Exnessは両建て禁止?両建て取引のルールや手法を紹介!

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海外FXには数多くの手法がありますが、その中でも「両建て取引」は有名です。

しかし、ルールや制限を設けている業者も多く、ルールに抵触してしまうとアカウント停止・取引の無効化・法的措置など重いペナルティを課されるケースもあります。

そこで、この記事ではExnessで両建て取引をする際の注意点や、Exnessで両建てするメリットなどについて徹底解説していきます。

重要な内容ですので、ぜひお読みください。

Exnessでは両建てが禁止されている?

両建て取引とは、同じ通貨ペアで「売り建て」と「買い建て」を同時に行うことです。

例えば、1ドル100円のときに取引したとします。

1ドルが120円まで値上がり(円安ドル高)したとすると、買いポジション20円分の含み益、売りポジション20円分の含み損がある状態です。

つまり、プラスマイナス・ゼロの状態となります。

一見すると無意味なトレードに見えますが、スワップポイントのサヤ取りなど、一定のメリットのある手法です。

メリットは、後に「Exnessで両建てする4つのメリット」で詳しく説明します。

Exnessでは両建てが可能

Exnessでは、両建ては禁止されていません

多くの海外FX業者では、両建てには条件や制限があるなかで、比較的珍しい特徴と言えます。

Exnessでは両建てが禁止されていない

Exnessでは、2022年3月時点で両建て取引は禁止されていません。

そこで、他の業者では禁止されている取引パターンであっても、それを活用してトレードできます。

多くの海外FX業者で禁止されている5つの両建て取引

Exnessでは両建て取引は禁止されていませんが、多くの海外FX業者で共通して禁止されている取引パターンがあります。

実際に海外FX業者で共通して禁止されている取引パターンは、次の5つが挙げられます。

1.複数口座間での両建て取引

2.重要経済指標発表時の両建て取引

3.他業者の口座を使った両建て取引

4.ゼロカットを利用した両建て取引

5.ボーナスを利用した両建て取引

ここからは、多くの海外FX業者で禁止されている両建て取引のパターンについて、特に注意すべきものを見ていきます。

1.複数口座間での両建て取引

海外FX業者では、基本的に口座を複数作り、それぞれ反対のポジションを持つことは禁止されているところがあります。

また、同じ通貨ペアだけでなく、相関性の高い通貨ペアも含まれるので注意が必要です。

2.重要経済指標発表時の両建て取引

米国雇用統計など、為替相場に影響を与える重要経済指標がいくつかあります。

多くの海外FX業者では、これら重要経済指標が発表されるタイミングで両建て取引することを禁止しています。

Exnessではこの取引は禁止されていないので、有効な手法の一つになります。

詳しくは「Exness両建てする4つのメリット」で解説していきます。

3.他業者の口座を使った両建て取引

海外FX業者の多くが、他業者の口座を使って両建て取引することを禁止しています。

これは上記1で説明した両建て取引を、1つのFX業者の複数口座ではなく、複数業者に口座を開設して行うパターンです。

Exnessではこの取引も禁止されていませんが、他業者のほうで禁止されていることが多いので注意しましょう。

4.ゼロカットを利用した両建て取引

海外FX業者の多くで、ゼロカットを利用した両建て取引が禁止されています。

ゼロカットシステムとは、レバレッジを掛けて、入金した証拠金を超える損失が出たとき、追証が請求されずリセットされるシステムです。

このゼロカットを利用することで、最大レバレッジが高くリスクが高い取引でも、「損失が出たポジションはゼロカット・利益が出たポジションは丸儲け」ということになります。

5.ボーナスを利用した両建て取引

多くの海外FX業者で開催しているキャンペーンや入金ボーナスですが、これらを利用した両建て取引が禁止されているところも多くあります。

ボーナスを利用して両建て取引すれば、少ない自己資金で利益を出せそうに思えますが、「提供サービスの悪用」と判断するFX業者が多いようです。

Exnessで禁止されている両建てはバレるの?

Exnessでは、2022年4月時点で両建て取引は禁止されていません

しかし、これまで説明してきた通り、両建て取引に制限を加えている海外FX業者が大半です。

「同じ業者内ならまだしも、複数業者を使って両建て取引をした場合はバレないのでは」と考える方もいるかと思いますが、以下で述べる理由から、両建て取引は原則バレると考えておいたほうがいいでしょう。

バレないようにするのではなく、まず禁止されているパターンの取引をしないように注意しましょう。

1.共通プラットフォームでバレる

2.ブリッジ業者からバレる

以下で詳しく見ていきます。

1.共通プラットフォームでバレる

海外FXでは、MT4やMT5といったプラットフォームを使ってトレードする場合がほとんどです。

これらプラットフォームの取引情報から両建て取引していることがバレる可能性があります

どのような方法で検知しているのかは開示されておらず諸説ありますが、口座名義を変更するなどの方法をとってもほぼ間違いなくバレるようです。

2.ブリッジからバレる

海外FXでは、ブリッジから両建て取引していることがバレる可能性があります

ブリッジとは

海外FX業者が利用する仲介業者のことです。

トレーダーが両建て取引したのが別の海外FX業者でも、それらの海外FX業者がたまたま同じブリッジを利用していると、情報がそこに集まることになります。

これがきっかけでバレることもあるようです。

Exnessで両建てする7つのメリット

これまで、禁止されている両建て取引のパターンや、バレるリスク、バレたときのペナルティなどネガティブな面を説明してきました。

しかし、Exnessでは上記の取引パターンが禁止されていませんので、両建て取引のメリットを受けられます。

ここからは、Exnessで両建て取引をするメリットを説明します。

1.重要経済指標発表時に強い

2.為替変動リスクに強い

3.レンジ相場で利益を出しやすい

4.スワップのサヤ取りができる

5.同一口座では証拠金が相殺される

6.トレンド発生の見極めに貢献

7.ロスカットを回避できる

順番に見ていきましょう。

1.重要経済指標発表時に強い

米国雇用統計など重要経済指標の発表前後は相場が大きく動く可能性がありますが、そのような際に両建て取引が有効です。

経済指標発表の少し前に、両建て取引をして売り買いの両ポジションを確保しましょう。

指標が発表された後は、損失が出たほうをまず決済し、利益が出た方は損失を十分カバーできたタイミングで決済しましょう。

2.為替変動リスクに強い

為替が大きく変動した際、片方のポジションは損失が出ますが、両建てしたもう片方のポジションではほぼ同額の利益が出るためプラスマイナス・ゼロとなります。

為替の変動が大きくてもこの関係は変わらないため、両建て取引は為替変動リスクに強いといえます。

為替変動の予想に自信がない方や、マーケットを静かに観察したい方におすすめの手法です。

3.レンジ相場で利益を出しやすい

両建て取引は、レンジ相場で利益が出しやすいというメリットがあります。

レンジ相場とは

波のように一定の価格水準(レンジ)でレートが動いている相場を指します。

両建てしつつ、利益が出た方のポジションを決済し、相場が反転するタイミングで反対のポジションを決済することで、効率的に利益が出せるのです。

4.スワップのサヤ取りができる

両建て取引は、スワップのサヤ取りができるというメリットがあります。

サヤ取りとは

スワップアービトラージとも呼ばれるもので、売りスワップと買いスワップの差額を利用して利益を出す方法です。

通常、売りスワップと買いスワップを両方保有するとマイナスになることがほとんどなのですが、ExnessではUSD/JPYにおいてプラスになることがあります。

理論上はほぼノーリスクで利益を出し続けられるのです。

5.同一口座では証拠金が相殺される

Exnessにおいて、同一口座内で両建てを行うと証拠金が相殺されます。

証拠金の相殺とは両建てポジションを保有しようとする際、先にエントリーしたポジションの証拠金を担保に、もう一方のポジションを保有するということです。

この作用により、Exnessでの両建てポジションの証拠金は「買い」と「売り」が相殺されて、実質0という状況になるでしょう。

同一口座内での両建てにより証拠金が発生していないため、ロスカットの対象となることもありません。

結果的に証拠金を気にすることなく、いつでも自分の好きなタイミングで両建てポジションに移行できます。

6.トレンド発生の見極めに貢献

Exnessで両建てポジションを持つことで、トレンド発生の見極めに貢献してくれるでしょう。

トレードを行う上でのポイントの1つとして、トレンド発生を察知することがあげられます。

しかし、相場は常にランダムウォークで動くため、トレンド発生と見せかけて騙しとなって戻ってくることも少なくありません。

見極めが難しいトレンド発生の兆候を感じたところで、両建てポジションをとっておくことで騙しによる被害を最小限度に留めることができるでしょう。

つまり、トレンド発生の兆しはあるものの、初動で入っていく自信がない時などに両建てを活用していくという流れになります。

最終的にトレンド発生が間違いないと分かったところで両建てを解消し、トレンドについていくようにしましょう。

7.ロスカットを回避できる

Exnessの両建ては、ロスカットの回避にも役立ちます。

両建てポジションへの移行は、含み益が出ている時から含み損を抱えている時までいつでも移行可能です。

証拠金維持率がロスカット水準に迫っている中で、相場に利益が見込めるにもかかわらずロスカットされてしまっては元も子もありません。

ロスカットされなければ利益が出ていた、という状況が発生すると余計に悔やまれます。

一時的な含み損に耐えている状況で、証拠金維持率がロスカット水準に迫っている時は、両建てポジションを取ることでロスカットを回避しましょう。

なお、Exnessのロスカット水準は0%と低めに設定されています。

無事に相場が反転し、含み益が出る方向への動静が確認できたところで、両建てポジションを解消しておきましょう。

Exnessで両建てする際の8つの注意点

ここからは、デメリットとまではいかないものの、両建て取引をする際に注意すべき点について説明します。

1.スプレッドが2倍かかる

2.売り買いどちらのポジションも損切りになるリスクがある

3.他の業者も利用する場合、そちらで両建てが禁止されている場合がある

4.マイナススワップによる損失

5.取引時間帯によってロスカットリスクが高まる

6.複数口座間の両建ては証拠金が2倍必要

7.他社とのロスカット差を意識する

8.仮想通貨CFDの両建てには決済条件がある

順番に見ていきます。

1.スプレッドが2倍かかる

冒頭の両建ての説明で、プラスマイナス・ゼロと書きましたが、実際にはポジションごとにスプレッドがかかります。

つまり、売りポジションのスプレッドと、買いポジションのスプレッドの2倍のスプレッドがかかるということです。

両建て取引のような薄い利ざやを狙う取引では無視できないコストになりますので注意が必要です。

2.売り買いどちらのポジションも損切りになるリスクがある

両建て取引では、原則プラスマイナス・ゼロになるのですが、レートの動きの激しいタイミングで両建てすると、売り・買いどちらのポジションも損切りになってしまうケースがあります

レートの動きがあまりに激しいタイミングでは両建て取引は避けるようにしましょう。

3.他の業者も利用する場合、そちらで両建てが禁止されている場合がある

上述の通り、両建てに制限が加えられている海外FX業者も多いです。

複数業者をまたいで両建て取引をしようとした時、Exnessでは両建てがOKでも、もう一方の業者で禁止されている場合があります。

複数業者をまたいでいても、ほぼ間違いなくバレるため、業者選びは慎重に行いましょう。

4.マイナススワップによる損失

Exnessの両建てを行う場合、長期間の両建てポジションを保有する場合はマイナススワップによる損失に注意が必要です。

スワップポイントは取引銘柄によってはプラススワップになることもありますが、マイナススワップの割合が多い傾向にあります。

また、スワップポイントは常に一定ではなく変化するという性質をもっています。

スワップがプラスになっていると判断して両建てポジションを保有していたとしても、対象銘柄がマイナススワップになっていたという可能性も往々にして考えられるでしょう。

長期間における両建てポジションをとる状況では、スワップポイントの変化を見逃がさないようにすることが大切です。

5.取引時間帯によってロスカットリスクが高まる

両建てによりポジションをたてている間は、取引時間帯によってロスカットリスクが高まる可能性があります。

ロスカットリスクが高まる背景として、時間帯による通貨流動性の低下に伴ったスプレッドの拡大が起因しているといえます。

スプレッドが拡大すると、拡大した分だけ保有ポジションの含み損が増えることになるでしょう。

仮に両建てポジションへの移行が、ロスカット水準の手前だったとすると、両建てポジション中のスプレッドの拡大によりロスカットされるという事態にもなりかねません。

両建てポジション移行へのタイミングは、スプレッドの拡大可能性など時間帯によっては損失が大きい状態からの移行に配慮する必要があるといえるでしょう。

6.複数口座間の両建ては証拠金が2倍必要

同一口座内での両建てでは証拠金が相殺されるExnessの両建てですが、複数口座間の両建てには証拠金が2倍必要となるため注意が必要です。

複数口座間の両建てになると、口座ごとに資金が別々に管理されています。

また、両建てをしている口座をそれぞれ単独で見てみると「買い」と「売り」のどちらか片方のポジションしか保有していません。

2つのポジションを単独で保有している状態となっていることから、実質的な証拠金も通常ポジションの2倍分は発生することになるでしょう。

7.他社とのロスカット差を意識する

Exnessで業者間の両建てを行う場合、他社とのロスカット差に注意が必要です。

Exnessのロスカット水準は0%と他社と比べると低い水準となっています。

海外FX業者の一般的なロスカット水準は20~50%です。

ロスカット水準に差がある状態で業者間における両建てをすると、他社で保有しているポジションのみがロスカットされてしまうという状況にもなりかねません。

業者間における両建てを行うときは、他社のロスカット水準に合わせたポジション管理を心掛けるようにしましょう。

8.仮想通貨CFDの両建てには決済条件がある

Exnessにおいて、仮想通貨CFDの両建てには決済条件があります。

両建てからの決済条件が設定されている仮想通貨はBCH(ビットコインキャッシュ)、ETH(イーサリアム)、LTC(ライトコイン)、XRP(リップル)です。

これらの取引銘柄では、両建てポジションを保有した後の決済に0.1ロット以上の決済条件が設けられています。

ただし、その中でもXRP(リップル)は10ロット以上の決済条件となっているため注意しましょう。

決済条件は、全決済だけではなく、片方ポジションの決済、部分決済など全ての決済に適用されています。

Exnessでできる6つの両建て手法

ここからは、Exnessで特に有効な両建て手法を6つ紹介します。

1.両建てナンピン手法

2.税金対策を狙った両建て手法

3.重要経済指標発表時を狙った両建て手法

4.業者間におけるスワップ差を活用した両建て手法

5.相関性の高い通貨ペアでの両建て手法

6.窓開けを狙った両建て手法

それでは順番に見ていきましょう。

1.両建てナンピン手法

一般的にナンピンとは、買った投資商品(株式や投資信託など)が下落した場合に、買い付けコストを引き下げることを目的に、さらに買い付けることです。

ナン(難)、つまり損を平らにすることから難平と書いてナンピンと呼ばれています。

FXの世界でもナンピンを活用できます。

具体的な数値例を使って解説します。

・1ドル100円のときに1ドル買付

・1ドル90円のとき(上記より円高ドル安)に1ドル買付

上記の2種類の取引を実行した結果、2ドルで190円、すなわち1ドル95円で取得できたことになり、はじめの1ドル100円のときより買い付けコストが下がっています。

ここで、さらに両建て取引を用います。

1ドル90円のときに、1ドル買い付けるだけでなく1ドル売りで入ります。

最後に、相場が反転するタイミングで両ポジションを決済します。

すると、買い付けコストを下げた状態で、買い増したポジションの損失を抑えられます

2.税金対策を狙った両建て手法

続いて、税金対策を狙った方法です。

FXでは、実現した利益に対して所得税がかかります。

たとえば、年末の時点で未決済の含み益があるとき、未決済のままにしておけばその年の所得税はかかりませんが、相場が反転して損失を出してしまうかもしれません。

そこで、両建てを利用することで年内の利益を事実上確保できます

3.重要経済指標発表時を狙った両建て手法

こちらはExnessだけでできる手法です。

その方法とは、重要経済指標の発表前に両建て取引を実行し、発表後に損失が出た方から決済する手法です。

詳しくは「Exnessで両建てする4つのメリット」で解説していますので是非見てください。

4.業者間におけるスワップ差を活用した両建て手法

Exnessでは業者間の両建てを使って、スワップ差を狙った両建て手法として有効に活用できるでしょう。

Exnessと他社の取引銘柄ごとのスワップポイントを比較して、高い「買いスワップ」低い「売りスワップ」を上手く組み合わせることで、少しでも多くのスワップポイントを利益として積み上げていけるようになります。

スワップポイントは、各FX業者によっても取引銘柄ごとに特徴があるものです。

Exnessの各取引銘柄におけるスワップポイントと比べてみて、「買いスワップ」と「売りスワップ」を合わせた時にプラスとなる取引銘柄を厳選すると良いでしょう。

5.相関性の高い通貨ペアでの両建て手法

Exnessで活用できる両建て手法に相関性の高い通貨ペアでの両建て手法があげられます。

通貨ペアの中には、同じような値動きをする相関性の高い通貨ペアが存在します。

クロス円でいうと、欧州通貨のユーロ/日本円(EUR/JPY)とポンド/日本円(GBP/JPY)やオセアニア通貨の豪ドル/日本円(AUD/JPY)とニュージーランドドル/日本円(NZD/JPY)などの通貨ペアの相関性が高いといえるでしょう。

また、欧州通貨やオセアニア通貨はクロス円だけではなく、ドルストレート同士でも相関性が高い傾向にあります。

色々な通貨ペアを観察してみて、自分好みの相関性が高い通貨ペアが見つかったら両建てに活用してみましょう。

6.窓開けを狙った両建て手法

Exnessでは、窓開けを狙った両建て手法も有効です。

窓開けとは?

通常、確定したローソク足の終値と次に確定するローソク足の始値は同じ価格のため、隙間が生じることはありません。

連続するローソク足の終値と始値に隙間が生じることを窓開けといいます。

窓開けは週の最後のローソク足と週の最初のローソク足との間に生じることが多く、窓開けで始まった相場は、一旦、窓を埋めるような動きが強い傾向にあります。

しかし、窓埋めは傾向が強いというだけで、必ず起こるものではありません。

窓埋めの性質を両建てに活用することで、よりリスクを下げた窓埋めができるようになるでしょう。

海外FX業者の両建ての禁止状況

ここまで、Exnessの両建ての特徴や活用できる両建て手法を解説してきました。

両建てに寛容なExnessで確実に両建てによる収益を出していくには、他の海外FX業者の両建て状況を把握しておくことが重要になってきます。

そこで、他の海外FX業者の両建てに関する禁止状況を紹介していきます。

海外FX業者の主な両建て禁止状況は以下のとおりです。

【海外FX業者両建て禁止状況一覧】

海外FX業者

業者間の両建て

複数口座間の両建て

同一口座での両建て

Exness

許可

許可

許可

Traders Trust 

許可

許可

許可

Tradeview

許可

許可

許可

Titan FX

許可

許可

許可

AXIORY

許可

許可

許可

FBS

許可

許可

(ゼロカット狙い無効)

許可

XM Trading

禁止

禁止

許可

iFOREX

禁止

禁止

許可

HotForex

禁止

禁止

許可

LAND-FX

禁止

禁止

許可

いずれの海外FX業者においても、同一口座での両建ては許可されていますが、その他の状況に違いがあるようです。

ここからは、両建てに寛容なFX業者と厳しいFX業者に分けてそれぞれ見ていきましょう。

両建てに寛容な海外FX業者

Exnessで業者間の両建てを行った時、もう一方のFX業者において「業者間の両建て」が禁止されていた場合、両建てで得た利益はペナルティなどにより出金できない事態につながってしまうでしょう。

このような事態に陥らないためにも、「業者間の両建て」が禁止されていない両建てに寛容な海外FX業者はチェックしておく必要があります。

そこで、両建てに寛容な海外FX業者を以下に抜粋しました。

「業者間の両建て」を活用する上での参考にしてみてください。

【両建てに寛容な海外FX業者】

海外FX業者

業者間の両建て

複数口座間の両建て

同一口座での両建て

Exness

許可

許可

許可

Traders Trust 

許可

許可

許可

Tradeview

許可

許可

許可

Titan FX

許可

許可

許可

AXIORY

許可

許可

許可

FBS

許可

許可

(ゼロカット狙い無効)

許可

Exnessで「業者間の両建て」を活用するには、Traders TrustTradeviewTitan FXAXIORYを利用してみましょう。

また、いずれの海外FX業者も共通で、スキャルピングが許可されているため、Exnessとの相性が良いといえます。

両建てに厳しい海外FX業者

次に、両建てに厳しい海外FX業者を紹介していきます。

Exnessで「業者間の両建て」を活用する際、間違ってもこれから紹介する海外FX業者を利用しないように注意してください。

禁止されていることを知らずに両建てに活用すると、ペナルティの原因になってしまうでしょう。

【両建てに厳しい海外FX業者】

海外FX業者

業者間の両建て

複数口座間の両建て

同一口座での両建て

XM Trading

禁止

禁止

許可

iFOREX

禁止

禁止

許可

HotForex

禁止

禁止

許可

Vantage FX

禁止

禁止

許可

BigBoss

禁止

禁止

許可

LAND-FX

禁止

禁止

許可

ご覧になって分かるとおり、XM TradingiFOREXなど大手の海外FX業者でも両建てに関しては厳しい禁止条件が設定されているようです。

紹介した海外FX業者の他にも両建てに厳しいFX業者は存在していますので、「業者間の両建て」を行う場合は、対象業者の禁止状況をチェックしてみてください。

Exnessの両建てに関するQ&A

最後に、Exnessでの両建てに関して想定される疑問や問題点を、以下の順にQ&A形式で紹介していきます。

Exnessの取引に両建てを活用する際の参考にしてみてください。

・Exnessでは自動売買を使った両建てはできますか?

・Exnessでの取引に禁止事項はありますか?

1つずつ見ていきましょう。

Exnessでは自動売買を使った両建てはできますか?

Exnessでは、自動売買システム(EA)を使った両建てが可能となっています。

多くの海外FX業者で自動売買システムは禁止されているため、両建てに自動売買が使用できるExnessは貴重なFX業者といえるでしょう。

Exnessでの取引に禁止事項はありますか?

Exnessの両建てでは、接続遅延やレートエラーを狙った両建てが禁止されています。

接続遅延は経済に影響を及ぼすような大きなニュースが発生したときなどに、取引サーバーに注文が殺到することで発生します。

注文の集中により取引サーバーの接続状況が悪くなる際に起こる接続遅延ですが、両建てに利用して得られた利益は出金対象とならないため注意しましょう。

両建てに寛容なExnessでは、あえてペナルティとなり得る取引を行ってリスクを抱える必要はありません。

まとめ

当記事では、Exness(エクスネス)における両建て取引のルールや手法についてまとめました。

・Exnessでは両建取引が禁止されていない

・複数業者の口座を使うなど他の業者で禁止されている取引パターンに注意

・禁止されている取引パターンはほぼバレる

・Exnessで両建て取引をする際にはメリットあり

・特に重要経済指標発表時を狙うのがおすすめ

ルールを守りつつ、両建て取引を上手に活用していきましょう。