海外FXの取引時間を徹底解説!稼ぐためにおすすめの時間帯やポイントも紹介!

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「海外FXの取引時間について知りたい」

「取引時間に稼ぎやすい時間帯はある?」

「海外FXの時間帯による値動きの特徴をおさえて稼ぎたい」

海外FXに興味がある方の中には、このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

海外FXでは時間のクセによって大負けしない時間帯や、人によって向いている時間、向いていない帯があるものです。

この記事では、相場に参加できる時間や稼ぐためにおすすめの時間帯、ポイントなどを解説しています。

時間帯やクセ、ポイントを理解しておくことで、しなくてもいい不要な損失を回避し、収益率を向上させていけるでしょう。

これから海外FXで取引を行っていく際の参考にしてみてください。

海外FXの取引時間

世界の為替市場は、常にどこかの国で取引されています。

日本の為替市場だけで考えると取引時間は09時~17時となりますが、世界には時差が存在しています。

時差の関係上、日本の為替市場で取引が終わる17時は欧州時間ではサマータイム制度適用時期を除いて朝の8時になるため、為替市場が継続していくというわけです。

しかし、24時間常に為替相場が変動しているとはいっても、いつでも取引ができるわけではありません。

そこで、海外FXで取引できる詳しい時間帯について見ていきましょう。

サマータイム制度とは?

サマータイム制度とは時間を1時間進める制度のことで、1年の中で特に陽が出ている時間が長くなる国や地域で採用されています。

この制度によって、昼の明るい時間をより多く過ごせるようになります。

サマータイム制度は主に欧州やアメリカなどで導入されています。

取引できる時間帯

まず、海外FXで取引できるのは月曜日から金曜日の平日がメインとなります。

取引できる時間は、サマータイム適用時期なら月曜日の朝6時から土曜日の朝6時までであれば可能です。

24時間というのは、月曜から土曜朝までなら早朝や深夜に関係なく、ほとんどの時間帯で取引ができてしまうということです。

海外FX業者によっては朝の日が変わる時間帯に若干の取引時間の差はありますが、わずかな時間差でしかないので、平日はいつでも相場での取引ができると考えて良いでしょう。

時期

期間

夏時間

(サマータイム適用)

月曜日06時~土曜日06時

冬時間

(サマータイム非適用)

月曜日07時~土曜日07時

取引できない時間帯

次に、相場に参加できない時間帯について説明していきます。

取引できない時間帯はサマータイム適用の夏時間であれば、土曜日の06から月曜日の06時までの土日をメインとした時間帯となるでしょう。

相場に参加できない取引不可能な時間とは、世界のメイン市場が共通して休みとなっている状態を指します。

世界的にみてみるとクリスマスや年の瀬、元旦なども共通した祝日となるので、それらの日が平日であったとしても取引時間が短縮され取引できないケースもあることを頭に入れておきましょう。

それでは海外FXで取引できる時間と取引できない時間が理解できたところで、各時間帯の流れをみていきましょう。

取引時間の特徴

海外FXではいつでも取引できるからといって考えなくむやみに取引していては、トレードによる安定的な収益は得られません。

世界の為替市場には3大マーケットといわれる3つの市場の特徴をおさえておく必要があります。

まずは、この3大マーケットの為替相場における時間帯や値動きの特徴が異なっている点を理解しておく必要があるでしょう。

・東京市場

・欧州市場

・アメリカ市場

東京市場

東京市場は主にアジア圏の国を中心とした市場です。

市場で中心に取引を行っている参加国は、日本をはじめシンガポールや中国などの国々があげられます。

東京市場は、オセアニア時間に続き9時から17時に取引されていて、市場が開いてから東京仲値の時間にかけて値動きが活発になる傾向にあるでしょう。

東京仲値とは日本円と外国通貨間で為替取引を行う際の基準レートの参考となるレートのことで、日本時間の9時55分時点のレートが仲値として参考にされます。

そのため、9時30分ころから金融機関がオーダーを受けた内容の取引をはじめるため市場が活発になるとされています。

オセアニア時間とは?

ニュージーランドのウェリントン市場やオーストラリアのシドニー市場といったオセアニア通貨をメインとする国が取引を行う時間帯。

サマータイム適用時期は6時、非適用時期は7時から東京時間がはじまる9時までの時間を指します。

欧州市場

欧州市場の参加国は、名前のとおりEU加盟国やイギリスを中心とした欧州圏の国々です。

取引時間はサマータイム適用時期が16時~26時、非適用時期が17時~27時。

欧州通貨のボラティリティが高くなる欧州市場は、全般的に東京市場よりも大きな値動きが起こりやすい時間帯となるでしょう。

東京時間で更新できなかった高値や安値であっても、その取引量の多さからあっさりと更新していくため注意が必要です。

また、欧州勢にはアーリーロンドンという早出勢力が存在します。

アーリーロンドンは欧州時間が始まる1時間前から市場に参加してくるため、15時(冬時間16時)頃から値動きが活発になってくるでしょう。

時期

取引時間

サマータイム適用

16時(15時)~02時(翌日)

サマータイム非適用

17時(16時)~03時(翌日)

※()内はアーリーロンドン参入時間

アメリカ市場

アメリカのニューヨーク市場は21時~翌日06時(冬時間22時~翌日07時)に取引されています。

ニューヨーク市場の特徴として、アメリカの経済指標発表や要人発言などにより新たなトレンドが発生しやすいということがあげられるでしょう。

世界経済の中心となるアメリカの経済指標の発表には、結果次第で相場を大きく動かす効果があります。

そのほか、23時(冬時間:24時)にはニューヨークオプションカットがあるため、この時間の値動きも意識する必要があるといえるでしょう。

オプションカットとは?

各国の通貨ペア毎に行われている権利行使期限のことです。

オプションカットでは指定価格帯にオプションと呼ばれる買いや売りの注文が入り、オプションカットの時間が近付くにつれ、オプション価格に値動きが収束する傾向があります。

海外FX業者による差

海外FXの取引時間は、FX業者による違いもあります。

多くの海外FX業者は1日の中で数分間、システム調整に時間を使っています。

メンテナンスの間は制限がかかり、取引ができなくなるため注意しましょう。

そこで、代表的な業者のメンテナンス時間を考慮した取引時間をまとめましたので、参考にしてみてください。

FX業者

メンテナンス外時間

サマータイム適用(夏時間)

サマータイム非適用(冬時間)

TitanFX

月曜日06時01分~土曜日05時55分

月曜日07時01分~土曜日06時55分

XM

月曜日06時05分~土曜日05時50分

月曜日07時05分~土曜日06時50分

GEMFOREX

月曜日06時10分~土曜日05時50分

月曜日07時10分~土曜日06時50分

BigBoss

月曜日06時05分~土曜日05時55分

月曜日07時05分~土曜日06時55分

業者によって数分ではありますが、違いがあることが分かります。

しかし、どの業者であっても取引時間をおさえておくことは重要といえるでしょう。

もし1週間の最終取引時間までに意図せず決済できなかった場合は、週を跨いでしまうため利用している業者のメンテナンス時間は把握しておきましょう。

海外FXでおすすめの取引時間

海外FXでおすすめの取引時間を3大マーケットそれぞれの値動きの特徴をもとに、次のポイントにしぼって解説していきます。

・どの時間に取引をしたらいいのか

・各マーケットの値動きはどのような人におすすめなのか

各マーケットの値動きの特徴から、自分がどの時間帯の取引に向いているか参考にしてみましょう。

東京タイム

東京タイムは取引通貨量が世界第3位を誇ります。

取引時間の間でもっとも値動きが活発となるのは東京仲値。

しかし、東京仲値を過ぎると値動きが穏やかになります。

全体をとおしてロンドン、ニューヨークに比べると値動きは大人しくなる傾向にあるでしょう。

3大マーケットの中でのボラティリティの低さから、急な値動きによる損失が生じにくいのが特徴としてあげられます。

そのため、コツコツ安定的な収益を積み上げていきたい人におすすめの時間帯といえるでしょう。

ロンドンタイム

ロンドンタイムは取引通貨量が世界第1位のマーケットです。

東京タイムの終盤頃から始まるロンドンタイムは、それまでの値動きを一変さえるほどに値動きが生じやすくなるでしょう。

東京タイムで更新できなかったポイントも軽く更新していくほどのボラティリティの高さを備えています。

なかでもポンドやユーロを中心とした欧州通貨の取引が多くなることから、メインの取引通貨が欧州通貨ペアという人にとっては稼ぎやすい時間帯といえるでしょう。

ニューヨークタイム

ニューヨークタイムは取引通貨量がロンドンに次いで世界第2位のマーケットです。

ロンドンタイムの中盤にあたる21時(冬時間22時)から始まります。

ここからの時間は、取引通貨量世界1位と2位が重複する時間帯となるため、1日のうちで値動きが最も活発になる時間帯といえるでしょう。

ロンドンとニューヨークの市場が新たなトレンドを発生させるケースが多くなる傾向にあります。

ボラティリティの高まりは最高潮なので、経験者にとっては稼ぎ時である反面、経験が浅い人には損失が膨らんでしまう危険な時間帯となります。

しかし、デモを活用するなどして経験を積んでいけば値動きのクセも掴めてくるものです。昼間は仕事で取引ができないという人は、ニューヨークタイムの取引で濃密なトレード経験を積んでいきましょう。

海外FXでやってはいけない時間帯

ここまで海外FXでの取引時間について解説してきましたが、取引できる時間帯であっても避けた方が良いとされる時間帯もあります。

リスクが高い時間帯を避けることで、しなくてもいい無駄な損失を低減できるでしょう。

そこで、海外FXでやってはいけない時間帯について解説していきます。

これらの時間帯のリスクを理解して取引に役立ててみてください。

・東京タイムの早い時間

・経済指標発表時

・要人発言の発表時

・大晦日と元旦前後

いずれの時間にも共通していえることは、スプレッドが開いているということです。

スプレッドは取引の流動性が低下している時に大きく開く傾向があり、スプレッドが大きい状態で取引するだけでもコストがかさみ、取引が不利に傾いてしまうでしょう。

東京タイムの早い時間

はじめに紹介する取引を避けた方がいい時間帯は東京タイムの早い時間、つまりオセアニア市場の時間帯です。

早朝5時~7時までの間は市場参加者が少なく、流動性が低下していることからスプレッドが大きい傾向があります。

値動き自体も小幅に推移するので、取引は控えた方がよいといえるでしょう。

無理にエントリーしてしまうと大きいスプレッド分の損失も加算され、手痛いダメージを被ることにつながりかねません。

取引を行うとしても、スプレッドが小さくなるタイミングを狙うようにしましょう。

経済指標の発表時

経済指標の発表時は、ボラティリティが高く相場が激しく乱高下するので避けるようにしましょう。

特に自分が取引している通貨ペアに関連するものやアメリカの経済指標には、より注意は必要になります。

これらの経済指標発表時には世界の投資家も取引を手仕舞って静観体制に入るため、スプレッドも大幅に開きます。

なお、それでも取引を行いたい場合は、経済指標の発表が終わって値動きの方向性が定まってからにしましょう。

アメリカの主な経済指標の発表時間は21時30分(冬時間22時30分)か23時(冬時間24時)に発表される傾向があります。

経済指標の発表時間は各FX業者が情報発信してくれているので、週末のうちに1週間の主たる経済発表を事前にチェックしておくようにしましょう。

要人発言の発表時

要人発言は、発言内容によっては経済指標発表に匹敵するほどの値動きを起こす可能性があるため警戒しておきましょう。

主に取引している通貨ペアに関連する中央銀行の総裁やメンバーの発言などに注目します。

とくにアメリカの要人発言時には注意するようにしてください。

取引する際は経済発表時と同じように、要人発言によって方向感が定まってからのエントリーを心掛けましょう。

要人発言の中には突発的で避けられないものありますが、大抵は事前に情報が開示されていあるので経済指標とあわせてまとめてチェックするようにします。

取引していて、意図しない方向への突発的な値動きが発生したときは、実は要人発言があったというケースもあります。

大晦日と元旦前後

大晦日や元旦前後といった年末年始は、値動きに関係なくポジション調整が行われることが多くなる傾向にあります。

そのため、値動きの予測が困難となるでしょう。

世界的にも休み基調が強くなる大晦日などは保有ポジションを手仕舞っておき、取引しないことが賢明です。

決済せずポジションを保有した状態でいると年末年始の相場変動により年始から含み損を抱えることで、1年の始まりが悲しいものとなってしまいます。

また、流動性が低下するためスプレッドも大きくなります。

年の瀬からは取引には適していない期間と割り切って、1年の振り返りと翌年への取引に備えるようにしましょう。

まとめ

海外FXでの取引時間は、土日を除く平日24時間のほとんどで取引可能です。

そのため、昼間に仕事がある人は夜間の取引、夜間に仕事がある人は昼間から夕方にかけて取引するなど柔軟に取引できるといえるでしょう。

しかし、いつでもむやみに取引すると勝率の下がる取引時間にまで手を出して、いらぬ損失を被ってしまいかねません。

自分が取引できる時間帯であっても取引に適さないタイミングであれば、時には静観するこも大切です。

記事で解説した取引時間の特徴やクセをしっかりと把握して、柔軟に対応していきましょう。