海外FXでゴールドは稼げる?役立つメリットや手法・最適な業者を解説!

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海外FXでの取引においてゴールドは稼ぎやすいのをご存じですか。

「海外FXでゴールドの取引に興味がある」

「ゴールドの特徴や手法が知りたい」

「ゴールドの取引に最適な海外FX業者はあるの?」

海外FXでの取引にゴールドを上手く取り入れることが出来れば、FXで稼げる幅が広がります。

しかし、何も知らずに手を出すことは、ゴールド取引の特徴からいって危険も大きくなるといえるでしょう。

本記事では、海外FXでのゴールド取引で失敗しないために役立つ情報やゴールド取引に最適な海外FX業者を紹介しています。

記事をとおして、海外FXでのゴールド取引の特性を押さえることができるため、ゴールド取引という新たな収益ルートを広げることができるようになるでしょう。

海外FXにおけるゴールドとは?

海外FXでのゴールドの取引は主に世界の基軸通貨であるドルで取引されており、一般にはXAUUSDという通貨コードで表記されています。

言わばXAUUSDは、ゴールドとドルの間で生じる差額を狙った差金決済取引というわけです。

ゴールドの単位には貴金属に用いられるトロイオンスという単位が使われていて、XAUUSDのレートが1,700.00の場合、トロイオンス単価が1,700.00ドルという価値に換算されます。

ゴールドの最も大きな特性として値動きが激しい、つまりボラティリティが高い点があげられるでしょう。

そのため、1日の値幅が為替取引とは比べものにならないほど変動する傾向にあります。

また、ゴールドのロット計算や取引時間、必要証拠金などは通常の通貨取引とは若干変わってきますので、それぞれ解説していきます。

・ロット計算

・取引時間

・必要証拠金

ロット計算

まずは、ゴールドのロット計算から解説していきます。

海外FXでは、ゴールドの1ロットは100通貨(100トロイオンス)で設定されています。

100通貨(100トロイオンス)という基準は、多くの海外FX業者での取引のベースとして共通しているでしょう。

海外FXで普段取引されている通貨のロット数100,000通貨や10,000通貨に比べると圧倒的に小さく感じますが、ゴールドはボラリティが大きく値動きが激しいため、このように設定されています。

また、ゴールドでは10pipsが1ドルです。

つまり、1pipsあたり0.1ドルという計算になります。

ドル円のレートが140円のときにゴールドを1ロット(100通貨)で取引すると、1pipsあたりの利益を円換算すると以下のとおり求めることができるでしょう。

1pips(0.1ドル)×100(通貨)=10(ドル)×140円=1,400円(円換算利益)

取引時間

海外FXのゴールドは、24時間取引できるわけではありません。

取引所にもよりますが約23時間と、通貨の取引時間よりも1時間ほど短くなっています。

終わりの時間は通貨取引と変わりませんが、海外FX業者によって取引の始まりの時間が1時間程度遅くなっているわけです。

ゴールドを取引している代表的な海外FX業者におけるゴールドの取引開始時間を比べてみましょう。

GemForex: 07:20(夏時間) 08:20(冬時間)

XM Trading:  07:05(夏時間) 08:05(冬時間)

Titan:     07:00(夏時間) 08:00(冬時間)

iForex:   07:01(夏時間) 08:01(冬時間)

Tradeview:  07:05(夏時間) 08:05(冬時間)

AXIORY:  07:00(夏時間) 08:00(冬時間)

海外FX業者によって若干の違いはあるものの、平均して夏時間は7時、冬時間は8時から取引されるという認識で問題ないといえるでしょう。

必要証拠金

1ロット100通貨のゴールドは、その数値の性質上から自ずと必要証拠金が高くなる傾向にあります。

具体的に証拠金がどのように高くなっているのか見てみましょう。

ドル円のレートが140円、ゴールドが1,700ドルの価格におけるレバレッジ500倍での必要証拠金を計算してみます。

1,700(ドル)×100(通貨)×140(円)÷500(倍)=47,600円(必要証拠金)

結果、レバレッジ500倍だと47,600円もの証拠金が必要ということになりました。

同じ状況下におけるその他のレバレッジの必要証拠金も算定してあるので、取引の際にレバレッジを何倍にすればよいかの参考にしてみてください。

参照レバレッジ

算定結果(必要証拠金)

100倍

238,000円

200倍

119,000円

500倍

47,600円

1,000倍

23,800円

2,000倍

11,900円

通貨取引に比べて必要証拠金が高くなる傾向にあるゴールドも、レバレッジ1,000倍や2,000倍などの高いレバレッジ環境下の取引なら少ない資金でも取引できるでしょう。

海外FXでのゴールド取引の特徴

ゴールドの取引では、ロット数やレバレッジが通貨取引とは若干異なっていました。

そうなると、その他の取引における特徴も変わってくるのが自然です。

そこで、海外FXでのゴールド取引の特徴として良いところと悪いところをそれぞれ見ていきましょう。

ゴールドの良いところ

海外FXでのゴールド取引における良いところを説明します。

・ボラティリティの高さ

・長いスパンで上昇傾向

・変われる時期が分かりやすい

ボラティリティの高さ

ゴールド取引の良い面の特徴として、ボラティリティの高さがあげられます。

1日の値幅も通貨取引の比ではありません。

通貨取引では1日の値幅が多くても数百pipsなのに対して、ゴールド取引は1日に数千pipsも変動することがザラです。

そのため、短時間に大きな利益を生み出すことが可能となるでしょう。

1日の値幅が大きくボラティリティの高いゴールド取引には、スキャルピングなどの短時間での取引手法が適しているといえます。

実際のゴールド取引でも、デイトレード以下の短い時間で取引するトレーダーが多い傾向にあるのが現状です。

長いスパンで上昇傾向

ボラティリティが高いゴールドは短いスパンだと荒いイメージがあります。

しかし、ゴールドの値動きを長いスパンで客観視してみると、上昇トレンドを形成していることが分かります。

短いスパンで見るとトレンドが激しく下降しているような局面であっても、長いスパンに置き換えてみると最終的には上昇トレンドに復帰してくるというわけです。

この値動きの特徴を知っていれば、たとえ一時的に激しく下落したとしてもロットを下げるなどして耐え続ける選択肢が生まれます。

そして、再びやってくる上昇トレンドで利益を狙えるようになるでしょう。

買われる時期が分かりやすい

ゴールドには買われる時期が分かりやすいというメリットもあります。

過去にゴールドが買われて急騰したのが、世界を巻き込むほどの規模の紛争による地政学リスクの高まりを受けた時や経済的ショックが起こった時でした。

「有事の際はゴールドを買え」というのは、昔からの相場格言として聞いたことのある人もいるでしょう。

また、ゴールドの値動きはドルの値動きと逆の動きをする場合があります。

つまり、ドルが絡む通貨ペアで全般的に急なドル安が進行するとゴールドの価値が高まるという逆相関の関係というわけです。

要は地政学リスクの高まりや経済ショックからのリスク回避のために、世界の資産がドルからゴールドに移動したと捉えることができます。

このようなゴールドの上昇タイミングさえ押さえておけば、トレンドにのれる確率も高まり収益を出しやすくなるでしょう。

ゴールドの悪いところ

次に、海外FXでのゴールドにおける悪いところを見ていきましょう。

・ロスカット確率が高い

・スワップがマイナス

・スプレッドの幅

これらの点をゴールドで取引する前からしっかりと把握しておけば、いきなり大きな損失を被ってしまうことはなくなるでしょう。

ロスカット確率が高い

ゴールドで取引すると、ボラティリティの高さからロスカットに合う確率も高まる傾向にあります。

値幅が通貨の何倍もあるため有効証拠金も激しく変動します。

結果、損失方向に一気に値幅が動くと、一瞬で証拠金維持率がロスカット水準にまで到達するというわけです。

通貨で取引している間隔でゴールドを取引すると、あっという間にロスカットされてしまうので証拠金維持率は通貨取引時よりも高めにすると良いでしょう。

コツとしては本来のロットを分割して、はじめは低めでエントリーしておきます。

その後、含み益が大きく出て証拠金維持率に余裕が出てきたタイミングで、分割したロットで追いかけていくようにするわけです。

はじめのロットさえ低く設定しておけばロスカット確率を下げつつ後からの追撃が可能となるため、よりリスクを抑えた取引ができるでしょう。

スワップがマイナス

ゴールドは、取引を提供しているどのFX業者においても、基本的に「買い」と「売り」のスワップポイントがマイナスです。

日をまたぐような長期的なトレードをしている限り、マイナススワップとしてスワップポイントが引かれる状態が続いていくわけです。

ゴールドの取引で長期的なポジション保有は激しい値動きによる損失リスクの高まりだけではなく、連日スワップポイントという損失も被ってしまいます。

よほど長期的に上昇する公算が大きいシーンでなければ、短期トレードで取引した方がよりリスクを下げた取引ができるでしょう。

スプレッドの幅

海外FXでのゴールド取引の特徴としてスプレッドの広さがあげられます。

多くの海外FX業者の通貨取引におけるスプレッドは平均して1pips前後となっています。

それに対しゴールドのスプレッドを平均すると、2〜4pipsと高い水準にあるわけです。

取引の手数料とも言えるスプレッドが広いというのはゴールド取引における悪い面といえます。

しかし、ボラティリティが高く値幅が大きい取引になるため、スプレッド分は収益でカバーできるでしょう。

海外FXのゴールドに最適な手法

海外FXでのゴールド取引に関しては、その特徴からリスクをより抑えるなら短期トレードの方が適している傾向にあります。

ゴールド取引における短期的なトレード手法で手堅く利益を上げる確率が高いのがレンジを視点としたトレードです。

そこで、短期トレードにおける順張りと逆張りに適したシーンを紹介します。

・順張り(レンジブレイク)

・逆張り(レンジ中)

レンジブレイク

まず紹介する王道とも呼べる順張りのタイミングがレンジブレイクです。

ゴールド取引に限らず通貨取引においても、多くのトレーダーが着目しているポイントといえるでしょう。

多くの人が注目しているということでブレイク時はレンジ中の仕込みや損切り、新規注文などが相まって、強いエネルギーが放出される瞬間となります。

この瞬間をピンポイントで狙うわけです。

レンジ中に値動きのサポートとレジスタンスとなる水平線を引いておき、どちらか一方のラインをブレイクしたら追いかけます。

通貨取引では早すぎるタイミングとなりますが、ゴールドの高いボラティリティだとワンタッチを待たずして追いかけても利益が狙えるでしょう。

レンジ中

ゴールドの取引において逆張りに適しているシーンはレンジ中のエントリーです。

レンジ相場が出現したらレンジの高値と安値にそれぞれ引いた水平線を意識しましょう。

この点はレンジブレイク時の順張りにも共通する点といえます。

逆張りの場合は、この状態から水平線の手前にきたところを逆張りでエントリーしていきます。

ポイントは、損切位置をいかに直近の水平線と近い位置でエントリーできるかというところです。

もし値動きがそのまま水平線で反発せずにブレイクしたとしても、素直に順張りに切り替えて追いかければいいので相場がどちらに転んでも柔軟に対応できるでしょう。

注意点としてボラティリティが高いので、イレギュラーな動きをしたら損切りを必ず執行することです。

守りをしっかりと固めて慎重に取引していくことが何よりも大切といえるでしょう。

海外FXでゴールドの取引業者を選ぶコツ

海外FXでのゴールドの特徴やトレード手法を紹介してきました。

本項からは、これまでの内容を活かしていくために海外FXでゴールドの取引業者を選ぶコツを以下のとおり解説していきます。

・スプレッド

・キャンペーンの開催

・約定力

スプレッド

海外FXでスプレッドが大きい傾向にあるゴールドを取引していくには、なるべくスプレッド水準が狭い方が得策です。

ゴールドのスプレッドは平均して2~4pipsあります。

この幅の中で、スプレッドが狭い業者と広い業者を比較すると、1回の取引で2pipsものスプレッド差が生じることになるでしょう。

少ない回数しか取引しないのであれば許容できる範囲のスプレッド差も、取引回数が多くなってくると馬鹿にできない損失といえます。

もし海外FXでの取引において本腰を入れてゴールドの取引をしていくのであれば、スプレッドができるだけ狭いFX業者を選ぶようにしましょう。

キャンペーンの開催

ゴールド取引をはじめるための業者選びでは、各海外FX業者が開催しているキャンペーンの内容も確認するようにしましょう。

多くの海外FX業者では入金や新規口座開設時、取引数などの条件を設けて、ボーナスポイントの配布キャンペーンを開催している業者が多く存在します。

ゴールド取引の間隔を掴む練習の場として、ボーナスポイントの利用はお得で魅力的なサービスといえます。

ボーナスポイントが多ければ、よりゴールドの取引経験が積めるため各業者のキャンペーンの開催は業者選びの基準には欠かせません。

約定力

ゴールド取引を行う業者選びのポイントとして、約定力の高さは外せません。

ボラティリティが高いゴールド取引において約定までの時間で手間取ると、その分損失が大きくなってしまいます。

約定力が低い業者で取引していると意図しない価格での約定になる傾向が強く、その注文価格差がトレーダーにとっては不利な方向に働きます。

自分が狙ったポイントで注文を完結させることは、一瞬で大きく値動きするゴールド取引においては重要です。

ゴールドの気を抜けない値動きに瞬時に対応していくためにも、より約定力が高い業者を選ぶようにしましょう。

海外FXでゴールド取引に適したおすすめ業者4選

海外FXにおけるゴールド取引の特徴や業者を選ぶコツを掴んだところで、ゴールド取引に適したおすすめ業者を4社紹介します。

業者

ゴールド取引に適した条件

Exness

・レバレッジ無制限

・ゼロカット採用

・約定力が高い

・スプレッドが狭め

・ロスカット0%

・1ドルから入金可

GemForex

・各種手厚いボーナスキャンペーンの開催

・レバレッジ1,000倍

・業界では低い水準のスプレッド

・高い約定力

・ゼロカット採用

・出金、入金手数料が無料

Titan

・約定力が抜群に高い

・業界で最も狭いスプレッド水準

・ゼロカット採用

・レバレッジ500倍

・日本向けサポートの充実

・スキャルピングに特化

FXGT

・最大レバレッジ1,000倍

・ボーナスキャンペーン開催(入金)

・ゼロカット採用

・スプレッドが狭い

・出金、入金の手数料が無料

・5ドルから入金可能

Exness

ゴールドはボラティリティが高く、通貨取引に比べてロスカットを受ける可能性も上がります。

そんな時におすすめな業者がExnessです。

Exnessの売りは何と言ってもレバレッジ無制限といえるでしょう。

さらにロスカット率が0%ということで、まさにゴールド取引に必要な要素が整っているFX業者です。

GemForex

GemForexでは、高いボーナスの提供が売りとなっています。

スプレッドは紹介している業者の中ではやや高めですが、業界では狭い部類に入ります。

また、スプレッド分を20,000円の新規口座開設ボーナスなどの各種ボーナスキャンペーンの開催や高い約定力でカバーしています。

Titan

Titanが提供するゴールドのスプレッド水準は業界で最も狭い水準となっていて、1.5pipsという狭さで取引できます。

約定力の抜群に高いと評判です。

ゴールドのような値動きが激しい取引には適した業者といえるでしょう。

ボーナスキャンペーンは開催していませんが、ボーナスが無くても十分に有益な取引ができるでしょう。

FXGT

FXGTはボーナスも提供しながらの狭いスプレッド、高めのレバレッジが売りです。

これといって特化したサービスはないものの、取引条件の良さは全体的に高水準です。

ゴールド取引に必要な要素を平均的に兼ね備えたマルチ対応の業者といえるでしょう。

まとめ

ここまで海外FXでゴールド取引における特徴や手法、取引業者を選ぶコツなどを解説しました。

ゴールド取引で大きな損失を被らないためには値動きの特徴を熟知し、通貨取引とは違う視点をもって取引に臨まなければなりません。

記事で紹介したゴールド取引における特徴をしっかり押さえておけば、なるべく怪我をしない取引ができるようになります。

それらを把握した上で、海外FXの取引にゴールドを取り入れていくかを判断するようにしましょう。