、プラススワップが高い取引銘柄マイナススワップが高い取引銘柄を把握しておく必要があります。

そこで、本項では、FBSのプラススワップが高い取引銘柄とマイナススワップが高い取引銘柄を紹介していきます。

まずは、プラススワップが高い取引銘柄から見ていきましょう。

プラススワップが高い取引銘柄

FBSでプラススワップが高い取引銘柄として、以下の銘柄があげられます。

なお、FBSではプラススワップの銘柄が限られていることから、合わせてマイナススワップが少ない銘柄も紹介しています。

【プラススワップが高い取引銘柄】

取引銘柄

ポジション

スワップポイント

米ドル/メキシコペソ

USD/MXN

ショート

10.88

米ドル/南アフリカランド

USD/ZAR

ショート

5.31

ユーロ/トルコリラ

EUR/TRY

ショート

1.59

米ドル/トルコリラ

USD/TRY

ショート

1.12

ニュージーランド・ドル/スイスフラン

NZD/CHF

ロング

0.06

米ドル/スイスフラン

USD/CHF

ロング

0.02

豪ドル/スイスフラン

AUD/CHF

ロング

0.01

カナダドル/スイスフラン

CAD/CHF

ロング

-0.03

ポンド/スイスフラン

GBP/CHF

ロング

-0.45

ユーロ/米ドル

EUR/USD

ショート

-0.69

※2023年2月24日時点

FBSの取引銘柄で最もプラススワップが大きい銘柄は、米ドル/メキシコペソ(USD/MXN)10.88となっています。

次に大きい銘柄は米ドル/南アフリカランド(USD/ZAR)5.31ですが、その他のプラススワップは、2.0を下回っており全般的に低い水準といえるでしょう。

それでは、マイナススワップが高い取引銘柄を見ていきましょう。

マイナススワップが高い取引銘柄

FBSのマイナススワップが高い取引銘柄は以下のとおりです。

【マイナススワップが高い取引銘柄】

取引銘柄

ポジション

スワップポイント

スワップ金額

米ドル/ブラジルレアル

USD/BRL

ロング

-58.99

-1,550円

米ドル/シンガポールドル

USD/SGD

ロング

-10.03

-1,011円

ユーロ/トルコリラ

EUR/TRY

ロング

-43.0

-309円

中国人民元/日本円

CNH/JPY

ロング

-14.58

-285円

米ドル/トルコリラ

USD/TRY

ロング

-38.16

-274円

米ドル/ロシア・ルーブル

USD/RUB 

ロング

-118.1

-211円

米ドル/中華人民元

USD/CNH

ロング

-9.54

-186円

米ドル/ロシア・ルーブル

USD/RUB 

ショート

-96.53

-172円

米ドル/メキシコペソ

USD/MXN

ロング

-17.32

-127円

米ドル/南アフリカランド

USD/ZAR

ロング

-16.36

-120円

※2023年2月24日時点

FBSではマイナススワップに多く偏っていますが、数値的には大きすぎる銘柄もありません。

米ドル/ブラジルレアル(USD/BRL)米ドル/シンガポールドル(USD/SGD)に関しては、スワップポイントの高さは平均的なものの、レートが高い通貨のため、スワップ金額が高めとなっています。

FBSのスワップポイントの注意点

FBSのプラススワップが高い銘柄、マイナススワップが高い銘柄を紹介しました。

スワップポイントを獲得していくにあたっての注意点を押さえておくことで、長期トレードでの損失をさらに低くできるでしょう。

そこで、本項では、FBSにおけるスワップポイントの注意点を以下の順に解説していきます。

・スワップポイントだけの出金はできない

・為替変動による含み損を意識

・スプレッド幅に気を配る

・ボーナスが利用できない

・日々の変動を考慮

・スワップポイントは課税される

1つずつ見ていきましょう。

スワップポイントだけの出金はできない

はじめに紹介するFBSのスワップポイントの注意点は、スワップポイントだけの出金ができないことです。

一定期間のポジション保有によりスワップポイントが溜まってくると、スワップポイントを出金したくなります。

しかし、溜まったスワップポイントを出金するには、スワップポイントが付与されているポジション自体を決済する必要があるでしょう。

スワップポイントのみの未決済出金への対応に関しては、一部の国内FX業者によって対応している場合もあります。

FBSでは未決済出金に対応していないため、スワップポイントを受け取りたい場合は、ポジションの損益状況を勘案しながら決済タイミングを検討しましょう。

為替変動による含み損を意識

FBSのスワップポイントでの注意点として、為替変動による含み損を意識しておかなければいけません。

長期でポジションをもつということは、資金を為替リスクにさらし続けるということになります。

そのため、含み損が大きくなる可能性も出てきます。

含み損が大きいと、プラススワップが溜まっていたとしても、決済した際に含み損と相殺されてしまい、金額によってはマイナスになる場合もあるでしょう。

想定とは違った値動きにより、含み損が膨らんできたら、状況によってはスワップポイントを失う前にポジション決済をしておく必要があります。

スプレッド幅に気を配る

FBSのスワップポイントを狙った長期トレードにおいて、取引銘柄を選ぶ上ではスプレッド幅に気を配っておくようにしましょう。

スワップポイントは、長期的にコツコツ稼いでいくトレードスタイルです。

スプレッド幅が広い取引銘柄を選ぶと、スプレッド分を回収するだけでも、多くの時間がかかってしまうでしょう。

スプレッドの広さによっては、回収だけで1ヵ月以上もかかってしまう状況にもなりかねません。

そうなると、含み損を被るリスクなどと合わせても、期待値が下げてしまう原因になります。

スワップポイント狙いの取引銘柄を選ぶ際は、スワップポイントのみではなく、スプレッドが広すぎない取引銘柄を選ぶようにします。

ボーナスが利用できない

FBSのスワップポイントの注意点として、ボーナスが利用できない点があげられます。

FBSでは、下記のように数多くのボーナスやイベントキャンペーンを開催しています。

・100%入金ボーナス

・1ロットあたり最大15ドルキャッシュバック

・レベルアップボーナス

・FBS Copy Trade紹介プログラム

・ロイヤリティプログラム

・FBS LEAGUE

しかし、FBSが提供しているボーナスにはクッション機能がついていません。

そのため、受け取ったボーナスを証拠金として利用できなくなっています。

ボーナスを証拠金の一部に含めて長期ポジションをとってしまうと、ボーナスが含まれないことによる証拠金維持率の低下により、想定外に強制ロスカットされるという状況にもつながってしまうでしょう。

長期でポジションを保有する際は、ボーナスを証拠金として考えないようにしておく必要があります。

FBSのボーナスに関して詳しく知りたい方は、以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

【2023年最新版】FBSボーナスの種類・特徴・受け取り方まとめ

日々の変動を考慮

FBSのスワップポイントを運用する上では、日々の変動を考慮しておかなければいけません。

基本的にスワップポイントは、毎日更新されていくものです。

マイナススワップがプラススワップに変わったり、マイナススワップがプラススワップに変わったりとさまざまなシーンが想定されます。

エントリーした時に、プラススワップだったからと長期間スワップポイントの変動に気を配っていないと、気付いたらマイナススワップになっていた、というケースも考えられるでしょう。

とくにスワップポイントが大きい傾向にある新興国通貨は、ちょっとした出来事で経済情勢が変化するなど不安定要素が多いのが現状です。

スワップポイントの変化に対応していくためにも、日々のスワップポイントの変動を見逃がさないようこまめにモニターしておくようにしておきたいものです。

スワップポイントは課税される

さいごに紹介するFBSのスワップポイントの注意点として、スワップポイントも課税対象となる点があります。

スワップポイントが課税対象となるのは、スワップポイントが受け取れる状態となった時、つまりポジションを決済したタイミングです。

個人トレーダーのFXの収益が課税対象となる場合と同じタイミングといえるでしょう。

ポジション決済した瞬間に課税対象となるため、年末など課税所得の決定に影響を及ぼすようなシーンでは、決済せずに持ち越した方が節税対策として有効な場合があります。

なお、法人の場合は、保有しているポジションの損益も課税対象となるため、個人の場合と混同しないように気を付けておきましょう。

FXの損益を使った賢い節税対策に興味がある方は、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

海外FXの税金の抜け道は?合法的な節税方法や脱税がバレる理由も紹介

FBSはスワップポイント狙いに向いていない

FBSのスワップポイントの注意点を解説してきました。

FBSで長期トレードに取り組むにあたって、取引環境の状況からスワップ狙いの長期トレードに適していない可能性があります。

そこで、スワップポイント狙いのトレードに適していないとされる背景を、以下の順に解説していきます。

・全体的にスワップが低め

・ロット管理にリスクを伴う

・価格変動による影響を受けやすい

1つずつ見ていきましょう。

全体的にスワップが低め

FBSでスワップポイント狙いに向いていない背景として、全体的にスワップポイントが低い点があげられます。

スワップポイント狙いの長期トレードにとって、そもそものスワップポイントの大きさは重要な要素です。

たしかに、スワップポイントが低めなのは、マイナススワップが膨らまない観点で判断すると助かります。

しかし、スワップポイントが低いと、いくら期間が経過しても、収益化につながるまでに長い時間を要してしまうでしょう。

ロット管理にリスクを伴う

FBSがスワップポイント狙いのトレードに向いていない要因として、ロット管理のリスクがあります。

FBSの低めのスワップポイントをカバーするためには、ロットを上げる必要が出てきます。

スワップポイント狙いの長期トレードにおいては、ロットを上げ過ぎるのは好ましくありません。

ロットを上げると、得られるスワップポイントは大きくなりますが、発生する損失も膨らんでしまうリスクを伴うためです。

ロットを上げてトレードするとなると、もはや長期トレードでは採算が合わないといえるでしょう。

価格変動による影響を受けやすい

FBSがスワップポイント狙いのトレードに向いていない背景には、価格変動による影響を受けやすい点があげられます。

プラススワップが大きい通貨ペアは、新興国であるエキゾチック通貨ペアに多い傾向にあります。

新興国通貨は為替レートの価格変動が激しく、変動幅が大きくなります。

そうなると、コツコツ貯めてきたプラススワップを、為替損失で一気に覆すような下落局面も十分に発生するということです。

FBSではプラススワップが大きいという理由だけで、安易にポジションを取りづらい状況といえるでしょう。

FBSのスワップポイント活用法

FBSがスワップポイント狙いに向いていない背景を解説しました。

スワップポイント狙いに向いていない可能性があるFBSの特性を理解した上で、長期トレードに取り組む場合、少しでも収益率を高めるための活用法を理解しておきたいものです。

そこで、FBSのスワップポイント活用法を、以下の順に解説していきます。

・証拠金維持率を高めに設定 

・スプレッドの狭さを意識

・3倍デーのタイミングを利用

1つずつ見ていきましょう。

証拠金維持率を高めに設定

FBSでのスワップポイント活用法として、証拠金維持率は高めに設定するようにします。

長期でポジションをもつためには、強制ロスカットされないことが大切です。

そのような状況で証拠金維持率が低すぎると、強制ロスカットされる確率を高める原因にもなりかねません。

具体的な証拠金維持率は、短期トレードから中期トレードで300~500%が一般的とされています。スワップポイント狙いの場合は、余裕をもって約1,000%前後の証拠金維持率を設定しておくと、強制ロスカットされる可能性を抑えることができるでしょう。

スプレッドの狭さを意識

スワップポイント狙いのポジションをとる場合、スプレッドの狭さを意識しておかなければなりません。

スプレッド幅が広いと、回収までに時間を要するため、スワップポイントによる収益化の確率を下げる原因になりかねません。

スワップポイント狙いの取引銘柄を選ぶ上では、スワップポイント、為替レートと合わせてスプレッド幅も選定基準に組み込んでおくようにしましょう。

3倍デーのタイミングを利用

FBSのスワップポイント活用法として、3倍デーのタイミングを利用すると良いでしょう。

3倍デーは、スワップポイントの変動がない土日分のスワップポイントを一気に受け取れる日となっています。

金曜日など週末を迎える前にポジションを閉じようとした場合、プラススワップが受け取れていたという状況もあります。

週末にポジション決済する際のスワップポイントがプラス圏にあり、翌週に跨いでも更なるプラススワップが見込めるなら、土日のポジションホールドを検討してみましょう。

FBSに関するQ&A

FBSのスワップポイント活用法を解説しました。

ここからは、FBSを利用していく際に、想定される質問事項を、以下の順にQ&A形式で紹介していきます。

・FBSの最低入金額を教えてください

・FBSのスプレッドはどれくらいですか?

・スワップポイント獲得に両建ては使えますか?

・FBSに口座の種類はいくつありますか?

・FBSの取引時間を教えてください

1つずつ見ていきましょう。

FBSの最低入金額を教えてください

FBSには、クレジットカード/デビットカードbitwallet銀行振込STICPAYPerfectMoneyといった入金方法があります。

各入金方法における最低入金額は、以下のとおりです。

各入金方法における最低入金額

【クレジットカード/デビットカード】:1EUR

【bitwallet】:1USD

【銀行振込】:150JPY

【STICPAY】:3USD

【PerfectMoney】:1USD

FBSでは、いずれの入金方法においても、最低入金額は低めとなっています。

FBSの入金に関して詳しく知りたい方は、以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

FBSの入金手段・方法を徹底解説!手数料や反映時間も紹介

FBSのスプレッドはどれくらいですか?

FBSの口座タイプごとの平均スプレッドは以下のとおりです。

口座タイプごとの平均スプレッド

【スタンダード口座】:平均1.3pips

【セント口座】:平均2.0pips

【マイクロ口座】:平均3.0pips

【ゼロスプレッド口座】:平均0.0pips

【ECN口座】:平均0.6pips

最もユーザーが多いスタンダード口座をはじめ、FBSでは全体的に若干広めのスプレッド水準となっているようです。

FBSのスプレッドに関して詳しく知りたい方は、以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

スワップポイント獲得に両建ては使えますか?

FBSでは、同一口座内の両建てであれば、スワップポイント獲得に利用可能です。

しかし、現状のFBSのスワップポイントで両建てによりプラススワップとなる取引銘柄が無いため、両建てによりスワップポイント獲得を目指すのは、厳しいといえるでしょう。

FBSの両建てに関して詳しく知りたい方は、以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

FBSは両建て禁止?両建て取引のルールや手法を紹介!

FBSに口座の種類はいくつありますか?

FBSには5種類の口座タイプ(スタンダード口座、セント口座、マイクロ口座、ゼロスプレッド口座、ECN口座)が利用できます。

なお、ECN口座以外の全ての口座タイプで、入金ボーナスキャッシュバックボーナスに対応しています。

FBSの口座開設を検討中の方は、以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

FBS(エフビーエス)の口座開設方法とは?口座タイプも紹介

FBSの取引時間を教えてください

FBSの取引時間は以下のとおりです。

【FBSの取引時間】

取引時間

夏時間

月曜日午前6時00分~土曜日午前5時59分

冬時間

月曜日午前7時00分~土曜日午前7時59分

上記の取引時間は、いずれも日本時間で表記しています。

まとめ

ここまで、FBSのスワップポイントの基本情報銘柄別の一覧表をはじめ、計算方法から活用方法まで解説してきました。

FBSのスワップポイントは目立ってマイナススワップが大きいものがなく、全体的な平均値も海外FX業者の中では低い水準にあります。

しかし、同時にプラススワップの数値も小さくなっているため、スワップポイント狙いの長期トレードに向いていない側面も有していると捉えることができます。

このような環境下において、通常と同じような取引をしていると、しなくてもいい損失を出してしまう状況にもなりかねません。

FBSの取引環境下において、スワップポイントを効率よく運用していくためには、記事で紹介した注意点や活用方法を上手く利用していくと良いでしょう。